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第十一話:『魔族』

ウガァ

と奇声をあげながら何度も襲ってくる黒い犬…

その攻撃を受ける度に攻撃の瞬間だけスキがあることに気が付いた。

俺は刀を構え犬を待った。

ウガァァ

と現れた次の瞬間、ザシュ…と音がし黒い犬は消えた。

「ふむ…まだ戦う時ではないようですね。

ならあなたにピッタリの相手を呼んであげましょう…」

と言い突然、魔法を唱えだした。

男が唱え始めると魔法陣が現れ赤紫色に輝きだす…

そして、その中から角の生えた人外な生き物を呼び出す。

「なるほど…デーモンか…」

相手が呼び出したのは西洋の上級悪魔のデーモンだった。

しかも、ご丁寧に頭は羊の様な頭をしており黒い羽もある。

体もゆうに2mは越えている巨体だ。

男はデーモンを召還してすぐに影の中に消えた。

「置き土産か…仕方ねぇ…殺るか…」

と俺は戦闘の体勢をとった。

今まで長年仕事をしてきたがデーモンを相手にしたのは数回だけだ…

しかも、全てギリギリの戦いをしてきた…ガァ!

と声がすると影がいくつも枝分かれし、俺を四方から囲いこむように襲ってきた。

俺はとっさに跳ぶと今度は真っ正面から爪が襲いかかってくる。

それを剣の腹で受け止めると今度は着地するであろう場所に魔法陣が浮かび上がった。

そして、着地と同時に魔法陣が爆発した。

俺は直撃こそ免れたが爆風によって壁に背中からぶつかった。

壁は勢いでへっこんでしまい、俺が前を見た時にはデーモンはもう攻撃してこようとしていた。

攻撃の威力、コンビネーション、戦略、全てが悪魔の中でも秀でているだけはあった…

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