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僕と君の出会いと別れ  作者: 雪谷
第0章・皆と一緒に……
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1.僕の世界が変わった

 僕の出来事の始まり?



 とある国の城の一室の部屋ではソファに座って、豪華な装飾をつけた服装の人物は報告書に目を通していた。


「まだ、調()()()殿()は、この地にには現れないね。」

「君は焦らすのが好きだね。」


 ワイングラスの赤い液体を飲みながらその人物は苦笑いで言うと、その背後ドアの近くには数名の人影があった。


「帝国のガルンはアレが居るあの村に目をつけたな。」

「はい、西側の…アレにですね。」


 近くにいたメイド服の女性に話すと、


「ああ」

「果たして…どんな因果が巡る結果になるだろうか。」


 短い返事をしてワイングラスを持ってる何かを確信する笑いをした。


※※※


※同時刻※


 夜中に森に野営する10人ほどの鎧を着た、どっかの国の兵隊達が焚き火を囲みながら、


「この先の村で、()()をやって良いのか?」

「間違いない。あのイカれた教授が何度も言っていたからな。」

「俺はアイツは……嫌いだな…」

「あれは、イカレ野郎だからな。」

「ガハハハ」


 食事をしながら周りは話していた。


 先程から落ち込み気味の気乗りしない1人の年若い青年兵士は不安な口調で、


「また、やるのか?」

「ああ、仕方ないだろう。閣下よりの勅命だぞ。」

「やらなきゃ…俺達の首が飛ぶぞ。」

「それによー。お前は家族が居るからな。」

「…でもよ……」


 周りが宥めてるが不安な口調の人物は納得がいかない様子でいた。


 馬車のドアが開いて、1人の白髪混じりの黒髪の細目の痩せ型の50代の緑色の指揮官の軍服を着た男性が、不安な口調の青年の兵士に近づいて来た。


「どうした? お前はまた怖気ついたのか?」

「いえ、その……隊長……」

「あの村は既に本国の人間では無く、報告では邪教徒の集まりだと報告を受けており、閣下からの討伐の許可も貰っているから、お前が気にすること何もはない。」

「しかし…」 

「行動をしなければならない。この意味がお前なら、わかるだろ?」

「……」

(わたし)達は正しく本国の為にしている。」

「………」


 指揮官らしき男性は悪い笑みで話を聞いて、青年は不安な顔で何も話さなかった。


「これは正義の為にやってることだ。お前はただやれば良い。」

「どうせ我々を罪に問う者は誰もいない。」

「なんせ我々は本国の命令で動いてるのだからな。」

「………はい」


 不安な口調だった人物の肩に手を指揮官は語って、もう青年は返事をするしか無かった。


※※※


※ルクス視点※


※次の日の朝※


 森から少し離れたとある場所に小さな村があり入り口の近くにボロボロの家から、小さな穴がある服を着ている黒い髪のかわいい顔立ちで黒い瞳の10歳ぐらいの男の子は名前はルクスといって1人で住んでおり、手に木製の桶を持って村に1つしかない井戸に向かった。


 因みにこの村の人口は、大人は老人を含めても8人ぐらいで子供は僕を含めて6人だけの少人数が住んでいた。


 いつものように僕は井戸の順番を並んでいると、


「おい!」

「…僕?」


 横入りしたガタイの良い男性が睨んで僕は振り向いた。


「今日から、お前みたいな()()()()()()使()()は、この井戸を使うな!」

「え! 何で…」


 怒鳴るように男性が言うと、僕の周りに村の大人達が集まってきた。


「そうだ! そうだ!」

「悪魔の手下の分際で!」

「え…でも……」

「うるせえー!」

「あ!」


 周りの大人達も怒鳴り散らかして、僕は桶を持ったままに何も出来ずに動揺して、ガタイの良い男性が僕の桶を取って、勢いよく地面に叩きつけて桶は壊れた。


「あああ…」

「これで、お前が水を汲む必要が無くなったな♪」

「ざまー」

「ははは」 


 ニヤけ顔でガタイの良い男性が言うと、周りの大人達も愉快そうに笑い始めて、僕は壊れた桶を拾って今日は水を諦めて家に帰ることにした。


 最近になって、何かと目に付けばこの村の大人達は嫌がらせをした。


 ここまで僕が嫌われのは、王国では『黒い髪と黒い瞳は悪魔の使い』と言われてるらしいことで、最近は偶々王国から来た商人もその王国の噂を信じており、僕を見て怯えたて帰った商人も数人ほどおり、それ以来はこの村に商人が来る事は無くなった。


