表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/25

第三話:『吸血鬼』

その日、恵を寝かせ俺は外に出る。

大きい家に幸せな家庭…

昔の俺もそうだったのか…

いや、思い出すのはよせ…今は依頼人を守れ…

そう思いにふけていると気配がした。

「来たか…」

そう呟くと目の前に牙を生やした人間がいた。

「吸血鬼か…さらにやっかいな…」

そう言って腰にある刀を抜く。

相手は吸血鬼に血を吸われた人間。

つまり、後天性吸血鬼だ。

すでに人間ではない…

ただ救いがあるとすれば…

「死、だけだ。」

そして、俺は集中した。

「ざっと、10人か…」

それを合図に戦いを始めた。

移動しながら攻撃をする。

一体…二体…三体…

順調に倒し続ける。

「なんだ…この違和感…」

刺客にしては弱い…

その時、気が付いた。

「囮…か」

チッ!と舌打ちをして雑魚を片付ける。

恵の部屋へ行くと予想通り吸血鬼がいた。

「予定より早いですね。」

と俺を見てそう言うと恵をチラリと見て再び俺を見る。

「やはりあなたを倒さなければ手に入りませんね…」

そう言うと敵の爪がジャキンと伸びた。

俺も剣を構え両者戦い戦いの準備をした。

先に動いたのは敵…

俺との距離を一気に縮めた。

しかし、俺は焦らずに横に飛び避けた。

そして、敵が俺を見て驚いた。

「その銀髪…紅舞!」

そう俺の髪が綺麗な銀色になっていた。

俺はその時、クスリと笑い

「くく…もう、遅い…お前はここで死ね。」

と今まで違う雰囲気が漂い始めた。

敵は明らかに恐れ始めていた。

「死ぬ前に答えろ、黒幕は誰だ?」

と聞くとビクリと体が動いた。

そして、敵はうオォぉォと叫び変形する。

「こいつ…後天性吸血鬼だったのか…」

後天性の為に力が収まりきらず力が暴走を起こしているのだ。

ガッシャ〜ンと言う音と共に俺は敵と一緒に窓から落ちた…


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