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宇宙の英知  作者: ツヨシ
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もちろん宇宙人の言語はわからないので、そのままだと宇宙人が話した言葉も聞いた言葉も理解することが出来ない。


が、それは問題ない。


宇宙人自身がその言葉の形態を、文法も単語も記憶しているのだから。


それを使って英語に翻訳すればいい。


つまり宇宙人の記憶そのものを、翻訳機にしてしまうのである。


この方法も私が開発した私の完全なオリジナルである。


それと同じ方法で、前に外国の言語を英語にしたことがあった。


とはいっても今私がすることは、私が開発した解析プログラムソフトを実行させるだけなのだが。


私はエンターキーを押した。


これでこの宇宙人の記憶は映像として、そして言語はテキスト文書として見ることが出来るようになる。


私は待った。


コンピューターの作業が終わるのを。


コンピューターは程なくして作業を終えた。


私は膨大な情報の中から探した。


Rが、そしてこの国が必要としている宇宙の英知を。



椅子に座ってただ天井を見つめていると、Rが部屋に入って来た。


「おい、どうしたんだ。さっきから何もしていないようだが」


私は小さな宇宙人を順番に指差した。

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