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⑵『生と死に関する記録』

⑵『生と死に関する記録』



放浪と言う言葉で、物事を簡易化することは、他者に対する依存だろう。間違っても、自分は、空想を放浪はするものの、現実では、死の危険が迫る放浪はしないだろうと思う。と言うのも、生の実感が必要なら、様々な方法が在るからである。旅はするだろう、必要だからである。



もっと物事を、原体験を敷衍して、記録にすれば、克明に成果が現出するだろう。生きているのは、文章ではなくて、人間である。死にたくないのは、人間だが、生を終えた人間の記録は、死した文章である。死した文章は、記録を纏って甦る。



生が画一的に、死を模倣するなら、確かに生は人間の根幹である。まだ足りない何かを求めて、人間は死を待ちながら、空想にあぐらをかいている。漂う、死へと迎え入れようとする諸現象に対抗して、生は脳内でも記録されるのである。当たり前に、間違いではない。

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