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僕と君の出会いと別れ  作者: 雪谷
特別番外編『逆シンデレラ』……
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過去作・特別番外編『逆シンデレラ』26

 先程の事もあるので、僕とサマエルお姉ちゃんは・・・


※テイジ視点※

 抱くのを止めてカトレアとシオンは離れると、さっきの事も有るので、気まずそうに僕はサマエルと向かい合った。


「テイジ!」


 え?


 勢いよくサマエルはいきなり座り込み土下座して、予想外な事に僕は呆気に取られた。


「貴方の気持ちを考えずごめんなさい!」

「これからは、結婚を前提に今から私わたしとベットでこ…!?」

「この残念の堕天使が何を言い出すんですか!」


 何の恥じらいもなくサマエルは言い出して、慌てて魔夜が口を塞ぎ睨んで、テイジを微笑んだ顔をして見た。


「愛しき主様♪」

「え?」

「私わたしは結婚したいです♪」

「でも…未成年ですよ。」

「そこは、拘束して……愛しき主様を毎日幸せにするから、どうか結婚して下さい♪」

「えっと…」


 なんかとんでも無い事をしれっと妙な告白されて、困った顔に僕はなった。


 身を乗り出しニコニコしてカトレアがテイジを反転させて、


「次は僕だね♪」

「花嫁のテイジ君、僕と結婚してね♪」

「だから…そういうのは……」


 困った顔で僕でいると、カトレアは耳元で妖艶に満ちた口調で、


「勿論、断ったら……わかるよね?」

「え」

「君を堕落に底に突き落として壊しすよ♪」


 言われて、背筋が僕はゾクゾクした。


 咳払いしてシオンは真剣な顔で、


「最後はわたしね。」

「テイジの事を守ってあげるし、相談も乗るから……」


 だけど徐々にシオンの顔が、まるでゆでタコのうように赤くし深呼吸して、


「……わたしはテイジを貰うから、だから結婚しなさい!」


 目を瞑って言い切って、後ろの木から涙を流してミスディーヌはハンカチを食わて悔しそうな顔をした。


「僕の気持ちは?」

「そこは拒否権よ[ですよ][だよ]♪」


 焦った顔で僕が聞くと4人は微笑んだ顔でハモって、僕は抵抗も出来ずにそのまま強引に引っ張られて、強引にレブン国王の元に連れてかれた。


 クロエもその結婚式に一緒に混ざろうとして、


「そこに混じらないと……」

「今回は部外者はダメよ。」

「だめですわ♪」


 クリスと桜がクロエの翼を左右に掴んで、後にあるき出した。


「ちょっと、わたくしの愛を邪魔しないでくださいな!」


 どんどん遠ざかっていくクロエは叫んだ。


※※※


※パーティー会場※


 パーティーが終わりはレブン国王の前で、4人の王子のサマエルとシオンとカトレアと魔夜は、逃げないようにロープで縛ったテイジを連れてきた。


 その光景は、まるで侵入者を連れてきたようだった。


「そのモノは?」

「レブン国王、私わたし達は皆、同じ人物を好きになったで結婚させて下さい!」


 どの王子も真剣な顔で言って、


「構わんよ。好きなら、結婚を認めよう。」


 あっさりとレブン国王は認めて、


「じゃ、さっそく初夜の儀式をやってくれ!」

「ありがとうございます!」 


 4人の王子は深々とお辞儀をしてお礼を言った。


 初夜の儀式?


 始めて聞く単語に僕は不思議な顔になって、近くにいたしのぶが頬を赤めて、


「初夜の儀式は子供が出来るまで、出られない魔法の部屋ですね~♪」

「好きなったモノを逃さないために、この国では既成事実を作るために子作りをして貰います♪」


「!?」


 その言葉に驚きの顔になって逃げ出そうとしたが、4人の王子達に無理やり部屋に連れ込まれた。


「そういうのは……本当に駄目だって!」


 縛られたままベットの上に寝かされて、王子達は部屋のドアを閉めて服を脱いで下着姿なった。


「絶対に気持ちよくしますので遠慮なく出してくださいね。」

「それはダメ…!?」


 その部屋の扉が開放されたのは4ヶ月後の事だった。


 こうして、僕は詰めが甘かった最後に政略結婚に乗ってしまい言い逃れも国外逃亡もできなくなった。


 こうして…シンデレラのテイジは王子達と一緒にいつまで暮らしまた。


 めでたし、めでたし……


「デコデコ[これで、めでたしか?]」


 デコ監督は脚本を読んだ。


「デコデコ[…………途中で色々と変わってるけど、いやいや、人生は気にしたら負けだならば気にしない♪]」

「デコデコ[めでたし、めでたし、めでたし♪]」


 この話をしめた。


※※※


※???視点※


※とある干渉者※


 複雑な顔で青い髪の少年の僕は見ていた。


「なるほど」

「お兄ちゃんには、リトスとリエルがいるもん♪」

「浮気はだめだよ♪」


 銀髪の小悪魔な姿の少女と金髪の天使の姿の少女は声を揃えて言った。


「そろそろ、帰ろうか。僕達とは違う世界線だからね。」

「うん♪」

「ヒカリお兄ちゃん♪」


 そのまま僕達は消えた。


 END

時間を作って読んでくださりありがとうございます。


また読んでくださりますと幸いです。


ブクマ&評価をもらえたら幸いです。

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