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幽愁の月

作者:巫部朱莉
 陽国禁軍将軍、虎梁(ふーりゃん)は憂いていた。
 彼女の正体は、陽に滅ぼされた渓国の王位継承者の姫・月潤(ゆえるん)だった。渓国の王族に連なるものは皆、水を操る術を身に着けていた。中でも王はあらゆる液体を操ることができ、更に国宝の笛、翔霞(しゃんしゃ)を用いて希少な宝石、月雫石(げつだせき)を生み出すことができた。その月雫石(げつだせき)を狙った隣国の陽により渓は攻め滅ぼされた。祖国の仇討ちのため、国の再興のため、月潤(ゆえるん)は生き残った同胞たちの思いを一身に背負い、身分を偽り、名を変え、陽国の軍に入り将軍にまで上り詰めた。
 仇敵の王、武戴(うーだい)を討つため一心不乱に階級を上げてきたが、位が上がるにつれて武戴(うーだい)と接することが増え、聞かされてきた祖国の仇の姿と、実際の王の為人(ひととなり)の乖離に苦しむ。本当にこの人物が、渓を身勝手な理由で滅ぼした張本人なのか分からなくなり、仇討ちを躊躇うようになっていた。そしてそんな自分に、一族再興の思いが重たい枷となって圧し掛かっていた。
 果たして虎梁(ふーりゃん)は王を斃し、故国を再興できるのか。月の名を抱く彼女の運命やいかに。
月潤(ゆえるん)①
2025/05/23 16:29
武闘大会①
2025/05/26 11:22
武闘大会②
2025/05/27 10:41
夏魁(しゃくい)①
2025/06/02 09:40
夏魁(しゃくい)②
2025/06/03 11:14
梨花(りふぁ)③
2025/06/09 10:15
帰城
2025/06/09 10:29
朝議
2025/06/11 10:35
深夜の訪問者
2025/06/13 09:55
遡州からの報告
2025/06/13 10:18
荊闇(けいあん)
2025/06/13 10:43
突然の拘束
2025/06/16 11:01
尋問
2025/06/16 13:49
信じる理由
2025/06/18 10:15
寧の侵攻
2025/06/18 10:36
暴露
2025/06/18 15:15
昇華
2025/06/23 10:24
求婚
2025/06/23 10:53
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