オランダの天才と私の身内
大変お久しぶりです。
さて、私蘭堂透ことグスタフ・アドルフは瑞風明日香ことオクセンシェルナ、石動哲也ことヴァレンシュタインとの再会をへてそれぞれの部隊に配置された。
まず石動哲也ことヴァレンシュタインだが、迫撃砲部隊の砲兵士官として第十一普通科連隊に配属された。北のロシアへの抑えとなる。
瑞風明日香ことオクセンシェルナは統合幕僚監部に配属された。
前回話したので今回はあまり触れない。
そして私蘭堂透ことグスタフ・アドルフだが…陸上幕僚監部への配属となった。前と話が違うように思われるが、通訳に加え私がためしに作成した戦略構想に統合幕僚監部と陸上幕僚監部が興味を持ち、悩んだ末の配属となった。
ちなみにまだ自衛隊幹部には私たちの秘密は判明していないと思われる。わかっているならこういう反応ではないだろうからな…ちなみに私とヴァレンシュタインのことも防大で講義をしていた。まあ、軍事系だから当然と言えばそうだが…
私は近代軍隊を、ヴァレンシュタインは国家安全保障戦略構想の元をはじめたからな。
さらにヴァレンシュタインは陽動や撹乱などの妨害工作なども重視していたため、その分野でも凄いからな…私も苦しめられたからな…
マウリッツ公の生まれ変わりもいるかもしれない。マウリッツ公は私にとっても尊敬する方だからな…
何せ私の率いたスウェーデンが強国の階段を上り始めたのはマウリッツ公が総司令官を務めたオランダ軍の軍制改革を元にドイツの方の軍制改革をプラスして改良したものがスウェーデンの軍制改革であったからだ。
海戦に強くて有名なのはイギリス海軍のネルソン提督ぐらいしか印象がないな…
ただ私やオクセンシェルナは戦略構想を学ぶのにちょうどいいだろうし、ヴァレンシュタインも砲兵運用を学べていいだろうからな。
どちらかと言えば私は現代の戦略構想や戦術を学ぶという点だが…
まぁ、古代から私の時代まではわかっているからな。
そうしていると新たな出会いがあった。中務義久防衛大臣がなぜか私たちに話しかけて来た。不思議に思っていると中務防衛大臣からさらりと驚くべきことを言われた。
「蘭堂透君、いやグスタフ・アドルフ王。あなたは私の息子であるマウリッツの改革から軍事を発展させたことは聞いている。まさかマウリッツがそこまでの軍才があるとはな…」
「マウリッツ公の父君…オランイェ公ウィレム1世か!」
「驚くでしょうね…軍事的才能があるとおもわれていなかった私ですからね。しかしながら、マウリッツがオランダ国内で名をあげるブレダの泥炭船は私のアイデアではあるので…」
「そのことは私は存じ上げていますが、今では諸説あり止まりなのが…」
「まぁ仕方ないですからね…時の流れには。ですが私亡き後のに独立を果たし日本との縁を作ったのですから、マウリッツとフレドリックヘンドリックもよくやったよ。一度独立を失ってもまた這い上がったオランダと日本のために頑張っていきたいですから」
「オランイェ公…あなたに転生とはいえあえてよかったです。精一杯頑張りたいと思います」
「グスタフ・アドルフ王に会えたことは私にとっても光栄なことですから」
そういうと立ち去って行った中務防衛大臣ことオランイェ公ウィレムを後に私は以外と転生者が多いことに疑問を持ちつつも喜びを感じていた。
ただ私はこの時はまだ分かっていなかった。転生者の多さとさらなる苦難の道のりを…
一方、そのマウリッツだが…なんと日本にいた。まだ成人しておらず、名を蓮城有咲といい女性として転生したようだ。
「なんで私が女性になってしまったんだ!それも私が嫌いな金持ちで身分がいい立場なんだ!」
マウリッツは彼の母であるアンナファンザクセンのせいで身分のいい女性にかなりトラウマがある。アンナはザクセン選帝侯の娘なのでかなり身分がいい。それもマウリッツの父であるオランイェ公ウィレムよりも。
蓮城有咲となったマウリッツは高校生だが成績は上位にいた。
数学や歴史に強く、英語やかつて使っていたオランダ語、ドイツ語、それとかつての公用語だったフランス語まで話せるのでかなり能力は高い。
蓮城有咲の父親である蓮城知実は蓮城重工の創業者であるため、金持ちで蓮城家自体が名門なため身分がいい。
それだけでもすごいのだがさらに驚くべきことに知実も転生者でなんとカール十一世…すなわち私グスタフ・アドルフの親族なのだ。
それにしても…多いな!転生者!
また頑張ります