 この村の人達にとっては、外の品を持ってくる商人が来なくなったのは、全て僕のせいなのだから、この嫌がらせは仕方ない事だからと心に言い聞かせて僕は怒るのを我慢をした。


 両手に壊れた桶を持って、


「おはよう♪」

「あら、どうしたの?」


 僕がガッカリして家に入ろうとして声をかけられた。


「ルクス君、今日は元気が無いわね?」


 近くに茶髪を結んだルクスより、5歳ほど年上の少女は来年に成人するこの村の皆のお姉ちゃんで、名前はルルお姉ちゃんだった。


 慌てて壊れた桶を僕の背後に隠して、直ぐに誤魔化すように微笑んだ顔でルルお姉ちゃんが僕に近寄ってきた。


 僕は挨拶をして、直ぐにルルお姉ちゃんに桶を右手に人差し指でさして、


「ルルお姉ちゃん、おはようございます。」

「その後ろの桶…どうしたの?」

「え?」


 桶を隠したつもりが慌ててたので、いくつか桶の壊れた破片が落としていた。


 なおも壊れた桶の残骸を手から落とながら、


「これは…その…あ!」

「実は転んで桶を壊して……」


 なかなか良いアイデアが浮かばずに、僕はさっきの事を話さずに即興に嘘をついた。


 どうして嘘をついたかは村の人が口論になるのを避けたかったし、もしかしたらルルお姉ちゃんもさっきの人達と同じだったらと思うと不安だった。


「そう……壊しちゃったの?」

「ちょっと待ってね。」

「ん?」


 立ち去ろうした僕にルルお姉ちゃんは呼び止めた。


 直ぐにルルお姉ちゃんは戻ってきて、


「これを持ってきなさい♪」

「え、でも……」

「いいのよ♪」


 水が入った桶を渡して、僕の様子にルルお姉ちゃんは頭に軽くデコピンをして、


「イタ!」

「かわいい男の子が遠慮しないの♪」

「ルルさんありがとう。」


 デコピンされた頭を僕は撫でてルルお姉ちゃんは何か寂しそうに話してお辞儀して僕は家の方に歩き出した。


 水を運ぶルクスの姿を見て、


「全く…ルクス君は遠慮して、わたしには嘘をつかなくて良いのに本当に……」


 どこか寂しいそうな口調で小声で呟いた。


 僕が家に入ったら外が騒がしかったので桶を置いてから、外に出ると村の入口にどこかの国の鎧を着た兵隊達が到着すると村の大人達は集まってきた。


「どうしたですか?」

「…………」


 杖をついた年老いた村長らしい男性が訊いて、兵隊達は無言でいた。


 白髮混じりの中年の男性の隊長らしい男が剣を抜いて、


「この村は邪教徒の集まりだ!!」

「なっ…グハ!?」


 躊躇なく刺して光景に僕は、


「え……何で……剣を…」


 思考がフリーズしたみたいにその場に固まって周りの村の大人達は怯えた顔になった。


 他の子供の誰かが叫び、


「うわーーん!」

「おじいちゃん!?」

「に、にげ……………」


 頭に癖っ毛の髪の長髪のぽっちゃりした少女が駆け寄って、年老いた男性は言い掛け直ぐに喋らくなった。


「邪教徒は殺せ!」

「うわー!!」

「ギャー!!!」


 周りの兵隊達も村の大人達を剣や槍で殺して悲鳴が響き渡り大人達は皆殺され子供達だけが残り、


「おいー!」

「ガキ共は馬車に乗れ!」

「いやー!」


 乱暴に荷台が檻の馬車に子供は、僕やルルお姉ちゃんを含めた乗せられて牢の檻の鍵を閉めてから兵隊達は村に火を放った。


 この日…僕の村はこの兵隊達よって、燃やされ灰になり地図から消されたのだった。


 僕よりも小さい少女が涙を流して、


「お父さん…お母さん…」

「今はがんばろ…」

「…でも…ヒック…」


 周りのルルお姉ちゃんが泣いてる少女に声をかけ頭を撫でた。


 正直に僕も不安だったで無言だったが、


「………」

「おい、ルクスは何しけた顔するだよ?」

「レイジ君」

「おうよ。」

