Data『ノート本召喚死霊』10章終了時点❸
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
特殊上級召喚死霊:天熟祟種秘霊/特/ユニーク
ランダム追加技能:治療師
所有技能
・農耕/甲上級
・育樹/丙上級
・栽培促成/丙上級
・品種改良/丙上級
・植物保全/甲上級
・採取/上級
・古種活性
・環境調整
・希種作成
・呪練植生
・樹木魔法
・薬剤師
・植物博士
・園芸博士
・農芸化学博士
・物理攻撃無効
・森傷怨災化
・呪魂株分
・遺魂干渉
・精霊劣片
・界樹の苗子
・樹精統覇
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
補足:進化した時点でクロキュウとシロコウに完封勝ち出来たトップクラスの化物。グレゴリに隠れて大分バグった性能をしているというかグレゴリがバグった原因の3割くらいは占めている。初期から持っているが、『環境調整』や『希種作成』もバグ技能。『治療師』もヒーラー系の中でずば抜けた回復性能を持っており、植物育成中に失敗しかけても強引に直してリカバリーしてしまう。更には数々の植物を弄りまわし続けて遂に『遺魂干渉』という遺伝改造系の中でも禁忌に属する力を手にしている。
そもそも、『樹木魔法』という現環境で未確認の魔法属性を持っている時点で大分おかしい。ALLFOという世界に於いて、『植物』は単に動物と異なる生物と言うわけではない。定期的にリセットが発生し、開拓が不能なこの世界の中で、植物はその影響を最も色濃く受けている生物である。その樹木に直接干渉できるこの魔法は周囲が思っている以上に危険な魔法。時空魔法に並び、プレイヤーでは極めて習得が難しい魔法の1つである。クリフなどと言うバグを作りだせたのもチート技能の合わせ技があってこそ。精霊の魂をインストールしてしまっているのも能力が凶悪になっている原因。
また、進化時に捧げられた『天雫白息の苗』は、本来農業系プレイヤーであれば涙を流して喜ぶチート植物。育てる難易度こそ高いが、苗から若木になればその農地全部の水とエネルギーを高効率で循環される事が出来る。ファンタジー作品でよく出てくる世界樹の街単位版みたいな奴がこの苗。それを取り込んでいるのでネモが存在しているだけで農地の管理は大体できる。それが更に発展して手にした力が樹精統覇。植物系強敵ボスエネミーが持っている技能の1つで、自分が支配地を定めた場所の植生に大きく干渉できるようになる技能。プレイヤーではまず習得はできない代物と考えた方がいい。
見た目こそおっとりしているが、その中身は独善的で超サイコ。植物を育てる、という本来死霊とは完全に相反する事を成しているのは、植物を自分で育てることに喜びを見いだしているわけではなく、自分で育てた生物を自分の手で手折る事に喜びを見いだしているから。アンデッドの中でも非常に歪んだ性格をしている。植物を傷つけるとブチギレるのは、植物が大事なのではなく、最後の一番の楽しみを奪われてしまうから。ノートへの忠誠心が無ければかなり危険なボス個体になっていただろう。
因みに、分身体としてセクシー大根を作り出したことについてノート達に尋問を受けたが、本人は『天啓を受けた』などと供述している。
【オマケ】
仮上級召喚死霊『クリフ』
補足:ネモの破壊神的性質を分離した存在。かなり古風な話し方をするのが特徴的だが、これにもちゃんと理由がある。普段は力をセーブしており、完全独立行動ができるのはアサイラムの支配領域になっているミニホーム内だけ。それ以外だと種子状態になっているしかない。セトという同居人が急に増えたが、今の所セトとしてはクリフ側に干渉する気配もなく、クリフもセトをどう扱ったらいいか迷っているようだ。遠距離と移動はクリフ、近接はセト。地味に物理攻撃手段も多彩になってきているがノートはどこに向かっているのか。




