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⑶『生と死に関する記録』

⑶『生と死に関する記録』



多大なる暗色の気配が漂う中、網膜を持してでも、光の先端を見るような、行為とは、一言で言ってしまえば、生と死を記録することだろう。誰もが普通の日常を送りたい中で、わざわざ暗い僻地などに行く必要もないが、それでも、人間の生と死を記録することは、それなりの意味があるのだろう。



人間の意志疎通の中でも、生と死は現れる。誰かを裏切った時の罪悪感という生、誰かに裏切られた時の自殺という死、しかし、その様なことに関して、弱い人間で居てはいけない訳で、人間は強く生きて行かなければならないのだ。ある種の、意思疎通麻痺の様な形でも、罪悪感や自殺をしないで、超えていける。



誰しもが傷付かずに生きて行きたいものだが、死を前にして、人間は初めから傷付いている。自身の命の儚さに、気づいている。それでも、その様な命を何か特殊な物として、人生で記録することが出来るならば、生きた意味のあるというものだ。生と死があるからこそ、人間は何かを記録するのである。

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