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小説家になろうで素人がゼロから1年で書籍化できるのか!?検証してみた。

作者: 月ノみんと

★はじめに


みなさんこんにちは初めましての方は初めまして。

web小説を書いている月ノみんとと申します。

普段はカクヨムやなろうで作品を発表しています。


今回は『小説家になろうで素人がゼロから1年で書籍化できるのか!?』というものを検証してみました!


というのも、自分はどうしても書籍化という夢をかなえたかったからです。

それならば、どうせやるならちゃんと期限を設けてやろうと思いました。

開始したのは2021年の3月。

つまり期限は2022年の3月ということになります。


★ランキングの壁


みなさんは小説家になろうからの書籍化というとどういうイメージを持たれますか?

書籍化されるためには、まずランキングの上位に入らないといけませんよね。

ではそのランキングに入るためには、どういった方法があるのでしょうか。


匿名掲示板などネットの意見を見ていると、中には不正や相互評価、そういったものがないとランキングには上がれないと言う人もいるかもしれません。

そうでなかったとしても、元々の知名度や、熱心な宣伝活動がなければいけない、という風に考えるかもしれませんね。


本当に既存のファンがいないまったくの素人が、ランキングにのることなど可能なのでしょうか。

ランキングを見ていると、すでに書籍化されている方や、すでに多くのファンを得ている作者さんばかりのような気がするかもしれません。

実際自分も、最初は不可能だと思いました。

どうせ今からなろうに投稿しても、初心者が書籍化までこぎつけるのは不可能だ。

そう思っていたのです。


実際に私が最初に投稿した作品はブクマ数もゼロでした。

一か月かけて5万字ほどで完結させましたが、ろくに読まれもしませんでした。

そのときはあまりのハードルの高さに絶望を感じてしまいました。

「やっぱり書籍化なんて無理、ランキングなんて夢のまた夢だ」そう思って落ち込みました。

ランキング上位の作品を読んで、自分の作品と比べて、その差にうちひしがれもしました。


ですがやっぱり悔しい思いも強く、どうしてもあきらめることができませんでした。

そこで私はもう一度なろうに挑戦しました。

最初の作品はSFチックな硬い作風でしたが、今度は自分なりになろう系に寄せたつもりで書きました。

ですが結果はブクマ20にも満たないという残念な結果でした。


せっかく一月かけて5万字ほど書いたのに、これでは書籍化なんて万が一にもありません。

自分的には軽い作風にして、タイトルにも追放などのワードを盛り込んで、ハーレムものにしたはずなのにどうして!? と思いました。

このときにはすでにあきらめかけていて、もうこのまま趣味でのんびり続けるのもいいかななんて思っていました。

読まれなくても楽しいからいいやと、そう思い始めていたのです。


ですがそれは後から思うと本心ではありませんでした。

本当はもっと自分はやれるはずだ、もっと認められたいと思っていたのです。

あまりの悔しさに、今度はもっと本気で取り組もうと、意識を変えることにしました。

今度は行き当たりばったりの連載ではなく、ちゃんと10万字を書き溜めようと思ったのです。


これまではその場のノリで書いてしまっていて、どうしても10万字を書ききることができませんでした。

やはり評価されるにはある程度の文字数がないといけないのではないかと、仮説を立てました。

今度こそは自分でもなにかをつかみかけていて、手ごたえを感じていました。

ですがまた5万字ほどで手が止まってしまいました。


このまま書いて、本当に読まれるのか?

またダメなのではないか?

