子狐のゆくえ
重吾「ただいまぁー」
重吾、真嶋、木月が部隊部屋に戻ると隊員と智華が待っていた
大己「おう!おかえり!大変だったみたいだな!」
冴島「おっきいスライムに狐ですか…おっきい狐さん見たかったかも…」
真嶋「なら代わるか?臭いし薄暗いし敵は出てくるしいい事ないぞ?」
冴島「いや、やめときます…」
智華「期待はしてないけどいい子いた?私と気が合いそうで可愛くて強そうな子」
真嶋「紹介しようと思ったけど…こいつにこき使われるのかわいそうだしやめとくか?」
重吾「真嶋さんが身代わりになるので有れば良いんじゃないですか?」
大己「それにこいつ、案外面倒見良いしとりあえず引き合わせてみたらどうだ?」
智華「案外って付かなければ良かったんだけどなぁ、後で覚えてなさい」
真嶋「墓穴掘ったな」
大己「うげぇ〜」
智華「良いからさっさと行くわよ!後大己は許さないからね?」
そう言い残し部屋を順番に出ていく
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基地内訓練所一角
霧島隊は魔物たちが収容されている基地内の訓練所一角へと来ていた
そこには檻に入れられた魔物たちが等間隔で入れられており、魔物たちの声が響いていた
大己「こんな所で魔物たちを管理してんだな」
冴島「少し可哀想っすけど仕方ないっすからね」
重吾「魔物化する前の動物が分かるものもいれば素がなんなのかよく分からない物もいて…多種多様ですね」
真嶋「そりゃそうだろう、もしかしたら元人間なんてのもいるかもな!…冗談だから本気にしないでくれ」
霧島「デリカシー皆無」
木月「真嶋くん?どうせ耳も痛いでしょうし先に部屋に戻ってても良いですよ?」
真嶋「木月さんのその言葉が痛い…しかし、実際問題耳が痛いのは本当なんですよね…って事で後お願いします!」
そう言って入室前からずっと耳を押さえていた真嶋は回れ右してそのまま部屋をそそくさと出ていった
木月「霧島くん?サボろうとしないようにね?」
霧島「うっ…」
一同は少し歩いて今回保護された狐の子供達の元へやって来た
そこには7匹の子狐たちが並んで動物用保育器に入れられていた
智華「可愛いぃ〜」
重吾「自分があった時は下水道だったけど、綺麗になったら尚のこと可愛いね」
大己「そりゃ動物の赤ちゃんなんだから可愛いだろう…」
智華「水差さないでくれる?」
冴島「これは大己くんが悪いっすね…」
大己「すんませんでした…それにしても赤狐って呼称なのに赤くないのが2匹もいるんだな」
木月「あぁ、その子たちは恐らく変異体とアルビノでは無いかと思われます。同時に生まれてくるのは奇跡に近いとは思いますが、魔物化に当てられたと考えると不思議では無いのかも知れませんね」
冴島「私もこの子達見ないな子と契約したかった…」
大己「ねーちゃん…またクロウに怒られるぞ」
冴島「いつもの事だから良いの!」
木月「この子はいつもこの調子で?」
霧島「ごめんなさい…」
木月「躾が大変そうです…」
冴島「私教育じゃなくて躾なの?動物扱いなんですけど⁉︎」
木月による冴島の教育…もとい躾が始まるのであった
閑話休題
智華は7匹の子狐たちを見て元気よく宣言した
智華「決めたわ!私白い子と黒い子2匹とも育てるわ!」
木月「大変な事を分かっていますか?」
冴島「生き物を飼うって責任が伴うんだよ?」
高校生組「「「あんたにだけは言われたく無いわ!!!」」」
木月「冴島くんがどんな立ち位置なのか大体わかって来ました…しかし冴島くんの言うとおりで、生き物を育てるのには相応の責任、覚悟が伴います。大丈夫ですか?」
重吾「木月さん、そこは大丈夫だと思いますよ。大己が隊室で言っていたように、智華は面倒見もいいし、生半可でそんなことを言う子じゃありませんから」
大己「あとあいつの母ちゃんそう言うのめっちゃ怖いしな!」
智華「木月さん、お父さんから許可取れたら良い?」
木月「…分かりました。では城野司令に許可を取ってからですよ?」
そうして智華の元に白狐と黒狐が引き取られた
最近暑いですね
スタミナ足りなくて夏バテ気味ですが今年も夏を頑張って乗り越えましょう!




