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第十五話:『学園』

『聖女』

汐紫が言ったその言葉が頭の中で何回もリピートをした。

(聖女だろうがなんだろうが俺には関係ないはずなのに何でこんなに考えてるんだ?冷静になれ…)

と無理に冷静になったがいつの間にか俺は恵を見てしまっていた。「…であるからここはこうなる。

そしてこのXは…」

と授業が淡々と進む中で俺は授業に集中できなかった。

き〜んこ〜んか〜んこ〜ん…

とチャイムがなり級長が簡単な挨拶をすると昼休みになった。「紅舞、顔色悪いよ?大丈夫?」

と気が付けば目の前に突然、恵の顔がアップで映っていた。

「え?うわ、わ!」

ガタン!

と俺は椅子と一緒に倒れてしまった。

恵は反射的に目を閉じたのだろう、目をゆっくりと開き

「くす、大丈夫?」

と笑いながら手を差し出してくれた。

俺は『すまん』と手を握り起き上がった。

(たく…何を焦ってるんだ俺は…)

と不思議に思いながらも倒れた椅子を立て直し座った。

すると机に恵が自分の弁当ともう一つの弁当を机に置いた。

「なんだこの弁当は?」

と俺が聞くと

「私の分と紅舞の文だけど…なんで?」

と当然の様に答えた。

これは『いや、なんでも…』と戸惑いながら箸を握った。

弁当を開けると二段になっており、上は白いご飯がぎっしりとつめられており、下には玉子焼きやハンバーグと言ったオカズが沢山あった。

「これ全部お前が?」

と驚きを隠せずに聞いてしまった。

「えへへ、料理は小さい頃から作ってるから自信あるんだぁ」

と自慢気に返してきた。

俺は一口ハンバーグを一つ取り口に運んだ。

横では恵が目を輝かせて感想を待っている。

「ん?うまい…」

心から自然に出た言葉だ。

「ほんとに?!」

と恵は俺の言葉を聞きとても嬉しそうな顔をしていた。

俺はこの時、こんな生活も悪くないな…

と思った…

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