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僕と君の出会いと別れ  作者: 雪谷
第2章・僕の友達……
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14.ロヴン

 僕は…女神おねえちゃんに…


※ルクス視点※

 まだ覚めない夢の中で僕は女神お姉ちゃんに告白されて、


わたしが現実で肉体を手に入れたら、結婚しなさい♪』


 僕は驚愕してした。


 そして…


『今すぐにルクスに、わたしの名前を要求します。』

「断ったら…」


 息を飲みわざわざ僕の目の前まで来て、女神お姉ちゃんは見下ろした視線で、


『一生…ルクスに取り付き背後霊ならぬ、背後から女神として、ルクスの後を追いかけます♪』

『トイレもお風呂も遠慮なく覗き放題です♪』

『その日にルクスがしたことを毎日日記に記録します♪』

「!?」


 とんでも無いことを言われて愕然として、


 流石に…

 それは…困るよ……

 それは……


「うーん」

「じゃ、ロヴンでも良いですか?」


 咄嗟に思いついた名前をあげた、目の前の女神お姉ちゃんは光り始めた。


 ニッコリと僕のおでこにキスをして、


『ありがとう♪』

『直ぐに会えるから、待っててくださいね♪』

「それは……どういう」


 僕が聞こうとすると、そこに誰も居なくなり周りが光に包まれ身体が浮かび始めて、以前のように目を冷ますのだろと思った。


 これで…終わる…


 安堵に息を吐いて、光に包まれてルクスは目を覚ます。


 起き上がり、いつの間にか1人で寝ており強制的に裸されたが、パジャマを着せられていた。


「とりあえず、起きるかな…」


 ムニュ


 え?


 やらかい感覚がして手の方を見たら、夢で見た女神が縮んだような外見は、寝てるが身長はルクスよりも高く、長い金髪、綺麗な顔、背中に小さな12枚翼があり、白くて綺麗な肌をして、胸も大きくて、成人をこえて年齢ぐらいで、純白のグラム女神の衣装を着ていた。


 ジーと覗いてると、


「……むにゃ………あ……ふぁー……」


 青い目を擦り欠伸をして起きて、慌てて手を退かしてルクスを見て、


「…ルクスちゃん、おはようございます♪」


 …ちゃんなの……

 まぁ、いいか


 ちゃんと言われたのは初めてなので、違和感があったが時期に慣れるだろと思った。


 挨拶をされて僕は挨拶を返して、


「おはようございます。」

()()()()()()()で、あってます?」

「むー! その言い方は今後は禁止ですよ!」


 頬を膨らんでいるが、可愛くて正直に怒ってる顔に全く見えなかったが、そこはルクスは言わなかった。


わたしはアナタがつけたロヴンという名前があります!」

「じゃ、ロヴンお姉ちゃん」

「むー!」

「だ・か・ら・お・姉・ち・ゃ・ん・は・禁・止・で・す!」


 え?

 なんで?


 目の前にいるのはお姉ちゃんなのに、何を間違えたのか検討していなかった。


 どうして?

 駄目なの?


 また怒られて不思議な顔を僕に分からなかった。


 また頬を膨らんで、プルプルと薄く涙を浮かべ両手を握りむっとした顔で、


「これでも、わたしはルクスちゃんと同じ10歳ですよ!」

「えええー!!?」


 真面目に見ため的に正直に見えなかった。


 いやいや、絶対に嘘でしょう!


「神は身体の成長が、人間と違い神は威厳を保たないもいけないから、人間で20歳に見えても中には神は10歳の子もいるのよ!」

「だから神は身体の成長が極端に早いのよ!」

「!?」


 それは、知ら無かった!?


 ロヴンお姉ちゃんから衝撃の事実に言われて、僕は驚くことしか出来なかった。


 それよりも慌てて土下座して謝り、


「あ、ごめんなさい!」

「もうー、絶対に許さない!」

「ここでルクスちゃんには、絶対に責任とって貰うんだから!」


 涙を流してロヴンお姉ちゃんは真っ赤に怒ってた。


「責任って……なに?」


 ん?

