18.彼は……
話してる時にノックが聞えて…
※ミカ視点※
直ぐに立ち上がってシオンは向かって、
「誰よ…ルクス?」
「どうしたのよ?」
「用事があるってアザゼルが言ってたから。」
「用事………うーん」
「まあ、良いわ。」
シオンと少年の声が聞こえた。
「入りなさい。」
「あ……ルクス」
この部屋に入ってシオンに案内されて、その後ろに黒髪の少年は可愛らしいとかっこいい顔立ちの間で白いスーツを着て、シュイもその子供の名前を呼んだ。
ルクス……聞いたことが無いわね。
だけど、私が追ってる彼なのかは気になって鑑定眼でジーと見た。
※※※
鑑定結果…
名前:ルクス
影 :?
年齢:10歳
種族:人間(追放された元伯爵家)
別名:聖剣に選ばれた者
性別:男
武器:聖剣
魔族級:大神級
能力値
物理攻撃:SSSSS(ただし、聖剣を持った時のみで、本来は本来は攻撃はSS)
物理防御:SSSS
魔法攻撃:A
魔法防御:S
素早さ :SS
運 :D
支援魔法:SS
ブラック・スキル:ナマ吸収、魔法・瞬間記憶
マナ吸収:大気のマナを自分の魔力に変換して魔法を使う。
魔法・瞬間記憶:1度見た魔法は本人の意思とは関係なく習得してしまう。
特殊ユニーク・スキル:初見殺し(色々ユニーク・スキルの構成された特殊スキル…解析不能)
ユニーク・スキル:運命の恋人、錬金鍛冶師、勇者、最強の婚約者
運命の恋人:運命があるモノを引き寄せる(呪い→ユニーク・スキルに変化した)。
加護:聖女の加護、聖母の愛、魔界の姫君の契約、世界の管理者の端末の加護、ワイバーン族の契約、アザゼルの主、聖剣に選ばれた者、始まりの女神の加護、最悪の呪いの女神の最大級の加護、時の管理者の加護
聖女の加護:聖女が剣して愛するものに贈る加護。
聖母の愛:聖女の子供として認められた永遠の愛。
魔界の姫君の契約:お熱な魔界の姫君がファストキスから体内に魂に契約をした加護であり呪い。
世界の管理者の端末の加護:彼から親友の子守りをするように頼まれたモノ。
ワイバーン族の契約:ワイバーン族の姫に婚約者と認められており…隙をみせたら……?
アザゼルの主:名前をつけたモノに従う。
聖剣に選ばれた者:ガーベラの眷属の光と闇の生きた剣に認めらた者に攻撃アップ2倍。
初めての女神の加護:婚姻と契約を約束された愛。
最悪の呪いの女神の最大級の加護:ずっと表面上で呪いにマナを送って開放した者に愛を与える。
時の管理者の加護:運を下げる代わりに攻撃アップさせる。
一言:特に無し。
口調『僕』
※※※
スキルを見て飽きれるほどにバランスが悪く加護が良い方に機能して無くて、色々とマイナスが多くて狙う気にはならなかった。
だけど彼に出会う前の私わたしや他の種族だったら狙うと思うけど、個性を表す人間性が出る職業だけは基本的に『鑑定』では見えないギルドの特殊な『鑑定』技術なので加えれない。
鑑定した名前からルクスだとわかり、不思議な顔で見てきた時に私わたしをナマイキに『鑑定』されてるに気づいていたが無視した。
「彼女は?」
「私の同僚のミカ」
無表情なシュイに説明されてルクスは驚いた顔になっていた。
つまらなそうな顔で私は、
「ふーん、コイツには興味が無いわね。」
「え!?」
すごくショックな顔にルクスはなった。
「姿は似てるけどあの白と黒の大鎌のアイツじゃなかったわね。ソイツを探してるのよ。何か知らない?」
「………」
ここで私がここに来た話題に触れると、シオンとシュイも黙って顔は無表情で知らない感じだったが、すごい怪しかった。
これには不思議な顔で私は周りを見たら、
「それって、彼だ……!?」
その軽口をして私わたし耳をピクと立てて、ルクスが次の行動を起こさないように逃げ出さいように目の前に転移した。
「お前、知ってるの?」
「全て話せ!」
「え、でも……」
ワザとルクスを驚かせて訊いてるその隙に両肩を掴んで更にルクスを問い詰めた。
[このルクスは残念に口が軽すぎよ!]
