表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

22/32

Data『状態異常』

久しぶりの更新である。

Part2もやるつもりである。

何かミスがあったら申し訳ないのである


※これら全般はプレイヤーの中で発見されているモノ、に限られています。つまり説明文が全てではないことを承知の上で見てください。

※以下の状態異常以外にも色々と既に登場していますが、今回はカースドアンドカースブラッド/ギフト・バルバリッチャに限っての説明です。なおバルバリッチャの進化に合わせて初期よりも防げる状態異常は更に増えていますが、今回は初期にあった物だけです





【毒】

オンラインゲームでは割とよくありがちな状態異常。ただしALLFOでは複雑化している。

分類は毒のタイプ(適した解毒剤のタイプ)と毒の効果。この傾向に関しては鑑定技能がないとどのタイプの毒になったかはわからない。ステータス表記上は基本的に全て『毒』である。

―――――――――――――――――――――――――――

・Ⅰ型

生物毒。動植物などにおける「毒」はⅠ型とされ非常にスタンダードな毒という扱いになる。魔物が使うのは大体コレ。


・Ⅱ型

鉱物系毒あるいは“人工毒”。自然界ではあまりない毒だ。採掘作業中やなんらかのドジを踏んだり生産中の失敗によってこの毒に侵されるケースがある。解毒が難しい傾向にある。武器に付与される毒はこのタイプが多い


・Ⅲ型

不明。とあるサーバーではこのⅢ型が猛威を振るっており討伐隊をこれだけで壊滅させたほど。その正体は“菌類”による毒素ではないかと一部の検証勢は考えている。そうなるとALLFOは“菌”を生物として分類していないことになるが、しからばキノコも菌類であり毒キノコによる毒はどこの型になるんだという議論が起きたが、「キノコの種類による」というのが結論だった。というよりはそもそもALLFOでは「キノコ」の定義自体が難しいというのが結論だった。


・Ⅳ型

不明。解毒が極めて困難。NPCの中で稀に発症する者がいるらしいが、プレイヤーで発症しているケースは今の所確認されていないとか。


・V型

不明。本当の意味で不明。そもそもV型の毒を患った経験のあるプレイヤーが未だに数えられる程度しかいない。ノートもこのV型の毒に侵された経験のあるプレイヤーの一人。


―――――――――――――――――――――――――――

・Aタイプ

身体破壊毒。直接体を破壊するタイプの毒。ゲーム的言えば、HPが減るタイプの毒。あるいは部位破壊系か。即効性の毒が多い。強度によって少し効果に差があり、弱ければ肌にかかった程度では効果を発揮しないが、接種すれば弱くても効能を発揮する傾向にある。強いタイプは肌にかかっただけで即座に効果を発揮する。所謂硫酸みたいなもん。目にかかっただけ失明したりするレベル。

このタイプは毒を消すだけでは対処できない事もあるが、魔法の効力が高ければ強引な治癒も可能。


・Bタイプ

神経or感覚器官干渉毒。直接死には至らないが、感覚器官が機能不全に陥ったり麻痺したりといった毒は大体これ。気絶とかを発生させるタイプもこれ。摂取すると気絶、麻痺、失明など別の状態異常名で表示されるために混同しているプレイヤーも少なくない。

強引な治癒が効かないケースも少なくないのでAよりめんどくさい。


・Cタイプ

不明。それは普通の毒の効果を発揮しない。Ⅴ型の毒のケースが多い。



毒はこの型とタイプによって対応する解毒薬が変わる。実際はタイプや型の中には更に小さな分岐ある為、現状のALLFOでは25種類くらいの解毒薬が“一般的に流通”している、が、実際の戦闘では4種類くらい持っておけばどうにかなる。

勿論特定の毒に対しての“特効解毒剤”を作ることも可能だ。少しの摂取で大きな効果を齎すだろう。ボスや特定種との戦闘や一定エリアの探索では特効薬を作った方がスムーズに探索できる事がある。

そんな感じで特定種の対抗の為にプレイヤー達が作成した解毒薬を全部リスト化すると現時点で既に万単位の解毒薬のレシピがALLFOには存在している。このレシピはあくまで「結果」に限定したカウントであって、製法によって更に分類すれば数十万にレシピ数はふくれあがる。こんな調子なので外部wikiがあまり機能していない。

その点、アサイラムの調薬を担当しているザガンはまさしく天才である。あらゆる毒に対して「現状使える素材の中で、ネモ程度の調薬技術でも作成、量産」が可能なレシピを組み上げてくれる。相応の対価が必要とはいえ、ザガンに頼れば大体の毒問題は解決してくれる。無論、あまりにチート故にザガンによる「完全な毒への対処」はバルバリッチャの許可を得る必要がある。その結果がバルバリッチャリストという奴なのである。

なおノートの装備しているバルバリッチャのギフトの毒無効化はほぼ全てのⅠ型、Ⅱ型の毒を無効化する。割とクソ。



【猛毒】

それは単なる毒とは異なる物。【毒】という概念と▇▇▇の境界にある物。

Ⅲ型、Ⅴ型から発展するケースが多く、ノートでもレジストは難しい。この猛毒を操る危険な初期限定特典も存在している。


 

