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転生した日

朝。冷たい空気が頬を撫でる。日程などを気にした人生とは無縁な俺は忘れていたが、夏が終わったようだ。


寝苦しい夜が終わったのは嬉しい限りだが、今日も何ら変わらない一日がはじまる。


俺はまだ学生だ。学校には基本行きたくない。一日中執筆出来る人生が欲しいものだと常々おもっている。


「寒っ!」


秋とは言っても朝イチはやはり寒い。家の中はともかく外は地獄だ。しかも冬はこれより気温が下がるのだ。

外に出たくないというのもうなずけるだろう?


登校する時間の中で唯一気を許せるのは電車の中だった。車内はどの季節でも快適な温度を保ってくれる、正に楽園だ。一つだけ文句を言うなら満員電車になると暑苦しいことだろう。


特に女子生徒が近くにいる時は最悪だ。

下手に動こうものなら即座に痴漢扱いされてしまう---なんていうほど酷いものではないのだが、そう分かっていても考えてしまうのが男という生き物の運命なのだろう。


駅から学校に向かう時間は実際の何倍も長い。寒さに耐えながら歩くのはそれだけで拷問だ。


そんなことを考えながら何とか学校に着いた。


教室に入るといつものメンツが既に居る。


そのメンツとはそう。芋けんぴ、ウエヒロ、マキガイの3人だ。

この3人は俺と同じなろう作家。今度コラボ小説をかく予定を立てている。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


「なぁ、俺達がもし異世界に行ったらどんなスキルを持って、どんな武器で戦うか考えてみねぇ?」


「いいけど何で?」


「イメージトレーニングだよ。小説を書くんだから自分のスキルや武器くらい考えられないと」


それは唐突に頭に浮かんだ事だった。俺達4人が異世界に転生して、冒険するイメージ。

行動は早かった。ただ全員に考えるよう伝えるだけなのだから。


それを終わらせた後は、次の授業の準備をする。

・・・

はずだった。


突如眠気が襲ってきた。

それは抗うことを許さない程強烈なものだった。


「・・・ね・・・な・・・」


「う・・・」


誰かが話しかけた気がしたが、今の俺の耳には届かなかった。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


「うっ・・・」


「ここはどこだ?」


芋けんぴがそう言って起き上がる。


その場にいるのは俺の他に芋けんぴ、ウエヒロ、マキガイ・・・


さっきのイメージの通りになったわけだ。


「え・・・!?あれってドラゴン!?」


ウエヒロが空を見上げてそう叫ぶ。


「俺達・・・異世界転生しちゃった!?」


「まさか本当に転生するとは・・・」


「取り敢えず狩るか?」


マキガイはいつでもブレないな。

ってか初期装備レベルすら持ってない俺らで勝てるかっての・・・


「それより先に情報収集だ。別行動して何か探そうぜ。」


そう言って俺達は、


ハルト→東

芋けんぴ→南

ウエヒロ→西

マキガイ→北


に散開し、またここで集合することに決めた。

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