16.君は生きてるだろ!
不思議な夢を見て…
※ルクス視点※
また強制的に皆と寝てる中でルクスは不思議な夢を見た。
「ここは…」
周りが白い霧に包まれてが、敵意は無いが僕は誰かに見られてる感覚がして、
「誰ですか?」
『私の視線に気付いくとは……良い目をしていますね。』
数人の男女が重なってる幾つにも声が纏まって、1つの声を出してるように聞こえたが…全く驚かなかった。
理由は現実で散々驚きの連続なので、そこまでもなかった。
『姿は見せられ無いがのは許してほしい。』
「分かりました。」
『ククク、少年の素直なのは評価しておこう?』
謝罪されて僕は素直に頷くと声の主は感心した口調で、
『単刀直入に少年よ。私の力が欲しいか?』
「………」
『どうした迷ってるのか?』
「今すぐに決めることですか?」
『少年の答えを直ぐに聞きたい。』
僕が黙りしてると不思議そうな口調で聞かれると、申し訳ないけど聞き返して決めなければならなかった。
暗い顔で僕は、
「では…力など入りません」
『……何故だ?』
その答えを聞くと驚きの口調で聞き返してきた。
「力が有っても守りたい者は、守れるかもしれないけど、それは絶対じゃない。それはあくまでも力は可能性を上げるものであり、守りたい者を失った僕には分からなくて……もしも、アナタが与えるなら、力を欲しい方に譲ってください。」
『………なるほど。』
その理由を話して少し間をあけて納得していた。
『少年の君の名は?』
「ルクス」
『ルクス…いい名前だな。』
「ありがとうございます。この名前は父さんにつけて持って、僕の唯一無二の宝モノです。」
名前を訊かれて僕は名乗ると、声の主は評価してくれて僕がどんどん暗い口調で言うと、何かを察した。
『そうか…ルクス何か迷いがあるな?』
「え?」
『けして笑わない。話してみなさい。』
「偶に思うんです。どうして周りは僕と居たがるのか
?」
「普通の事をしただけなのに、大袈裟に持ち上げて…偶に思うんです。」
「僕が居なかったら、父さんも僕を助けて死ぬ事は無かったし、母さんと幸せだったじゃないかと…それに周りも僕が居ないほうが……」
座り込み僕は涙が出てきた。
『自分を見失うな!ルクスはちゃんと生きてるだろ!』
「でも…」
強い口調で言われたが僕は自信が持てなかった。
『では、どうして君の父君は…君を助けた?』
「それは…」
『それは父君に、とっては君が大切だからだろ!』
『それは…父君とっては君が生涯のたった1つの宝物だった!』
「でも…」
声の主は強く言い切ったが、僕はまだ迷っていた。
『ルクス…私はこのままだと目覚めが悪くなる!』
「ごめんなさい」
困った口調で言われたので僕は謝って、
『そんなのは不要だ!ルクスに世話焼きの子をあげよう。』
「なんで……」
怒られてその後が僕は全く理解が出来ずに困惑していた。
『もう送っておいた、今頃はエッチな事でもしるかな?』
「やめ…て…」
慌てて僕は立ち上がった。
『ここで、悩んで話しても良いのか?』
『起きたら、知らないうちに君はお父さんになってるかもな?』
「ひえー!出口は!?」
『その光をの場所を真っ直ぐだ。』
有り得そうななので冷や汗を搔きながら、僕は霧の一部が光りだして慌てて僕は走った。
『これで良かったのか?』
「はい」
ルクスが去った後にリィーンは返事をした。
『真は強いが、ルクスは気弱で優しすぎる。』
「私はルクス様に生きてほしいです。だから、町で周りから与えて貰えなかった愛情も全て捧げますし、安全な場所でCにしたいのです。」
凛とした口調でリィーンの目的を知った声の主は、
『それは世界を見守る存在…確かにルクスなら可能性としてありかもしれんな!』
『そなたはソレを目指す気はないのか?』
「私がCになれば、ルクス様は確実に死にます!」
声の主に聞かれて、冷たい口調でリィーンは言い切ったて、軽く息を吐き納得していた。
『はぁ、なるほど』
『……確かにあの呪いは待ったなしだからな。』
「ルクス様は母親に呪いをかけられたそうです。」
『それは、不自然だな……その最悪の呪いは本当にあの町で、かけられたのか?』
「え、何故そんな事を聞くのです?」
不思議そうな口調で訊かれて、リィーンも不思議な顔になった。
『あの呪いは特殊で、女神とかに転移でレベルでも発動しない筈だ。他に何か違う理由が有るやもしれんな…』
「!?」
有り得ないことを言われてリィーンは驚きの顔になった。
『あの呪いは、この時代の人の手のよっての再現は不可能のハズだ。いくら古文書を見ても真似しても対したその呪にはならん。』
「……調べた方が良いですね。」
『そうだな。』
お互いに意見が一致した。
『後は…』
「それは、できません!」
話を聞きリィーンは首を振った。
『もしも…そのようなことばかり続ければ、お互いにしこりが残るぞ!』
『もしも、ルクスを思うなら、そういうことは善処した方がいいぞ。』
「く!」
苦虫を噛みつぶた顔でリィーンはルクスと同じ方向にあるき出した。
※※※
その影を見送ると声の主は、
『これで良かったのか?』
「はい、お役目ご苦労様。」
別の方を向くと霧の中に天使のシルエットの影があった。
『お主の口から言われるとはな。ところで目的は何だ?』
「私わたしの目的は彼の帰還です。あんな紛い物では無く…ちゃんとした彼のこの世に再び地を踏ませるのが目的です。」
「私の命の恩人のあの稀代の天才の『調律師』殿の……その方の願いが私の動く理由です。」
睨みつけ目的を訊くと素直に天使のシルエットの人物は話した。
『ときにその紛い物の味方はしなのか?』
『なんの為にアレを使うんだ?』
「冥界の管理者殿、これ以上はノーコメントです。」
納得がいかない口調で話すと天使からは微笑んだ口調で返ってきた。
続く
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