【混乱】

こちらもゲームでよくある状態異常。ただ、ALLFOに於いてはこの『混乱』という状態異常は発狂に繋がる状態異常なので早めに解除すべき。効果は五感の異常。幻覚、幻聴、レベルではないが、認知に歪みが発生する。また、平衡感覚などに支障をきたす場合もある。

しかしこれはまだマシ。最も面倒なのが使用するアイテムやスキル・魔法を一定確率で狂わせる点。

例えば本人は魔法Aを発動させたつもりでも、混乱の状態異常になっていると別の魔法Bを発動してしまったりする。あるいはインベントリからアイテムCを取り出そうとしても、アイテムDを取り出してしまうケースもある。自分の意識によってオーダーがおこなれるタイプの処理に対して混乱は大きな悪影響を齎してくる。なのでソロ攻略中に混乱を食らうと回復アイテムを持っていてもインベントリから取り出せずにやられたりする。なので結構クソな状態異常。

また空撃ち(極稀に魔法が発動しない現象。隠しパラメータの幸運値が重要になってくる:No.37参照)を引き起こす確率を大きく引き上げるので、混乱は速やかな対処が必要だ。



【昏睡】

毒から発展するケースもあるため多くは毒の副次的状態異常とみられているが、一定条件を満たせば毒以外の要因でもこの状態異常は起こり得る。この状態異常に陥ると意識がブラックアウトし、一定時間誰にも起こしてもらえないとフェーズが【仮死】に進行。更にそのまま放置すると死ぬ。この状態異常を操る敵は現段階では多くないが、アンデッドの中にはこの昏睡をばら撒くタイプの奴もいる。

フェーズが浅ければ眠りかけた瞬間に殴る事で解除もできるが、深度が深いと気付け薬や魔法などで治療しなければならない。



【気絶】

ほぼ昏睡と同じ。昏睡と違って放置されても仮死にならず、昏睡より短い時間で自力で起き上がれることが多い。気絶時間もマチマチで、格ゲーみたいに一瞬だけ気絶(頭がお星さま)することもある。頭部などに大きなダメージを負った時に発生しやすい状態異常で、HPを回復することで基本的に治る。昏睡よりも色々良心的だが昏睡よりよく起きる。



【麻痺】

ALLLFO上の定義では、触覚の鈍化あるいは筋肉の随意的な運動機能が低下又は消失した状況。こちらも毒から発展するケースが極めて多い。一度に大きなダメージを受ける事で発生する「スタン」というやつは大体コレ。ただ「スタン」は単なる麻痺だけではないのでスタン=麻痺ではない。麻痺にも種類があり、身体的な麻痺と精神的な麻痺のパターンがある。身体的な麻痺はダメージや毒によるケースが多く薬で回復するが、精神的な麻痺は気付け薬の方が効く。

ALLLFOに於いて味覚制限が甘いの実はこの「気付け薬」の為だったり為じゃなかったり。



【沈黙】

魔法職の天敵。簡単に言えば魔法を発動できない状態。分類で言えば精神系状態異常である。こちらも通常のモンスターが使うことは無く、アンデッド系が得意としている。

一部のゴーストは死ぬ瞬間にお前も道連れと言わんばかりにこの沈黙の状態異常を置き土産として残していくケースがあるのでゴーストの討伐はくれぐれも注意されたし。

精神パラメータやアクセサリでレジストできるので油断しなければ大丈夫。

ただ、混乱や発狂の状態異常になっているとレジスト確率が大いに下がるので要注意。

この一段階上の状態異常に【自失】という恐ろしい状態異常がある。



【魅了】

この状態異常になると魅了攻撃を行った相手に対しての攻撃が不発する。スキルや魔法が発動しないと思えばいい。また攻撃行動を取ろうとしても体が上手く動かなくなる。極めて厄介な状態異常でこちらもアンデッド達が得意としている。アンデッドさんぇ…………。また、ミニホームでお仕事をしている量産型サキュバス達もこの魅了攻撃のエキスパート。これを使って牧場を管理している。単に対象からの好感度を上げるという副次効果もある。



【石化】

今の所青の民編で出てきたアイツしか使ってない攻撃。一見ゲームではスタンダードな状態異常に見えるが極めて希少な状態異常だ。そもそも石化とは▇▇▇▇▇▇であり、石化を成功させるには▇▇▇▇▇▇である必要があり、非効率である。ただ石化はレジストがかなり難しい状態異常なので対策を打ってないと最悪一網打尽にされるケースもあり得る。



【盲目】

表面上の効果は目が見えなくなるだけ。毒から派生するケースが多い。

だが、それだけではないのだ。ALLLFOに於いて▇▇▇▇▇▇は▇▇▇に於いて▇▇▇であるために極めて重要であり▇▇▇▇▇▇になると▇▇▇▇▇▇になる。



【幻惑】

幻覚、幻聴など複数の感覚器官が幻に囚われると表示される状態異常。敵と味方を見間違えたり、アリもしない声が聞こえたり、誰もいないのに触れたような感覚を覚えたり、何もないのに腐臭を感じたり、一度この状態異常に陥るととても大変な事になる。混乱と違ってアイテムを取り違えたり魔法やスキルを間違えて発動する事が無いのだけは大きな救いか。ただ幻惑から混乱や発狂に繋がるクソチェーンが起きやすいので幻惑の放置は厳禁。即座に治療すべし。