と不安に襲われてしまったのです。

たしかに前作までよりはよくなっているけど、なにかが違うと感じていました。


そんな私は執筆から逃げるようにして、ネットの海をさまよいました。

執筆のかたわら、私はネットで様々な創作情報を集めていました。

暇さえあれば創作論を検索し、それをどんどん吸収していました。

ですがほとんどは気休めのような創作論で、実践向きではないような抽象的なことしか書いていなかったりします。


どうすれば小説家になろうで読まれることができるのか。

なにか自分の知らない必殺技のようなものがあるのではないか。

そう思って毎日知らない情報を探し回りました。

実際にこのときの自分はまだ作法や戦略をなにも知りませんでした。

そんなときに出会ったのがYouTubeのとある動画でした。


★師匠との出会い


それはYouTubeに初枝れんげ先生が投稿されている『初枝れんげの小説家になれるチャンネル』というチャンネルです。

初枝先生はなろうから書籍化されている方で、異世界孤児院などで有名な作者さんです。

自分も異世界孤児院は以前から知っていました。

そしてそんな先生がおっしゃっている話なら、かなり実用性が高いのではないかと思い、チャンネル登録をしたのでした。


そこからは毎日のように投稿される動画を見ました。

チャンネルでは論理的に創作に本当に必要なことだけを的確に解説されていて、これが本当にためになりました。

その内容だけでなく、メンタル面でのモチベーションアップにもつながります。

もしかしてこの通りにやれば、自分でも書籍化できるのではないかと思い始めたのです。


そして動画をみて勉強していくうちに、自分の小説のどこがだめなのかわかってきました。

そしてなにが足りないのか、どのように書けばいいのかの方針が見えてきたのです。

小説を書いてそれが評価されるとはどういうことなのかがわかり、ますますモチベーションがあがります。

そしてやっとの思いで、初めて10万字の小説を書ききることができたのです。


こうして3作目の作品を書きあげたのが大体5月の末でした。

ここで3作目をそのまま投稿することもできたのですが、ここで私はあることを思います。

「この作品ではまだだめだ」そう思ったのです。

たしかに以前の作品よりは見違えるほどよくはなりました。

ですがまだ書籍化にはほど遠いものだと感じていたのです。


それは初枝先生の動画で勉強したことで、どういう作品が読まれて、どういう作品は伸びないのかを理解し始めていた証拠でもありました。

たしかにこの作品は自分ではそこそこ面白いけど、そこまで伸びないと感じていました。

またこのまま投稿しても失敗する。

そう思った私はその作品は投稿せずに、次の作品を書き始めるのです。


★初のランキング入り


3作目を書きながら初枝先生の動画を見て、私はだんだんと書き方をつかんでいきました。

そこでなんとなくですが、動画の内容が完全に理解できたのです。

動画の内容が論理的に正しく、この仮説にもとずいてやっていけば、絶対にできると確信したのです。

そこで私は、なんども動画を見返し、理論を叩き込みました。


こんどはどうしても失敗したくない、もう悔しい思いはいやだ。

そう思い、一か月間初枝先生の動画(プレイリストにあるテクニック動画)を何度も何度も見返しました。

動画をみるうちに、その理論の妥当性を確信していき、いつしか私はその理論を完璧に信じ込んで、自分のものにしようとしました。


この動画の通りにやっていけば確実に書籍化できると確信したのです。

今まで小説の書き方ややり方を知らずにやっていた自分にとって、その指標は唯一の光でした。

確信できたからには、あとはその通りに実行するだけです。

動画の内容をノートにまとめ、完璧に飲み込みました。


そしてついに、今の自分は完璧に理論を理解したので、確実に面白い作品が書けるという自信を得ました。

なろうでの戦い方がわかったのです。

気になる方は動画をおすすめします。

そしてついに4作目の執筆にとりかかることになります。


4作目を書き始めたのがたしか6月のことでした。

最初の目標をたててからすでに3か月が経過。

可能であれば年内に書籍化できれば一番いいなと思っていましたので、あと半年しかありません。

状況は切羽詰まっていました。


というのも、自分の父はガンで、闘病中でした。

今は回復して元気にしていますが、このときは年内中には危ないという予断を許さない状態でした。

なのでなんとか年内には……と焦っていたのです。


4作目に書いたこの「ブラック医術ギルド」という作品がのちに代表作の1つになるのです。

まず動画で覚えた理論を完璧にすべてこなせるようなプロットをつくりました。

あとは理論にそって完璧な好きのないプロットを何度もねりなおします。

今までプロットを作ってなかったので、すごく勉強になりました。


そして1か月かかり10万字を書き溜めます。

そこでついに、3作目10万字と4作目10万字の、合計で20万字のストックを手に入れます。

