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僕と君の出会いと別れ  作者: 雪谷
第2章・僕の友達……
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18.恩人

 今日の視点は…


※????視点※

 恩人ルクス殿と別れたわたしは、この世界の人類の敵対者でる存在の赤目の魔物と言われた。


 その姿は真っ赤3つ目の大きな狼型の魔物だった。


 自然と足が止まり遠くに離れる前に高い山の上から見下ろして、周りの女の子達が集まって木製の船に運んだ。


 ガル[今は暫しのお別れです。]


 離れる辛さと恩人殿の近くには多くの方が集まり安心して、


 ガル[私わたしは恩人殿の側に居るか? 奴の手下として使えるのか?]


 わたしはどうやら、これからの事を自分の覚悟に決断をしなくてはならいと思えた。


「ガル[王?]」

「ガル[どうしました?]」


 首を傾げて眷属の2匹は黒い狼はわたしを見ていた。


 他の狼達は前に進み足を止めてこちらを見て、わたしが立ち止まった事に不思議な顔になった。


 わたしは眷属達の方を見て振り返って、


「ガル[眷属のアナタ達に……]」


 眷属達にわたしの話すことにした。


※※※


※2時間後※


 わたしは目的に到達した。


 とある島でわたし達は集まったのは、今夜は1年に2度だけ0:00にこの世の奇跡の並列世界の同時に世界の、膨大な魔素マナが数秒だけ放出される場所がランダムであったが、わたしの額の目がその場所を特定した。


 因みに先程のわたしの後ろに大勢いた眷属達は、いつの間にか先程の首傾げた2匹だけになった。


 何故、2匹だけなったかは、先程の話しでは『これから、わたしは女王を裏切って、この命を恩人殿に尽くす』と伝えたら、他の眷属達は女王と共に居たいと、わたしと別れたい言われた。


 わたしは眷属であるが、彼等の意見を尊重して、そのまま別れた。


 最後まで着いてきてくれてのは、眷属の側近の2匹だけになっていた。


「ガル[王]」

「ガル[皆は…着いてこなかったね。]」

「ガル[彼らの選んだ道です。]」

「ガル[眷属はわたしと違う感情に芽生えたのでしょう。それは己で選んだ道で仕方ない事です。]」

「ガルルル[ですが、わたしの我儘に着いてきた事は感謝ます。]」


 わたしは残ってくれた眷属に頭を下げた。


 そして今に至る。


 わたしが空高く上がる2つの月が徐々に重なる光景を見ながら、


 今も目を瞑ると……


 最後に私は恩人殿に心配をかけて、泣かせてしまって、その場から何も恩を返せずに逃げ出す事しか出来なかった。


 それで、わたしは恩人殿と終わりを認めたく無かった。


 この救われた命を恩人殿の傍で最後まで、敵対する奴から守りたかったい。


 それが、同族の裏切りでも、わたしは構わない………


 ただ、恩人殿を守りたかったのが、わたしの選んだ答えだった。


 これはわたしの選択だから……


 目を閉じつと今でも先程に泣いていた恩人殿の顔を思い浮かべる。


 そして、今私わたしは、ここにいる……


 ガル[だから、わたしや2匹の眷属はアレを成功しなければならない……]

 ガル[そうすれば、いつまで恩人殿を守れるのだから、どんな対価を払って…]


 ピシピシとガラスが割れる音がして、マナが放出してわたしを目を瞑り…


 幼い時に救われた笑顔の優しい恩人殿を思い浮かべた。


※※※


※8年前の南の森※


 わたしが恩人殿と始めた遭った前に南の森で、わたしが小さな赤い目の子犬だった。


 運が悪くわたしは、複数の人間の冒険者に囲まれ一斉に襲いかかり、素早く反応し爪で引掻き噛みつき3人は殺した。


 だが、残りのは冒険者はわたしの攻撃を剣や盾で防ぎ、尻尾を刃に変えて胸を貫き致命傷を与えて、私はここで死んだフリをして、残った致命傷の冒険者はポーションと言う薬を飲んで、剣を振り下ろしてわたしの首を切られて地面に転がるがった。