 この流れって…イリスみたいに妻かな?


 何と無く頭を下げたまま僕は予測した。


「今すぐにルクスちゃんの赤ちゃんをここで作って、わたしがここでルクスちゃんを男にします!」

わたしを傷物になるから、絶対に責任を取ってもらうんだから…」

「えええー!」

「待って…それは!」

「問答無用よ!」


 衝撃的に言われ逃げようとしたが想像よりも行動は早く、ロヴンお姉ちゃんは僕をあっさりと押さえつけられて僕は下でジタバタした。


「抵抗してもダメです!」


 僕のズボンを片手で下げかけて、


「ルクスちゃん、お覚悟を……」


 ドアが開きいつもの軍服を着たリィーンが入って来た。


「ルクス様、お目覚めになりましたか?」

「おや?」


 怒ったロヴンお姉ちゃんにベットに押さえつけられてる僕の様子を見ながら、リィーンは冷静に微笑んだ顔で、


「これは朝から熱いですね♪」

わたくしは、これは出直した方がよろしいですね♪」

「うわーー!」

「お願い行かないで……リィーン…助けて!」


 普通にドアを閉めようとして僕は涙目で手を伸ばした。


「フフフ、はい♪」


 楽しそうにリィーンは返事をすると、ロヴンお姉ちゃんの耳元で何かを囁いた。


 何を喋ってるの?


 不思議な顔で見ていたがロヴンお姉ちゃんは、ちょっと驚きの顔になった。


「え!?」

「貴女の言葉は……100%正しいわね。」

「確かに、ここで襲うのはのは、本当に勿体ないわね。」

「では、先に朝食を取ってこられてはいかがでしょうか?」

「そうね♪」


 ご機嫌を直してロヴンお姉ちゃんは放れ部屋を出て、ホッとした。


 近くのソファーに畳んで有った僕の軍服を持ってきて、


「ルクス様、お着替えいたします。」

「自分でやるから……」

「いえいえ、これはわたくしの仕事です♪」

「でも……」

「いくら、ルクス様でも譲れませんので、絶対にだめですよ♪」

「それに助けたのにここで断るは……ねえ?」

「…はい」


 手に持ってる軍服を取ろうとすると、リィーンは微笑んだ顔を近づけたて、さっきの助けてくれた事も有るので断りづらくて僕は諦めた。


 不思議な顔で僕は、


「ところで、リィーン?」

「なんですか?」


 丁寧にパジャマのボタンを外しながらリィーンは訊いた。


「神様の成人は何歳なの?」

「神様は生まれて直ぐに成人ですよ♪」

「そうなの!?」


 疑問にリィーンは答え僕は衝撃を受けた。


「神様は生まれた時点で選ばれた意味で、人間と違いその時点で、子供の姿でも既に大人です。経験を磨いて世界を任される程の意味で、本当の真の意味で神様になるんですよ♪」

「へえー」


 優しい口調でリィーンは説明して僕は感心した。


わたくしとイリスとシャルロットにも成人はございませんよ。」

「え?」


 さらっと怖い事を言われて固まった。


「本来はわたくし達、魔族は人間の成人を待つことは無く、そのまま性的な事にすぐに走ってもいいのですが、例外でルクス様と世界を見てみたいので、まだ本気で半熟の美味しさ半減のルクス様を襲いませんので、ご安心してください♪」