それをどう使うかですが、まずは3作目を投稿することにします。

これはいわば捨て駒的役割で、この作品は伸びなくてもいいと考えました。


3作目の完結と同時に4作目を投稿する作戦をたてていたのです。

そうすることで、読者をつぎの作品に誘導できます。

これも動画で師匠に教わった中で最も重要な点のひとつでした。


そうやってあまり期待せずに投稿した3作目「魔力ゼロの剣聖」でしたが……。

なんと、この作品はブクマ200まで伸ばすことができました。

そこそこ思った以上に読者さんがついてくれました。

前作の20ブクマとかにくらべれば、すごい進歩ですよね。


一応ブクマ100は底辺卒業ラインとも呼ばれ、一つの目標でした。

そこを楽に超えられることができて、ここで一気に肩の力が抜けます。

もしかしたら、ちゃんとやればいけるのかもしれないと思えてきます。

最初はブクマ0で絶望をしていたのが、嘘のようです。


その勝因としてはやはり、文字数の増加と、しっかり書き溜めをしたことがあげられます。

この3作目は日間総合ランキングにはギリギリ届かなかったものの、ジャンル別ランキングにはのることができたのです。

このとき実際にのってみるまでは、まさか初心者が実際に正攻法でランキングにのれるとは思ってませんでした――というのが正直なところです。

別に不正を疑うような気はありませんでしたが、ランキングにはすでに有名な人しかのれないと感じていたからです。


それに、3作目はやはり失敗を改善してきたのでクオリティの上昇もありました。

今まではどこか読者にたいして背を向けて書いていましたが、ここで明確に読者意識が芽生えます。

ちゃんと読者にとどけようと書いていったのですね。

そしてしばらく3作目を連載したあと、いよいよ4作目を投稿する決意をするのでした――。


★夢の表紙入りへ


そして7月になり、私は4作目である「ブラック医術ギルド」を投稿します。

これは40話以上書き溜めをしてあったので、ドキドキの気持ちで投稿します。

そしてなんと、最初の日に7話ほど投稿し、見事ランキングの下位にひっかかることができました。


前作から誘導をかけたので、かなり初動のブクマのつきかたが、以前とは違っていました。

このときに少しずつ手ごたえを感じていきます。

正直この作品でのびなければもう打つ手なし、どうやっていいのかわからないと思っていました。

すべてをかけていました。


これが面白いはず、これが伸びなければなにを書けばいいのかわからない。

そういった思いで投稿していきます。

そして2日目に10話以上投稿してランキングのかなり上位にまでこれたと記憶しています。

そこからはあっという間でした。


自分でも信じられないという思いで、それと同時に仮説が正しかったことに安堵していました。

もちろん伸びると確信してはいましたが、やはり夢のようでした。

三日目、ついに日間のポイントが6000になります。

そして一日のPV数が50万を超えます。


そしてハイファンタジーランキング1位と、日間総合3位を獲得するのです。

正直この瞬間が一番うれしかったです。

脳汁とはこのことかと、アドレナリンがでまくりました。

眠れずに、なんども部屋を飛び回り奇声をはっしました。


そして夢見心地のまま、一か月連載を続けていきます。

しばらくして、今度は月間ランキングでも5位まであがることができました。

いわゆる月間表紙入りです。

そしてブックマークがついに1万の大台に突破します。


ブックマーク1万が書籍化の目安ときいていたので、それを目標にしていました。

なのでこのときはほぼゲームクリアのような気持ちで、浮かれていました。

ですが……なんと、それからさらに数か月たっても、書籍化の打診は一件も来ませんでした。


★再起動


打診がこなかった理由として、私はお盆のあいだだったからと考えています。

なるべく休みのときにランキングを狙うのはよくないかもしれません。

はい、言い訳ですね。

真実はどうかはわかりません。


それで、当然……ブックマーク1マンをとっても打診がなかったので落ち込みます。

それでクリアだと思っていたのだから。

壺おじで一気に頂上から落とされたときみたいなものです。

しばらくは落ち込みました。


一回ブックマーク1マンをとっても、そこからもう一度チャンスをつかむには、もう一度ブックマーク1マンをこえなければなりません。

ですがそう簡単になんどもそれができれば苦労はしません。

コツがわかったとはいえ、なかなか気力てきにも難しいです。


そこからは何度か作品を作っていきました。

ですがどれもぱっとせず、迷走していたものもあります。

もちろんかなり数字は安定し、ランキングも2桁には簡単にのれるようにはなりました。

しかし、あの興奮が忘れられないのです。


ただただ満たされないまま、時間だけが過ぎていきます。

その間何作品かを書き上げましたが、どれも数字はふるいません。

自分では自信があるはずなのに、どうして。

