表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/25

第十九話:『変化』

目を覚まし洗面所に向かった。

身だしなみを整え食事に向かうと既に皆が食事をとっていた。

しかし、恵だけ手をつけていなかった。

どうやら、俺を待っていてくれたらしい…

俺は恵と目を合わせてから一緒に手を合わせ食事を取り始めた。

この時から俺は違和感に捕われていた…

今まで食事はとっていたが味は薄くあまり美味しいとは思わなかった。

しかし、何故かこの時、一口食べるととても美味しいと思った…

俺はついつい

「何か…変えたのか?」

と聞いてしまった。

しかし、料理を作ったメイドさんは『いえ…特には…』と返され俺は不思議に思いながらも食事を全て食べた。

そして、学校に行こうと用意をしようとした時…

プルルル…

プルルル…

と電話の音が二回した。

どうやらメイドさんが出たらしい

そして、俺達が各自の部屋に行こうとした時…

「皆様、先ほど学校からお電話があり

本日は臨時休校にするそうです。」

とメイドさんが言ってきた。

俺達は驚き『え?』っと声を漏らしてしまった。

するとメイドさんが詳しく話をしてくれた。

「どうやら、本日皆様の学校で変死体が複数見つかったとかで警察の方々が来ているそうなんです。

その為か臨時休校になったそうです。」

っと言われ俺達の昨日の依頼を思い出した。

たまにこんな事があるので俺達は心の中で(昨日のやつか…)と呟いていた。

とりあえず学校は休校になったので俺達は部屋に戻りのんびりする事にした。

俺は部屋に戻ると携帯を取り出しニュースを見た。

「変死体…変死体…っと…あった、え〜っと…学校内で体のあちこちが食べられたようにぐちゃぐちゃな死体が5つ?」

その文を見て俺はおかしいとすぐに分かった。

「待てよ…俺達は三人だ…それを入れても二人多い…まさかあそこの近くにハグレがいたのか?」

と推測していたが推測は所詮推測、そうだとしても結局警戒するしかないので深く考えるのは止めてとりあえず警戒を怠らない事にした。

そして、携帯をいじっていると

コンコン…

っとノックが聞こえた。

「はい…どうぞ…」

と少し大きな声で言うと『お邪魔しま〜す』と恵が顔を出した。

そして、突然俺の前に立ち

「ねぇ?今…ひま?」

と聞かれた。

俺は正直に

「あぁ…」

と答えると少しニヤリと笑いこう続けた。「ねぇ…買い物に付き合ってよ」

っと目を輝かせて言った。

俺はこのまま部屋に居ても変に考え込んでしまうので気分転換にいいと思い

「分かった」

と答えた。

今日は学校がないので食事が終わってから部屋に戻った時点で着替えはしていたのですぐに二人で出掛けた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