「………」

「レナちゃん?」


 僕と同じ歳の幼馴染の2人は肩を掴み声をかけた。数ヶ月だけ年上の少年の名はレイジ君はウインクをして、そして誕生日が近い可愛らしい少女の名はレナちゃんは目を反らして無言だった。


「さっきは水汲みの時はお母さんに止められて、助けれなくてごめんね。」

「気にしてないよ。」


 悲しい顔でレナちゃんはさっきの水汲みの時を謝罪して微笑んだ顔で僕は首を振った。


「怒ってないよ。だからレナちゃんは笑ってよ。」

「お前には、その笑顔が一番だぜ♪」

「うん」


 僕とレイジ君も微笑みを浮かべてレナちゃんは頷いて笑顔になった。


「しかし、お前のお母さんは残念だったな。」

「うん」 


 涙を流してる微笑むレナちゃんの頭を撫でて、レイジ君が言うとレナちゃんは下を向いた。


「レイジ君とルクス君と同じだね。」


 去年にレイジ君の両親は流行り病で無くており、村の人達は弔いをした時もレイジ君は泣かなかった。


 優しく肩をポンポンと叩きレイジ君は、


「大変だけど気をしっかりもてよ。」

「でないとレナちゃんのお母さんが安心が出来ないよ。」

「そうね。ありがとう。」


 手を握って僕もレナちゃんを勇気づけてお礼を言われた。


 その時…


「おら!」

「ガキ共! メシだ!」


 外から声が聞こえて馬車の横の小窓から、硬いパンが4個も転がった。


 2つ拾うとルルお姉ちゃんは、そのパンを泣いていたぽっちゃりした少女にパンを渡して、


「ルルおねちゃんこのパン固いよ…」

「我慢すのよ。」

「ここで倒れたら……おじいちゃんも悲しむからね。」

「…う…うん」


 ぽっちゃりした少女は文句を言ってたがルルお姉ちゃんは宥めて、我慢した顔でぽっちゃりした少女はパンを食べた。


「はい、あげるよ。」


 他の子達も固いパンを拾いて、僕は1個しか取れずパンを取れなく幼馴染の2人に差し出した。


 不思議な顔でレナちゃんはこっちを見てきて、


「それ、このパンはルクス君のでしょう?」

「ぼ、僕はお腹いっぱいだから…」

「でも……」


 必死の笑顔で僕が言ったがパンをレナちゃんは取らなかった。


「……!」


 その様子を見ていたレイジ君は察し提案して、


[はは〜ん♪ なるほどな。」

[全く困った奴なお前は…本当にバカだな。無理じゃがって♪]

[でも、弟分のルクスの気遣いは、俺は嫌いじゃないぜ♪]


「じゃ、ルクスも一緒に食べようぜ?」


 困った顔を僕はしたが、


「え、でも……」

「それ名案で良いわね♪」


 ニコニコした顔でレナちゃんがその提案に乗った。


「なんだ?」

「俺達のこと嫌いか?」

「え?」

「弟分のお前に嫌われるのは、俺はショックだぜ…」

「そうなの?」


 遠慮がちの僕が言葉をつまらせると、レイジ君は半分わざとらしくイタズラぽくチラ見して言うと、心配な顔でレナちゃんは僕を見ていた。


「そ…そうじゃないよ!」

「レナちゃんもレイジ君も大事な人で好きだよ!」

「だって…僕の大切な友達だもん!」


 真剣な顔で僕がむきになって言い切ると、ニヤリとレイジ君はして、レナちゃんも直ぐにニッコリして、一瞬だけむっとしたルルお姉ちゃんもこちらをチラと睨んだ気がした。


「だよな♪」

「そうよね♪」

「…え?」

「じゃ、一緒に食べよぜ♪」


 僕達は固いパンを分け合った。


 そして…僕達は2日後に馬車が止まり、外から複数の声が外から聞こえた。


 馬車の牢の鍵が開いて、


「おい! ガキ共!」

「早く降りろ!」


 怒鳴るように言うと僕を含めた子供達は馬車を降りた。


 そのまま昔は立派だった建造物の残骸の石造りの建物で、中に入り兵隊が部屋に入り本棚の本を動かした。


 ガコン!