 泣きながら冒険者は、


「勝ったぞ!」 


 わたしの頭を掴んだ。


 残った冒険者は泣きながら、亡くなった仲間を埋葬中に気づかれないように、大気の微量のマナを集めて使いわたしは身体を治していた。


 無音で背後から襲いかかり残りの冒険者を殺した。


 ガヤガヤと別の声が聞こえたので、この場に残って他の冒険者を相手をするのは、自殺行為だと感じた。


 その場から見つからないように離れて、町の近くの森の茂みに隠れていた。


 茂みの音がして人の来る気配して、最後に薄く目を開いた。


 小さな2歳ぐらいの恩人殿に出会って、わたしはもう身体が動くとも出来ずに何も出来なかった。


 わたしは先程に戦ったSランクの冒険者パーティーに何とか勝ったが、最後にこんな子供に何も出来ずに見てるだけで死んでしまうのは……なんとも歯痒いが、身体が動かないだ仕方ないと思えた。


 心配な顔で恩人殿は大気中のマナを集めて、わたしに送ってここで死ぬ筈だったが、それを恩人殿は助けようとしたのだった。


 その出来事は信じられなかった。


「!?」

「大丈夫だよ。」


 その子供は優しく微笑みを浮かべて撫でた。


 人間とは、この世界の古くから敵対していると言われていたが、人間を見下していたわたしは甘いかもしれないが、目の前で必死になる恩人殿の行動に本心ですごく嬉しかった。


 終わるとフラフラして恩人殿を見て、


「!!」


 痛みが消えてわたしは起き上がりると、地面で怪我をしないよう身体をクッションの代わりにした。


「くーくー…」


 疲れて恩人殿は寝息を出しており、ホッとわたしは安心した。


 ガル[あんな酷い重症でも、この世界に生きてる…]


 わたしはどんな種族に対しても受けた恩には恩義で返しす主義で、敵対する者には最後まで敵対する事にしており、助けられた事は紛れもない目の前の子供で、それが敵対者の人間でも全てをかけて、わたしは恩人に恩を返したと考え始めたその時だった。


 近くで男性の声が聞こえて、


「そろそろ休憩は終わりだぞ!」

「ルクス…ルクス!」


 木刀を持った男性が誰かを探していた、わたしは警戒したが…


「むにゃ………お父さんの声が……する…」

「!?」


 ガル[この子の親ですか!]


 この恩人殿の親だと分かり、見つかれば騒ぎになると思いわたしは名残惜しいですが、この場を離れる事にした。


 直ぐに男性が茂みを見ると、


「ルクス!」

「ごめんなさい……少しダルくて…」

「疲れてるなら、今日は無理せずに休んどけ?」

「…そうだね……スヤスヤ……」


 子供はフラフラして立ち上がり目を擦り、父親らしい男性の背中におんぶされて恩人殿は居なくなった。


 遠目でわたしは見てることしか出来なくて、でも命を救った事には代わりは無い。


 受けた恩を返す良い方法が思いつかなかったので、住処に帰る事にした。


 わたしがコッソリと川の中にある抜け道を通り池を出ると、森の奥のワイバーン族が警戒してる場所よりも先にある。


 闇に染まった黒い森に帰ると、更に奥から明らかに尋常じゃない黒い霧のようなオーラに包まれいる真紅の瞳の2人の人影が遭った。


「面白い気配がする者がいるようだ。」

「はい」


 オーラが禍々しくハッキリと見えないが、1人は女性で大人なびた口調だっで、もう1人は少しだけ見えたのは、以前に襲われてきたSランク冒険者パーティーと同じ騎士のような姿をしていた。


