会議室と控室
城野司令「さて、会談が1週間後に迫っているが調子はどうだね?」
霧島隊が発足して約9ヶ月が過ぎようとしていた。
重吾が下水道事件から帰って半月が過ぎていたが、その間何事も無く訓練に励んでいた。
白狐と黒狐の子はそのまま地下に引き取られ、白狐は【プティー】黒狐は【ヴァイ】と名付けられ、智華の元で元気に育っていた
霧島「問題ない」
木月「霧島くん?報告をしに来たのですよね?それは報告ではないですよ?」
霧島「うぅ、霧島隊…つつが無く…重吾と大己両者…護衛出来ます…」
普段あまり喋らず長文になるとどう言えば良いか分からなくなってしまい辿々しくなってしまったがなんとか現状を伝える霧島
城野司令「木月さんにはご苦労をおかけしております。会談の日程は3日、その後日本国内を1週間かけての視察になる。」
霧島「承知しました。伝えて…おきます」
木月「泊まる場所などの手配は済んでいるのでしょうか?」
城野司令「既に手配しておりますよ。日本は災害大国、今回の変革にもある程度の対応ができた為ホテルや旅館も1ヶ月後には再開、多くの避難民を受け入れてくださいましたし、大変助かりましたよ」
木月「それは良かったです。そう言えばあの小狐たちはどうなりましたか?」
城野司令「とても可愛がっていますよ。白い子はプティー、黒い子はヴァイと名付けています。既に普通の狐の倍の大きさはあるんですがね」
木月「それを聞いて安心しました。それにしてもそんなに早く大きくなるとは思いませんでした…やはり魔物という事でしょうね。」
城野司令「これからも研究は必須でしょう。」
木月「ではそろそろ戻りますね。霧島君も退屈そうなので」
霧島「そんな事は…」
城野司令「気を遣わなくても大丈夫だよ?いつも通り霧になって消えてても」
霧島「後で何をされるか…」
木月「まぁ実験で能力を酷使して進化させると言う話もありますし、基本的には問題ありませんよ?」
霧島「なら先に帰ってます」
木月「私もお暇させていただきますね」
そう言うと木月と霧島はいつもの部屋へと帰っていった
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霧島隊待機室
重吾「大己、強化はどのくらい出来る様になったんだ?」
大己「おう!聞いて驚け!今までは10倍が限界だったが、今は17倍だ!」
重吾「おぉ〜、7倍の差はデカいな!」
大己「ふふふ、まだ驚くのは早い!そして他の人にも身体強化ができる様になった!」
重吾「それは…凄いな!戦術も増えるし生存率も上がるな!」
大己「まぁその代わりまだ3倍程度しかかからないんだけどなぁ」
真嶋「それでも随分違うと思うぞ?」
冴島「そうっすね、元々耳のいい真嶋先輩にかけるとさらに音も聞こえるっすから、どんな強襲にも対応できるっす!」
真嶋「それだけじゃない、要人にその能力を使えば要人自身がある程度自衛できる様になる、それは守る側からしてもありがたい」
大己「そう言う重吾はどうなんだ?」
重吾「うぅ〜ん、指標がある訳じゃないし曖昧にはなるけど、大体ドラム缶が潰せるくらいかなぁ」
真嶋「人間なんかペチャンコじゃないか?間違っても人にはその力で使うなよ?」
大己「俺ならなんとか耐えられるかなぁ…」
冴島「私は勝てる!」
真嶋「無理だろう、範囲も威力も前とは違うからな!今なら大己と重吾でいい勝負だろうな!」
冴島「そんな事ないと思うけどなぁ…」
大己「今度勝負しような!」
重吾「いやだよ、どれくらいの力が使えるのかまだ未知数なんだし…」
真嶋「それもそうだな!まぁ無理に戦う必要は無いさ!そろそろ隊長達も帰ってくるし、会議の準備するぞ」
冴島「はいっす!」