ですが実際は慣れて慢心をしていただけでした。


このくらい書いておけばいいだろうとか、これなら読まれるかな。

といった、曖昧な気持ちで書いていた部分があります。

もちろん楽しく本気で書いていたつもりでした。

ですがどこかで甘えていたのかもしれません。


最初のころの情熱はもっとすさまじかったはずです。

医術ギルドを書いてたときは、もっと熱があったはずです。

しかしなまじ一度山を登ってしまったせいで、どこか油断をしていたのかもしれないです。

どこかで満足していたのかもしれない。


ですが当然、そんな甘い考えが入り込んでいては成功できません。

そのまま9月。

一気に時間がすすみます。

迫るカクヨムコン。

年内と考えるなら、あと3か月しかありません。


勝負に出るなら、せいぜいあと1回が限度かと思いました。

そこでもう一度、本気でやらねばと立ち上がります。

今まではどこかで予防線をはっていました。


いくつか書きたいものの案はあったのですが、その中でも本命を選んで書いてはいなかったのです。

失敗が怖くなっていて、本命の作品で失敗したらどうしようと思うあまり、2番手くらいの書きたい作品を着ていました。

でももう逃げてばかりはいられません。


確実に読者の心を射止められる作品が必要でした。

もう一か八かの賭けはできません。

ここで確実につかみとりたい。

なのでずっと寝かしていた、本命のアイデアにとりかかります。

それが現在の代表作である「確定レアドロップ」でした。


★確定レアドロップの成功


確定レアドロップという作品を書き始めました。

これのアイデアはけっこう前からあたためていました。

おそらくこれを書けばかなりいいところいくのではないかという確信もありました。

医術ギルドを書いたときもかなり確信めいたものはありました。


今回も書き溜めてからなろうに投稿しようとして書き始めます。

ですが当時はかなり精神的にもつらく、以前のように書き溜めがスムーズにいきません。

また失敗したらと思うと、どうにもうまくいかないのです。

そこで私はカクヨムに先に投稿することにしました。


当時の私はカクヨムはあまり本気でやっていませんでした。

小説家になろうをメインにしていたので、カクヨムはサブてきな感じでした。

なのでユーザーフォロワーも40人ほどで、今まで★500も達成したことがないような状態でした。

カクヨムには書き溜めのために確定レアドロップを連載し始めます。


あくまでカクヨムでは書き溜めで、そのあとのなろう投稿を本命にしていました。

なので連載をはじめたのは気楽な気持ちでした。

とくに誰に見られるとかを意識せずに、気楽に書き溜めていきます。

かきためついでに誰かみてくれる人がいればなーというくらいでした。


ですが連載を始めるとすぐに、今までとはあきらかに違うはんのうがありました。

正直なろう向けに書いていたので、カクヨムで伸びるとは思ってもみませんでした。

ですがあっというまにフォローと★がふえていきます。

連載開始してすぐにランキングをどんどん登っていき、とまりませんでした。


カクヨムで伸びたのはうれしい誤算だったのです。

なろうでは伸びるだろうけど……という感じでした。

★も一日に50とか増えていきます。

そしてランキング3位くらいまでくると★は最大で一日200とか毎日増えました。


そうして連載をつづけ、10月からはじめて12月ごろにはもう★3000くらいになっていました。

ですがやはりカクヨムからは書籍化しずらいのが現状です。

いちおうカクヨムコンにはだしていましたが、なろうにも投稿することにしました。

その時点でストックは90話近くありました。


★最終章


12月になってなろうにも投稿しはじめると、ぐんぐん伸びました。

ストックはいくらでもあったので、どんどん更新して、ジャンル別日間2位までこぎつけます。

そしてそのまま連載を続けていくと、月間ランキングにものることができました。


しかし、いよいよタイムリミットが来てしまいます。

そう、2021年が終わってしまいました。

父の癌がかなりよくなったので、年内という期限はもう必要ないのですが……。


ですが、やっぱり可能であれば年内に決めたかったというのも本音です。

切り替えて、今度は予定通り3月をタイムリミットにします。

初投稿が2021年の3月なので、2022年3月が締め切りです。

それまでになんとしても書籍化をきめたかったのです。


カクヨムコンは発表が半年先とかなので、なろうにも投稿したんですね。

そして次に、うれしい知らせが舞い込みます。

確定レアドロップを連載していたころに届いた知らせは、書籍化打診とは別のものでした。


そう、確定レアドロップではなく、医術ギルドに関してです。

打診がなかった医術ギルドを、コンテストに出していたんですね。

医術ギルドはなんと、第一回新人発掘コンテストで最終選考11作にえらばれます。

これは5000作の中からなので、すごくうれしかったです。


そこでかなりモチベが回復しました。

