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第20話:『平穏』

二人で駅前まで行く途中で学校の近くを通った。

校門は閉まっておりその前にマスコミ達が集まっていた。

そして、校門には警察達が必死にマスコミ達に帰る様に説得していた。

俺と恵はそれを横目に見ながらも先へ進んだ。

駅前に着き、恵に買い物を付き合わされた。

俺は恵が下着を買いに行ったので下着が売ってあるデパートの三階で休んでいた。

恵が言うにはブランドばっかりじゃなくこう言う所だからこそ良いのがあるらしい…

どっちにしろ俺には分からない話だが…

カフェオレを飲みながら逆ナンしてくる女を断る事、約13回。

やっと恵が帰ってきた。

「ごめ〜ん。

じゃぁ行こっか」

と一緒に歩き出すと最後に逆ナンしてきた女が少し悔しそうに恵を睨んでいた。

その後、帰る前に恵がよく行くと言う喫茶店に行くことになった。

駅前から少し離れ人通りが少なくなって来たところにその喫茶店はあった。

One day

そう小さく書かれた看板がさらに寂しさを増していた。

カランカラン…

と扉を開けると同時に

「いらっしゃいませ〜」

と女性の声がした。

俺と恵が一歩前に進むと

「二名様ですか?

こちらへどうぞ〜」

と青い髪に金色の瞳のウェイトレスの女性にカウンターの前へ案内された。

俺と恵は目の前にあるメニューを手に取った。

「えっと…イチゴケーキのセットをカフェオレで」

と恵が先に頼み続いて俺が

「タマゴサンドにアメリカンで」

と頼むとマスターは静かに作りだした。

店は静かで俺達以外に客は誰も居なかった…

さらに夕日が窓から差し込みとても綺麗だと思えた。

しばらく窓から外を覗いていると

「恵〜久しぶり〜」

とさっきのウェイトレスがやってきた。

「久しぶり〜べル〜」

恵と知り合いらしく世間話をしていた。話が終ると俺を見て

「こちらは?」

と聞かれ恵が紹介を始めた。

「彼は紅舞」

そう紹介され俺は静かに頭を下げた。

「紅舞、こちらは」

と紹介しようとした時

「私はべル、本名はヴェル・セイントクロス

長いから短くしてベルって呼んでね」

と見つめられたが目を見れば見るほど吸い込まれそうな感じになり気分が悪くなる…

目を反らしカウンターに視線を戻すとマスターが頼んだ物を出してくれた。

俺はコーヒーを見つめていた。

いや正確にはコーヒーに映っている自分の目を見ていた。

セピア色の瞳…

見れば見るほど殺してきた人を思い出す…

まるで…俺の瞳は返り血で濁っているようだった…そしてベルもそんな俺をまるで監視するように鋭い目で見ていた…

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