表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/4

シンデレラの話

シンデレラ視点です。

昔々、シンデレラと呼ばれる美しく心の優しい男の子がいました。シンデレラのお母さんはなくなり、お父さんは新しいお母さんと結婚しましたが、2番目のお母さんはとてもとても意地悪で、さらにその娘である二人の義理の姉さまからもその美しさを妬まれ、掃除、洗濯、食事の支度などすべてシンデレラにやらせていました。

しかし、シンデレラは家事や人の世話をすることが大好きなので、とても幸せそうに暮らしていました。

ある日、この国の王子様が舞踏会を開くことになりました。婚約者が選ばれるかもしれません。継母たちは大喜びで準備をしています。シンデレラは舞踏会には興味がありませんでしたが、お城の中は見てみたいと思いました。しかし、行きたいということはできませんでした。

「シンデレラ、本当に行かなくていいのかい?おいしいご飯もあるみたいだし、きっと楽しいよ。」

「ううん、いいんだ。僕は家で掃除でもしているよ。君は行ってきたら?」

仲良しのネズミにはそう言いましたが、やはりお城は気になるのでした。

そして当日、継母たちを見送って一休みしていると、おばあさんが現れました。そう、魔法使いです。

「おや、シンデレラ。お城にはいかないのかい?」

「うん、僕はいいんだ。お城の中には入ってみたかったけどね。」

いいんだ。僕なんかがあんな煌びやかなところに行けるわけないんだ。

「そうかい。それなら、これで堂々とお城の中に入れるよ。」

そういうと、魔法使いはシンデレラに魔法をかけました。すると…

シンデレラがドレスアップされました。

「え?え?」

「どうかしら?これでシンデレラもお城に行けるわね。それと…」

魔法使いはカボチャの馬車と馬と運転手とお供を用意してくれました。

「シンデレラ、みてみて。大きくなったよ。これで一緒に行けるね。」

「えっと、そうだね。ありがとう。魔法使いさん。これでお城の中を見れるよ。何でドレスなのか不思議だけど…」

シンデレラは開き直りました。そして、カボチャの馬車に乗ってお城へ向かいました。


オトメン…乙女的趣味・思考を持ち、料理・裁縫など家事全般に才能を発揮する男子。また乙女な心を持ちつつ、男らしさを兼ねそろえた男性のこと。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