[色々と問題児で、まずい……]
私の背中の方で無言でシオンとシュイは頭を痛そうに押さえた。
全てを賭けた恋なので私は必死な顔で睨んで、
「話すのは…」
「そう?」
顔をそらして流石に断ろうとした態度に腹が立って、私は両肩に力を入れて、
「イタタタタタター!!」
「このまま、両肩の骨を粉々にするわよ!」
顔を歪ませてルクスは叫んだで、手段を選ぶ余裕は無く脅して、後ろに助けて船を出されないように結界を張った。
後ろからシオンとシュイが結界を叩く音が聞こえた。
その時に凄く飽きれた頭に声が聞こえて映像が近くに浮かびあがり、
『ルクスは欠陥品のポンコツ丸で、口の軽さを評価するなら最低……彼ならガッカリレベル』
「誰よ?」
機械的な口調でハッキリと映像は念話で話して、ショックを受けてルクスはガッカリしていた。
『私は彼に頼まれたルクスの保護者でありこの世界の管理者の端末』
「世界の管理者端末!?」
「その彼は何処にいるのよ?」
直ぐにルクスを開放して座り込んで、私わたしはその端末の存在はアダム様から聞いていたので、実際に会えるとは思わなかったので興味深いが、今は探してる彼の足取りが先決だった。
ルクスの肩にシオンは回復魔法を使っていた。
隠す様子も無い事がわかりミカの質問をラプラスさんは、
『単刀直入に………彼はルクスの居た村で最後の調律をして死亡』
「は!?」
情報量が多すぎて理解が出来なかった。
ここまで来たのは無駄だったの!
触りこんだが、
『ただし……私の本体を含めた四大管理者は彼を新たな転移させる決断』
『彼に会いたくば10日後にシュイ、ミカ、シオン、レイカをその世界に転移させるので、今は調整するのに待つことを推奨』
これは好機チャンスだと思えた。
ニヤリと笑って私はゆっくりと立ち上がった。
『条件がある!』
「条件?」
端末から念話で私わたしは不思議な顔になった。
『まずはこの話は他の誰に言ってはいけないこと、転移した世界は成人まで大人の階段は禁止!』
『理由は彼は毛色の違う最後の『白と黒の死神の調律師』であり、話せない事情があるゆえに…』
この端末の念話を聞いて、
あの毛色の違う優しくて有名な伝説の調律師!?
この世界でも誰もが欲しがるから秘密なのはわかったけど成人まで待てということは子供ね。
それは最高ね♪
いい条件ね♪
目の前の条件が破格だった。
『あくまでも同棲と軽いスキンシップまでは黙認しない………条件は先程の通り』
「良いわよ♪」
「その条件は飲んであげるわよ♪」
すごい魅力的に満足な回答だったので私は微笑んだ。
『シオンとシュイは?』
「飲むわ」
訊かれて同時にハモった。
『最後にルクスは………』
「!?」
何かを念話で話しているがルクスの顔は真っ青になって土下座して、
「それだけは止めて下さい!」
床に頭を擦り付けて映像の端末に謝っていた。
『なら努力必須!』
念話で言い残して映像が消えた。
この後に残ったルクスとも自己紹介して、私の事を弱いルクスは呼び捨てに言おうとしたので、
「お前に呼び捨ては認めれないから、さんづけで呼んでくれる?」
「また両肩を痛くされたくなかったら?」
「ミカさん……」
圧をかけて私わたしは脅して、さん付けで呼ぶことになった。
続く
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