これは余談だが、トン2とネオンが禁忌菜園でくらった【幻囁】という状態異常は、自分の言おうとしたことと真反対の事を口にするという面倒な状態異常である。これも幻惑系統に分類される。

じゃあ【感覚惑乱】ってなんやねん。これ幻惑じゃないの?と思ったそこの君。正解であり不正解だと言っておこう。これは【毒】と【猛毒】に近い関係性でもあるし、プロセスや規模が違うともいえよう。【感覚惑乱】は【幻惑】なんてチャチなレベルのものじゃないのだ。

アレをゴリ押しで突破するには『世界でオンリーワンの存在が齎すギフト4つというバカみたいなリソースを使って、そのリソースを完璧に調整して死霊にかけては世界最高峰クラスの道具を使って【視覚】パラメータに8割ぐらい振った“死霊”』を作るか、ヒィレイみたいな魔王直下の部下かその一つ下ぐらいまでのクラスのパラメータが必要です。アレは魔法とかでどうにかなる類のモノではありません。要するに▇▇▇▇▇▇みたいなモノです。



【恐慌】

ノートのオリジナルスキルの強く紐づいている状態異常。だいたいコイツが悪い。プレイヤーが素の状態で患う事は珍しいが、発狂からチェーンして発症する事がある。恐慌状態になると空撃ち確率が激増し、感覚器官や五感に異常をきたす。敵に立ち向かおうにもその足は自然と逃避を選択してしまい、攻撃行動が行えなくなる。

これこそバルバリッチャの代名詞とも言える力であり、人が扱うには大それた力だ。

戦わずして敵を屈服させる。魔王すら跪く力を用い敵の心を砕く。砕いた心を支配する。

一度傅いた者を自分の永遠の奴隷として使役する。

バルバリッチャ、その権能は▇▇▇▇▇▇▇▇▇▇▇▇。

獄吏の副官を務めるその大悪魔の派閥は規模こそ最小だが、バルバリッチャの派閥を侮る者は地獄に誰1人としていない。

バルバリッチャの派閥にいる者はバルバリッチャ直々に“仕える事を許された者”。それ以外は恐怖で支配される。手駒の数など関係ない。バルバリッチャが動くだけで勢力圏など簡単に変わる。それもそのはずだ。バルバリッチャを恐れぬ悪魔などほんの僅かにしかいないのだから。バルバリッチャは獄吏としてはどの獄吏よりも獄吏としての力に秀でているのだ。

そしてバルバリッチャを恐れながらも知恵を持って克服した者のみがバルバリッチャに直接仕えている。彼女の手勢は少数だが動き出せばどこの派閥よりも恐ろしい被害を齎す。

狩猟民族が農耕民族に勝てなかった様に、知恵ある連中がバルバリッチャという総大将を旗頭に、本来個別主義な悪魔達が自分の持つ能力を最大限に発揮し連携しながら攻め込んでくるのだ。

遥か昔、天使と悪魔が激突した古き時、最小の派閥でありながら天使勢力に対して“最も致命的な被害”を齎したのはバルバリッチャの勢力だ。

そんな在り方が偶然にも一致していたからこそ、彼はその力を得るにふさわしいと判断されたのだ。



【即死】

即死という状態異常は矛盾をはらんでいる。「状態」というのはそもそも「期間」を表す言葉であり、「即死」というのは「一定期間続く」物ではなく、一瞬で訪れる物だ。そもそも「死んでいる」のならその状態異常そのものを認識できない。即死すればこの世界ではリスポーンするなり赤いポリゴン片となって砕け散るなりするのだ。

ではこの【即死】とは何なのか。その正体は『死の予告』。ある一定条件を満たした時に「即死」するような何かしらの呪いなどを患った場合に警告として表示される状態異常だ。 

この状態異常は今まで説明してきたどの状態異常よりも珍しいが、秘到外道魔法などを使うとこの状態異常が出現する事が多い。なのでノートからすると割と見知った状態異常。

この状態異常もゴーストを始めとしてアンデッドが得意としている。




条件指定付きで【即死】を実行できるクソみたいな初期限定特典もある

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
グレゴリってギフト5つ使ったような?何か読み違えてますかね。 バルちゃんでも副官なんだよな
[一言] まぁ殺生石だの毒沼だの、伝承からして呪詛に連なるものというか呪詛の副産物みたいな扱いされるからまぁそういう事なんだろうな…… 【沈黙】、ゴースト系がラストアタックとしてかましてくるとか、 …
[一言] そういえばキノコ特化の農家プレイヤーがいましたね。キノコ農家って平和的だけど、えげつないジョブ分岐がありそうですね。 ALLFOでキノコの分類がややこしいのは、ミ=ゴが甲殻類っぽい菌類なの…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