第八話:『佐藤 八重』
更新が遅れてすいません。これからも少し遅れるかもしれませんがどうかよらしくお願いします。
教室に帰ろうとした時、数名の人間の声が旧校舎の裏から聞こえた。
たまたま、俺達は帰りに遠回りをしたから通っているがここは人があまりこない場所…
しかも、会話が
『ねぇ…金、持ってきたわよねぇ?』
と明らかにイジメだった。
しかし、俺達は気付かれない様に通り過ぎた…もちろん、助けないのは理由があるからだ。
俺達が教室に着くと
「あら汐紫…来てたの?」
「あぁ…屋上で寝てたらいきなりコイツが来たからな…起きるしかないだろ」
と会話をしているとクラスの端で会話をしていた女子が
『そうそう、冥界相談所って知ってる?』
と会話が聞こえた。
俺達の仕事はこんな風に噂からなっている。
もちろん、必ず近くに恨みを持つ人間がいる時だけ…
言うなれば、恨みを持つ人間がいる所へ噂が流れる様に冥界が操作をしているのだ。
「近い内に仕事が入るかもな…」
と俺が言うと二人とも頷いた。
その日の夜…
俺は静と汐紫の事を説明し二人とも泊めて貰うことが決まった。
そして、食事を食べ終わり、ゆっくりしていると…
ピリリリリ
と携帯の電子音がなり響いた。
俺は携帯を取り出しディスプレイを見ると
【冥界相談所】
と書いてあった。
俺は電話を取った。
「もしもし、紅舞ですが…」
と言うと受付役の女性の声が聞こえた。
「依頼がありました。
住所は送りますので依頼内容を確認の後に実行してください」
と言い電話が切れ、同時にメールが届いた。
メールには地図があり依頼主の家が赤く点滅していた。
とりあえず俺は死神の服装に着替える為に部屋に戻った。
部屋に戻ると壁に掛けていた侍が身に着けていそうな服装に着替えた。
俗にいう袴だ。
色は死神の正装と言う事で黒が主体だ。
死神の正装は武器を決めた時に選ぶのであまり重なる事はない…
とにかく俺は着替えた後に冥界から持ってきた【妖刀・焔】を腰にさし草履を履いて出かけた。
依頼主の名前は佐藤 八重
昼間イジメを受けていた女子だ…
眼鏡をかけており髪は黒く三編みをしている。
よく言う頭のいい女子の委員長と言う感じだ。
そして、俺は人気のないビルに到着し携帯を操作し魔法陣を描いてある画像を再生させた。
すると、地面にその魔法陣が現れ光り始めた。光る魔法陣は輝きを増していき俺はその中心に立った瞬間、魔法陣と共に消えた…
そして、出てきたのは依頼主の佐藤八重の部屋…
佐藤は驚いていたがこん反応はいつも見ているから慣れていた。
俺はゆっくりと口を開いた…
「冥界相談所を御利用頂きありがとうございます。
私達は強盗や殺人など依頼を遂行しますが…それに見合った代償を頂きます。
さぁ…あなたの願いを…」