レトロ自販機
家の近所に、昔からある自販機がある。
昔はトラックステーションとして、今は道の駅として動いているそこは、24時間の休憩所として使えるようにしているらしい。
ただ、普通のペットボトルや缶を売っている自販機じゃなくて、中で簡単に調理をしてくれて、それを出してくれるものだ。
今や全国でもごくわずかとなってしまった調理式自販機とでもいうこれは、手野グループが昔実験的に作ったものの生き残りらしい。
元々は自動販売機製造をしている手野機械が作り、そこにアツアツのごはんが食べれたらいいという社員の声を受けて調理式自販機を作ったという経緯があるという。
細かいものはいいとして、自販機は合わせて2種類4機。
メニューは決まっていて、うどん用自販機からは3種類、ラーメン用自販機からは2種類、それぞれ提供される。
うどんはだしは固定で上の具材が素うどん、きつねうどん、かき揚げうどんのどれかを選択。
ラーメンは具材がメンマ、チャーシュー、ネギと固定で、スープが醤油か塩のどちらかを選択。
今は機械側のメンテナンスは手野機械、具材やだしと言った食材側のメンテナンスを手野加工が行うことになっているらしく、機械表面には中身がなくなったら手野加工へ、機械が動かなくなったら手野機械へ、と電話番号が記載されている。
ちなみに値段はうどんが450円、ラーメンが400円だった。
どれを選んでも、同じ値段というのは良心的なのかもしれないが、少し物足りなさもある。
一応は、よこには冷凍自販機もあって、さらには電子レンジも置かれているから、これだけというわけではない。
ただ、ここに来ると必ずこのうどんや食べてからほかのものに目が行ってしまう。
それぐらいレアな自販機ということだ。