このままコンテストで医術ギルドが通ってくれれば、目標は達成できますね。

そして確定レアドロップも順調に連載を続けていきます。


医術ギルドは月間5位まででしたが、こちらはたしか3位までいけました。

確定レアドロップはずっと長くランキングに残り続けることができ、私のなろうで一番ポイントの高い作品になったのです。

医術ギルドとあわせて、ブクマ1万超え、5万ポイントの作品が2つになりました。


正直、ここでかなり安心しました。

自分で医術ギルドを超えることができなかったので、もうこのまま無理ではないかと思っていたのです。

ですがそれを超え、さらに医術ギルドもいい感じで、いうことなしでした。


ですが残念ながら、医術ギルドは最終選考で落ちてしまいます。

そこで気持ちを切り替えて、確定レアドロップをもくもくと連載しました。

確定レアドロップはなんと1月ものあいだ表紙に入り続けることができ、1万2000というブクマをかせぎだしました。


医術ギルドは800万PVでしたが、確定レアドロップは1千万PVという記録を出します。

瞬間最大風速では医術ギルドですが、確定レアドロップはかなり長く愛されてくれました。

やはり編集さんとのタイミングもあるのか、長くランキングに残り続けることは、より見てもらえる確率があがるのですね。


確定レアドロップはカクヨムでもそのまま伸び続け、今では★7000近くにもなりました。

なろうとカクヨム合わせて1500万PV,ブクマは25000にもなります。

そうした結果もあってか、見事この作品で書籍化を発表できることとなるのです。


ギリギリ1年以内に書籍化を決めることができたので、なんとか目標を達成することができました。

それもこれも応援してくださった読者さんのおかげです。


なのでこの検証の結論としては――。


小説家になろうで素人がゼロから1年で書籍化できるのか!?


――できる、という結論になります。


これはあきらめないで継続できたからだと思っています。

最初は絶対に無理だと思っていたことでも、本気でやればかなうのだと知りました。

これは自分の中でかなり大きな自信になっています。


やはり成功の一番の要因は、期限と目標を明確にしたことだと思っています。

運ももちろんあったとは思いますが、あきらめないことも大事でした。

それと、これは引き寄せの法則のようなオカルトになってしまうのですが……。


私はこの目標を「できたらいいな」ではなく「必ず成し遂げること」という風に意識しました。

そうすることで、それに向かってなにが足りないのか、なにをすればいいのかが明確になります。

あとはPDCAサイクルをまわしていけば、少しずつですが前に進めます。


なぜこのような記事を書いたかというと、それは別に自慢をしたかったとかというわけではもちろんありません。

かつての自分のような書籍化を目指す人の手助けに、わずかでもなればと思いました。

自分は最初、ネット上で創作論や体験談を検索しまくりました。

それがなによりもの指標になって、モチベにもなりました。


創作というのは孤独です。

なので誰かの体験談や、創作論が非常に役に立ちます。

自分と同じような気持ちの人、境遇の人を見るだけでも孤独が癒されます。

なのでぜひみなさんも仲間を作ってください。


自分はTwitterで多くの創作者さんや読者さんと交流をして、たくさん助けてもらいました。

それは小説のノウハウとかという意味ではなく、仲間として、同じく切磋琢磨できる仲間としてです。

たくさん応援してもらったり、いろんな情報をいただいたり、そうして今の自分があります。

書くときは孤独ですが、そうやって高め合える仲間を持つとさらにいいと思います。


では最後に、宣伝です。

この記事でも触れたとおり、確定レアドロップの書籍版が7月5日に出ます。


そう、宣伝です。

宣伝のためにこの記事を書いたと言っても過言ではありません!!!!!

まあ、前から書きたかったことなのでちょうどいいタイミングかと思いまして……。


でも、この記事を最後まで読んでくれた人は気になってくれたかと思います!

全国の書店、通販サイトなどでお買い求めできますので、ぜひよろしくお願いいたします。


あ、あとカクヨムの新連載で次の書籍化狙ってます。そちらもぜひ!


では、みなさんの創作に幸あらんことを~!


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― 新着の感想 ―
[一言] しゅごい…
[良い点] 本当に初枝れんげ先生のチャンネルは、ためになりますよね。 あれを見始めてから書いた作品は、かなりイイ感じに読まれています♪
[一言] 読ませていだだきました。これからも応援しています。 これは、絶対に書籍買わせていただきますね。 やはり、ランキングに乗るようになるまで長い道のりなのですね。 途中で諦めてしまわれる方が多いの…
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