 凄く楽しそう口調で、


「フフフ♪」

「君は彼に会ったのか?」

「ガル[誰だ!?]」

「同族風情が、この世界の赤目の女王様に対して無礼者!」

「ガル[女王様だと!?]」


 毛を逆立ってわたしは警戒して、騎士は前に出て激怒して驚いていた。


 理由は女王はいつも穴の地下の最深部にいて、こんな地上に来ることは無いのだ。


 女性の目が真紅に光と、私は《わたし》身体は足から石化した。


「そう警戒しないでくれ。」

「君の情報を教えて貰おう♪」

「!?」

「安心したまえ。君の見たモノは全部のモノだよ。わたしは最高に気分が良いから殺さないよ♪」


 目の前の大人びた口調の女性が、顔だけを残して徐々に石化した。


 わたしの頭を軽く触り、記憶が吸い取られた気がした。


 完全に石化して視界が分からずに、


わたしの婿殿を…あの女神が余計な事をしてくれて、見つけるのにあと数十年はかかると思ったが…ツイてるな。」

「まさか、同族を助ける人間が婿殿とは因果は面白い。」

「近くの町とは思わぬ収穫ですね♡」

「ああ、灯台下暗しだな。」

「ここで彼を攫い奪うですか?」

「いいや、彼には自分から人間達を裏切り、こっちに来るように仕向けるだ。」

「それだと、呪いですか?」


 ふざけたことを言っていたが次第に身体が石化して、この先は声すら全く聞こえかった。


※※※


※5年後※


 石化された状態で周りのマナを吸い取って、わたしはゆっくりと進化していた。


 そして、石化を破りあの時の恩人殿の気配を辿り、その近くの森に移動する際に自分の魔素マナで数匹の分身を生みたした。


 その分身を囮にしてワイバーン族に別の方向に襲撃して、弱い気配でわたしはコッソリと脱出した。


※※※


※2日後※


 その恩人殿を見つけた時には、7歳ぐらいで身体にあざだらけで、薪拾いをしてボロボロの服を着て髪も伸びていた。


 直ぐに呪いがかけられていたのは分かり、再会して早々に自然と涙が出てきた。


 何も出来なかった事に悔しさを感じた。


 ガル[私はどうして…何もできなかっただろうと……止められなかった……恩人殿を…]


「どうしたの? 痛いの?」

「よしよし、怖くないよ♪」

「大丈夫だよ♪」


 薪を置いて笑み浮かべ恩人殿は優しく撫でてくれた……


※※※


※現在※


 今回の事を成功した暁には、今度こそわたしは最大限にアナタに恩を全てお返します!


 これは決断だった。


 そして……黒く眩い光に包まれて直ぐに人体化した。


「…どうやら………わたし達は成功ました!」


 凛々しい雰囲気の黒髪、真紅の2つ瞳、高身長の痩せ型の青年の姿で、手には白い手袋、黒い執事のようなバトラーを着ていた。


「これで…恩人殿を守れる!」


 わたしは振り返ると、


「王、おめでとうございます。」

「王様、おめでとうございます。」


 18歳ぐらいの瓜二つ双子ぽい雰囲気で、1人はボブヘアーの黒髪、真っ赤な鋭い赤い瞳、凛々しく真面目そうな顔、青いバトラー服、青のブルマで生足で青い靴の女性であった。


 もう1人は、右目を隠したクール髪の優しくて可愛らしい顔、薄い赤い瞳、胸は大きいメロン胸を持ち、赤いバトラーを着て、ミニスカートを履いて、足に黒いタイツと赤いヒールを穿き、ダブルピースをしていた。


「王、お願いがごさます。」

「なんです?」


 突然言われてわたしが訊くと、2人の女性は片膝をつくと、


「今回の人体化成功に付きまして、今後は主殿になる少年と交際を許してください。」

「ずっと会った時から……あのこの子の事が、好きだったので、お願い致します!」

「あたしもいつも撫でてくれた、あのこの子が好きなのです! お願いです♪」


 最初は2人は真剣な顔で黒い執事服の青年のわたしに志願して、青いバトラーの女性は『よいでわないか〜♡』と言うと責めてる想像し頬を染めてヨダレを垂らして、赤いバトラー服の女性は微笑み浮かべて『あ〜れ〜♡』と喋って2人から変な笑いが漏れていた。


 だが考える素振りでわたしは、


「それは…わたしの判断ではできませんよ。」

「………」

「はう!」

「そんな〜!?」


 青いバトラーを着た女性はガ〜ンと無言になり地面に両手をつけ暗い顔で息を漏らし敗北感になって、赤いバトラーの女性は両手で頬を押さえて泣き顔になった。


「あちらの方々と交渉しなければなりません。」

「そのあとの判断になります。」


 青年は空間を歪ませて移動ゲートを無詠唱でとなえ、


「さぁ、交渉に混ざりに2人とも行きますよ♪」

「御意」

「はっ!」


 わたしは2人のバトラー服の女性は返事をして着いていく中で、赤色のバトラー服の少女は空を見た。


[気のせい?]


 首を傾げて直ぐにゲートに入った。


 続く

 デスペル病


 マナを吸収して成長する病気に近い呪いであり…回復薬や回 復魔法は効かない。逆に使っても進行を悪化させる。


 この呪いは感染リスクは無いです。


 かけられると確実に20歳で死にいたる。


 死の直前に黒い血に変わって2年後に…亡くなる。



 ルクスはブラック・スキルが死を加速しているので進行が早い…


 ルクスが生きてるのはイリスによって、ルクスのマナを絞るよデスペル病の本体から絞り、発症の初期でリィーンによって時間を止めて、現時点では休眠状態の呪いである。





時間を作って読んでくださりありがとうございます。


また読んでくださりますと幸いです。


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 いつも時間を読んでくださりありがとうございます。  また読んでくださりますと幸いです。  ブクマ&評価をしてくださりますと幸いです。
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