1.逆鱗
何やら緊迫感あった
※シュイ視点※
ゲートから戻って眠らされたルクスを見ながら私は、
「シオンはいつからルクスが偽物とわかったの?」
「偽物でもないけど、最初に会った時の気配は張り詰めてる感じだったけど、今のルクスはのんびりと過ごしてる感じただった。」
「そっか……」
訊かれたのでシオンは素直に答えてくれた。
私は気付けなかったことがそれが悔しかった。
「私は深層が大好きルクスね♪」
「え……」
今度はシオンに素直に微笑んだ顔で言うと私は困った。
「ずっと……不思議だった、以前に会ったルクスが変わってしまった事に疑問だった。」
「私も深層のルクスが本物だと思うけど……」
「その深層のルクスは今のルクスに表面に出てるルクスは親友だからといった。」
話し合って私は理解した。
なるほど……ルクスは昔から優しいから、アザゼルも言ってた根はすごく優しいとまさにその通りだった。
「ところで、さっきの話だけも……」
「気になる言葉ね。」
どうやら気になっていたのは私わたしだけでは無かった。
「でも好きな人が私達にお願いしたんなら、守って喜ばせてあげて、たっぷり見返りを求めよ♪」
「名案♪」
このシオンの案に同意ができた。
冷静な顔でシオンは見て、
「大人の階段はルクスと絶交になるかもしれないから待たないとね。」
「うん、持つのは良い女♪」
頷いた顔でドヤ顔をして、これ以上はここに居るのは野暮だと思って私わたしとシオンは外に出た。
※※※
※アザゼル視点※
入れ違いに入ったは私とクロノスさんだった。
直ぐに寝てるルクスを見て、
「やはり、行ったのか……あの子は…」
「それがルクス様の判断です。」
静かに私は話した。
「これから来る災悪の1つを潰しに最後の『調律師』として、歴史の改変をするために……イザベラとこの子が合う前に…」
「今はルクス様を信じるしか無いですね。」
「ああ、そうだな。」
落ち着いた口調で私は言うとクロノスさんも納得した。
※※※
※ルクス視点(深層)※
※南の町※
防音魔法を小屋の中に張った馬小屋に僕は少しだけ立ち寄って小部屋を見て、
懐かしいな。
よくここでこっそり『錬金鍛冶』で装備を作ったな。
流石に正面して行くのが普通だが、それは避けたいから裏技で、棚の一番下のヘコミがあり、蓋をずらすと番号キーのパネルが有った。
番号はいい国を作ろう…11920296と押して、ゆっくりとベットが置いてある床に地下室が現れた。
そのまま地下に降りたら床が元に戻った。
トイレから出た狸は呆けてる間に床が閉まって、バンバンと叩いたが反応は無いので、
「デコデコ[な、こんな仕掛けがあったのか?]」
「デコデコ[ええーい!こうなったら、開けゴマ!]」
右手の親指を立てて決めもポーズで魔法の呪文を唱えたが効果は無かった。
「デコデコ[何故だ!?どうして開かない!]」
ショックを受けた顔になった。
『総ミスリル製のこの秘密の通路も懐かしいな。』
「そうですね。」
タナトスさんは念話をしてきて僕は答えた。
「さて、秘密の通廊を作りますか。」
僕は壁に手を置いて先行させた前世の人格の1つミズちゃんと同調させて、場所を特定して魔力を流してミスリルが溶けて新たな通廊を作り初めてその道を繋いだ。
少しだけ待って数匹のヘビ達がこっちに来て念話が聞こえて、
『主君殿、退路は確保しました♪』
「来たれ!」
「我が人格なる剣の将たる『千の剣姫』のヒメちゃん」
赤い鎧を着た金髪の悪魔の角を生やして、背中に真っ赤なマントと尻尾の同年代の冷徹な顔の子が現れた。
手に真っ赤な片手剣を持っていた。
「主よ。私の役目をお与え下さい。」
片膝をついた。
「ヒメちゃんの活躍に期待するけど、少しだけ待ってね。」
「かしこまりました。」
「兵を200体は出してね。」
「御意」
やりとりが終わると懐からカードを出して、僕はとある場所に連絡をかけた。
※※※
※????視点※
※リィーン達の地下研究所※
球体の入ってる少女は、
『データの予想外の行動……発生!?』
『ルクスはクロノスの領域に居るはず……まさか、空間転移!?』
完全に予定が無い行動に展開だった。
『逆鱗に触れたと推測……』
『想定外のルクスの干渉!?』
すごい速度でキーボードを叩いて必死で私わたしは計算していたが、
『ルクスと敵対して勝てる可能性は0%……安全な策を検討』
『彼女との契約は……ここで放棄が妥当』
結論的に安全な策を貫くしか無いと思った。
『通信……!!』
『さて、このまま何も無かったと逃げるのか?』
電話のボタンを押して相手がルクスだと解り、もはやここまでだと思った。
ここまで掴めてる状況で言い逃れは無粋だと…
『今から大量に生産される天死はつくらないなら、電力エラーにして中止にしてくれたら除外するけど、1つ知りたいのは転移先の身体は何処にあるの?』
『話せば対処外の適用』
まだ私に可能性を感じた。
『貴女は今回の件は目を瞑るの約束をするよ。』
『手伝って欲しいことが有るので、貴女の判断に期待します。』
通信が切れてここはルクスの案になることにした。
※※※
※ルクス視点(深層)※
僕は通廊を広々して、ヒメちゃんは兵士を200体ほど出した。
「この先は電力ダウンしてるので『暗目』を使って行動しするように…中央突破、左の突破部隊に分けて部隊長の人選にユメちゃんはユニーク・スキル『ミラー・シャドー』使ってね。」
「御意」
「私と共に戦う分身を召喚!」
影が伸びて4つに別れて別れて4つの影が人型に変わって、青、ピンク、黄、黒の軽装備の鎧の同じ顔の少女が出たが、黄だけは重装備だった。
武器は、青=杖(魔法使い)、ピンク=杖(回復)、黄=盾タンク、黒=短剣(暗殺者)、本体・赤=片手剣(戦士)
微笑んだで僕はヒメちゃん達に近づいて、
「さて、ユメちゃんとミラー・シャドーさん達に、一応それぞれに活かしたスキルをつけたい装備を付与した腕輪を渡しくておくよ。」
「主、感謝します。」
「君達の役目は敵戦力の陽動吸収を頼みたい。右側やるこがあるから絶対に右側には行かないでね!」
「御意」
腕輪を渡して念話に2回言った。
「では…そろそろ殲滅を始めるよ!部隊編成はわかせるよ!」
「ユメちゃん達は突撃!」
一気に走り出してた。
「しいちゃん来て♪」
白い炎の犬を出して、
「主様♪」
「僕達も行こうか♪」
「御意♪」
微笑んだ顔で走った。
続く
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