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⑻『生と死に関する記録』

⑻『生と死に関する記録』



褐色のコーヒーを飲みながら、絶えず運動展開する闇に置ける生と死について、考えていた。まさしく、闇は光を待つし、光は闇を待つから、物事が交互に作用するのは明白である。ただ、覚えておきたいのは、物事が闇と光の様に、生と死がある訳ではないということだろう。



思うに、光と闇という対極に対して、生と死は、必ずしも対極ではない様だ。生とは生物の動態のことである。それに対して、死とは、無、そのものである。死とは、何も意味しないことであるし、と言うことは、死は死以外の何者でもない。生は、死とは異なり、様々な動態をしている。



生と死の記録によって、判明することの初段回の一つとして、死が、未だに、一体何を意味するのか判然としないことである。生物学的には、死は死であるが、様々なる論理によって、死後の世界があるだとか、輪廻転生があるだとか、未だに空想は尽きない。何れにせよ、生も死も、不確かなものだと言うことだ。

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