 壁が横にズレして更に下に行く為の階段が現れて、


「おら! お前らさっさと入りやがれ!」

「騒がずに入れ!」


 乱暴な口調で後の兵隊は僕達に槍を構えおり進むしか無く泣きそうな子もいたけど、素直に僕達は従って石造り螺旋階段を降りた。


 扉の前につくと先頭の緑の軍服の男がノックをして、


 ドンドンドン


「合言葉は?」


 扉の向こうから声が聞こえた。


「『正義には死刑を悪には無罪の判決を』だ。」

「よし、入れ!」


 扉が開き白衣の男性が出て僕達は中に入ると…周りの壁が石造り→横には人が入れるくらいのホルマリン容器がいっぱい並んでいた。


「!?」


 その中にはその中には、顔がグチャグチャに潰れた人間の遺体や所々から紫色の血を流した。


 上半身は人間で下半身は蜘蛛の身体をしたモノもあった。


「キャー!」

「ヒイィィィ!?」


 前を歩いた子供は足を止めて悲鳴を出した。


 それにつられ声の方を向き数人の子供達は尻もちをして座り込んで、騒ぐと数歩前を歩いた兵隊が振り返り怒鳴ってきた。


「おい!」

「何してるー!」

「ガキ共! さっさと歩けるけ!」 

「ルクス君! 大丈夫だよ…」

「俺達が居るだろ?」

「…うん」


 前で騒いでる子供達を見ないように震えて、僕にレイジ君とレナちゃんは手を繋いだ。


 そこに…


「おやおや、ようやく来たか?」


 無効からやってくる白衣を着た小太りの中年の男性がやってきた。


 その顔を子供達は近寄ってくる人物に誰もが口を出して、


「半年前に村に…」

「村にやって来て僕達に黒い薬の注射をしにきた…」

「都会で流行ってる治療法で…」


 1人の女の子が震えた口調で、


「どうして、ここに?」

「どうして?」

「はあ? 決まってるじゃないか♪」

「以前にお前達に魔の因子を注射を打った適合が高くてな……だからここに連れてきたじゃよ♪」


 中年の男性が話し始めた。


「どうして…お父さんやお母さんを……」

「ああ、両親を説得するのに面倒だし邪魔だから、この世から消えてもらったよ♪」

「ワシはめでたく♪ 適当者をここに連れてこれるわけじゃわい♪」


 今にも泣きそうな女の子は聞いて中年の男性はニヤリとした。


「そんな……お父さん! お母……」

「なっ!?」


 その場でぽっちゃりした少女は泣き始めて、直ぐに言葉を途中でスライムに変わった。


 僕やレイジ君やレナちゃんやルルお姉ちゃんや他の子達は驚きの顔になった。


 周りの兵隊の1人がスライムを見下して、


「また…()()()?」

「コイツは魔の因子に取り込まれ魔物なった失敗作じゃよ。」


 つまらな口調で中年の男性はスライムになった女の子を話した。


 動揺する僕達は、


「これは…いったい…」

「お前達まで…失敗になってはかなわんからな。」

「おい、アレをやれ。」

「はい」 


 頭をかき中年の男性は他の研究員に言うと返事をして、詠唱してバタバタと倒れルクス達はその場に眠った。


「この実験体を…それぞれ別々にラボに運べ!」

「はい」


 研究員達はルクス達を別々に運んだ。


 興味が無さげに中年の男性は、


「ギル少佐、その失敗作は処分してくれ!」

「!?」


 無言で緑の軍服の男性は懐から拳銃を取り出してスライムの核を1発で破壊してその場でスライムは溶け消えた。


※※※


※???※ 


 目を覚ますと僕は上下の感覚が無い空間で耳からではなく頭に直接声が聞こえて、


『…人間よ。』

(なんじ)はどちらを受け入れる。』 

「え?」


 目の前に2人のルクスがいて僕は質問の意味がわからずに不思議な顔になった。


