真嶋と赤狐
真嶋「それにしても…改めて見るとデカいな!」
時は少し巻き戻り重吾と別れてすぐ
真嶋の前で人の倍ほどの赤狐が威嚇をする様に唸っている
真嶋「何でお前はあいつに付き従ってんだ?戦える様な体じゃなさそうだが?」
もちろん問いかけに赤狐が答える事はない、しかし真嶋には目の前の赤狐が戦える状態に無いと断言できた
真嶋「その音…いや、一目見りゃ分かるな。お前身重だろ?それも出産直前だ」
赤狐のお腹には命が宿っている
更に狐は通常一度に3〜6匹産む為、本来出産時は動く事もかなり辛い状態であると思われる
真嶋「その音…4匹か?その状態で良く動けるな。そこまでして付き従う理由は何だ?」
赤狐から聞こえる音は不安と不本意、子供達へ対する愛と心配
恐らく付き従っている訳では無く、無理やり従属させられているのであろう事は目に見えていた
真嶋「立ってるのも辛いんだろ?恐らくあの鈍チンに任せてたら思いっきり念力ブッパしてやばかったな、一度腰下ろしたらどうだ?」
そこまで言ってようやく赤狐は腰を下ろし楽な体制になっていた
真嶋「一旦出産したら良いんじゃねぇーか?そしたら俺も全力で…は戦えねぇけど、撤退って形にする事はできる」
提案に対して迷う赤狐。出産した後ここに…敵の目の前に我が子を置いていく訳にはいかない、しかしこのまま戦うことも難しい。戦った後撤退してもあの男に我が子を渡したくはない。そんな色々な想いが赤狐を巡っていた
真嶋「お前の子供はこっちで大切に育てる。将来的に子供達が望めば一緒にあのにやけヅラをぶっ飛ばしてお前も助けられるかもしれんぞ?」
赤狐はその提案を聞き一度楽な体勢になったがそれでも少し迷いが音から聞こえてくる
真嶋「分かった、恐らくあの鈍チンが帰ってくるまで時間がある。それまで悩んでくれや」
そう言って2人は付かず離れずの距離で重吾の帰りを待つ事にした
30分後、ようやく戻ってきた重吾が横になっている真嶋を見て焦って真嶋を手元に引き寄せる
重吾「真嶋さん!」
真嶋「ウグゥ!」
重吾「真嶋さん大丈夫ですか⁉︎」
真嶋「大丈夫!大丈夫だからアイツには攻撃すんなよ?」
重吾「へ?」
状況と真嶋の言葉に困惑する重吾に真嶋は説明をする
重吾「そうだったんですね…」
真嶋「って事で、赤狐…お前はどうしたい?」
そういうと赤狐は懇願するかの様に頭を下げた
真嶋「分かった、安心して産めよ。ここにはボディガードもいるからな!」
そういうと赤狐はお産の体勢に入った
真嶋「そうだ重吾、恐らく時間がかかるから今のうちに外出て人員の要請してこい、恐らく智華ちゃんが喜ぶ」
重吾「でしょうね、わかりました…宜しくお願いします。」
そう言ってそのまま重吾は外へと向かって行った
真嶋「すまねぇな、俺はここで待たせてもらうぜ?」
そう言うと赤狐は安心したのが唸りを上げ始め、お産が始まった
最近少し意欲が湧いて少しづつ書き進めてます。
ぼちぼちにはなると思いますがよろしくお願いします。
季節の変わり目です、体にはお気をつけ下さいね。