 裏を返せば…僕は美味しさ半減なので、熟したら年齢関係なく遠慮無く襲うので覚悟してください!という事なので複雑だった。


「でもルクス様が完全に成長なさいましたら、その姿でもわたくしや皆は毎日でもルクス様にアピールしますので、その時は宜しくお願いしますね♪」

「………」


 着替が終わりリィーンはニッコリと言われても安心はできなかった。


 その時にノックがしてドアが開き、


「ルクスさん遅い朝ですが、おはようございます♡」


 イリスが金髪→白い髪に戻してニッコリとサービスワゴンに料理を乗せて入ってきた。


「あれ?」

「髪の色の戻しただ?」

「同じ方が増えましたのでね。妖怪キャラ被りぽいので…」


 直ぐに気づくとイリスは複雑な顔で頬を膨らんで目を反らした。


「僕は初めて会った最初の方が好きだし思い出で大事だからね。」

「そうですね♡」

「最初の思い出は大切ですもんね♡」


 恥ずかしそうに僕が言うとイリスは嬉しそうニンマリして、サービスワゴンから机にルクスの食事を置いた。


 軽く息を吐いてイリスは10人ぐらい増えて、


わたし達が食べさせてあげますね♡」

「え?」

「ちょっと、どうやって⁉」

「こんなに増えての?」


 見間違いかと思って目を擦ったが、やっぱり増えてるので困惑して、どうやって増やしたのか疑問なので僕が聞くと、イリスは恥ずかしそうな素振りでクネクネとをした。


「それは勿論♡」

「当然、これはルクスさんとわたしの愛の結晶です♡」


 これには僕は困惑して、


「なんで!?」


 本当に意味が分からずに僕は焦った顔で、チラとリィーンを見てヘルプを頼んで、


「フフフフ、分かりました♪」

「イリスはルクス様のマナを吸い取って、自分の魔力にして、一定の時間だけ分身を出します♪」


「ある意味で、愛の結晶は間違いではないですね。」

「ルクス様とイリスと一緒に生み出した事になりますね♪」

「もーう!」

「そこは空気を読んでください!」

「こんなあっさりと、愛の秘密して教えないでほしいですよ!」

「なるほど…」


 その目配りがリィーンには楽しそうだったみたいで、クスクスと楽しそうに教えてくれた。


 不機嫌でリィーンを見てイリス少しだけ怒っていたが、つまり僕の溜まった魔力を吸ってイリスがそれで複数に一時的に増えた事で、謎だった事が理由が分かり僕は納得した。


 今度はイリス達はルクスに来ると、


「でも…ルクスさんの反応はかわいいですね♡」

「その焦った顔も好きですよ♡」

「ご飯の後にベットの上で大人の階段を上りませんか?」

「ご飯だけで良いよ…僕は…」

「えー♪」

「遠慮はしないでくださいよ♡」

「ちょっと…」

「では、ご飯を食べましょう♡」

「沢山の(わたし)達に囲まれて、ラブラブハーレムですよ♡」

「ご飯を食べたら、たくさんスキンシップしますからね♡」


 身体をソファーに押さえつけられて複数に分身達が朝食を食べせられた。


「イリスしっかりとルクス様に食べせくださいね♪」

「まかしてください♡」

「では、着替えが終わりましたので、わたくしは失礼しますね♪」


 微笑んだリィーンでは出ていった。


※※※


※通路※


 部屋から出てドアに背もたれして、


[ルクス様は今はまだ、階段を少しだけ上がったぐらいです。]

[私わたくしを超えてもっと上に進み世界のCの位置まで辿りついてもらわなくてはなりません。わたくしがCの位置に行ったらルクス様は居なくなってしまう世界は避けたいですし……最初に会った時にアナタはわたくしに初めて優しを与えてくれました。だからわたくしはルクス様を世界の高みCに置きたいのですよ。最高候補のわたくしよりも…ずっとルクス様の近くで見たですよ♪]


 色々とリィーンは考えていた。


続く

時間を作って読んでくださりありがとうございます。


また読んでくださりますと幸いです。


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 いつも時間を読んでくださりありがとうございます。  また読んでくださりますと幸いです。  ブクマ&評価をしてくださりますと幸いです。
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