 だが…不思議と僕は気のせいだと思うけど、わざと声を変えてる気がしたが、あえて触れない事にした。


 ただ違うのは右側の僕は頭から足まで白く背中に天使の翼があり左側は頭から足まで黒く背中に悪魔の翼があった。


『もう一度…汝に問う。』

『人間よ。汝は白と黒どちらをとる。』


 同時に白いルクスと黒いルクスは言う。


「具体的にはどう違うの?」


 細かく僕は訊こうとしたが、


『白は汝に光の加護を与えるだろう。』

『黒は汝に闇の加護を与えるだろう。』


 それぞれのルクスが答える。


 考え込んでいたが、


「それは…必ずどっちか取らないと駄目なの?」

『………』


 今度はどちらも黙るっている。


「じゃ…僕はどっちも取らないよ!」

『何故だ?』

「だってどっちも答えは同じだから!」

『そうか…汝の答えは…面白いな。我は汝に嘘をついた。』


 僕の答えに白いルクスは黒くなってどちらのルクスも黒くなった。


『汝が白を取れば…汝を魔物に変えた。』

『汝が黒を取れば…汝を魔族に変えた。』

「ええ!」


 衝撃的な事を告げられた。


 危な……


 ヒヤヒヤした。


『どちらも選ばないなら……』


 黒い2人のルクスは上を見た。


 空から光に輝くルクスが降りて来た。


『汝が辿り着いたのは………いいお答えですね♪』


 何かを伝えようとしてるがよく聞き取れ無いが懐かしい口調を聞いた気がして周りの背景が歪んだ。


※※※


 隔離された拘束されたベットで僕は目を覚ますと、


「おお!」


 ぼんやりとガラスの向こう側から研究員は驚きの声をもらしていた。


「信じられません…全て安定してます!」

「よし! 成功だ!」


 さっきの中年の男性がガッツポーズで眼鏡の研究者は冷静な顔で複雑な顔で見ていた。


「遂に聖魔の人間が男が…!!」

「ガルン教授おめでとうございます!」

「成功です!」


 周りの研究員達が中年の男性に集まっていた。


 周りの声がする中で僕は再び目蓋が重くなり眠った。


 次に目覚めたらどんな事が起こるのかは僕は知る由もない無かった。


続く


※※※


 オマケ・[レナちゃん大妄想]


※レナちゃん視点※


 レイジ君にルクス君が追いかけこしてる光景に、


[今日はもルクス君が可愛いな♪]

[いつか♪ ルクス君がわたしのお婿さんになってくれないかな?]


 ポワポワと想像が膨らみ私は、


[16歳の成人を迎えたら…ルクス君から告白されて、そのまま初めての交換をしてたり……赤ちゃんが♡]


 わたしは涎を垂らしていた。


 因みにこの村で赤ちゃんの作り方を聞いたら周りの大人達は逃げ出した。愛が有れば女神様から授かると教えてもらったり、その時に村長にコッソリと(わたし)は赤ちゃんの作り方を教えてくれてすごく恥ずかしかった。


 少し離れた場所からレイジ君とルクス君はわたしを見てたが気づかなかった。


「レナちゃん? どうしたの?」

「……はは〜ん♪」


 心配な顔でルクス君はこっちを見ていたが幼馴染のレイジ君とはわたしは生まれた時から、この村に居るので流石に見抜かれた。


「分かったの?」

「さぁな?」


 興味有りそうにルクス君が訊いたが、ここはあえてとぼけた顔でレイジ君は走り出しルクス君は追いかけた。


「教えてよ!」


 ルクス君の声でわたしは我に返って、


「は!」


[なんて…朝から妄想をしてたのかしら……] 


 2人は気づいて無いってことはわたしはまたルクス君を見ていた。


END

 最近、ちょい修正

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