○フラッシュバックの補習授業
これは番外編です。少し本編と異なる場合があります。
(●=本編、○=番外編)
思考が『死』へぶっ飛んでいる高校生、浅井啓史
「ひゃふー」
主人公 心の奥底からバカ 野犬(危険)
愛すらないけど、俺の彼女らしい、沢 愛里
「お前、うるうさい……」
低血圧 博識 低血圧 クール 趣味がよくわかんねぇ
俺の世界を一八〇度かえた奴、一条恭介
「…………」
天才(学年トップ並み) 男前 優等生
幼稚園の頃から一緒だった、小牧 利緒
「みんな楽しそうだね(にこにこ)」
泣き虫 可愛い 女みたいな名前だけど男
おれの家族は政治家、主婦、不登校な中学生、東大生のオヤジ、母さん、弟、兄貴の四人である。
我が家で権力のあるのはオヤジだ。
俺はいつか、あいつよりも大物になってやるぜ!!
おかん(母さん)は専業主婦で、活け花とかお茶とか古臭い趣味に没頭中。
耕作(兄貴)は長男として立派に東大合格、東大がそんなに偉いんか?!
裕紀(弟)は暗くて、陰気で、俺も関わりたくねぇ。つか、怖ぇもんよ。
こんな家庭で俺は立派に巣立ったわけさ。(鳥じゃないんだからさぁ)
これからもオヤジの金と権力、存分に利用させてもらうぜっ!!(容赦なし)
この際、クビにならねぇかな。公務員はリストラないんだっけ?いいねーこの不景気に。
「お前等は本当に、俺の息子か?」
俺に聞かれても解んないよ、オヤジ。って、"等"に裕紀も入ってるんですか。
「少しは耕作を見習ってだなー」
もういいじゃん。東大生の立派な跡取りが居れば十分だろ。
こんなスパルタ教育やってたら、俺じゃなくったってグレるぜ。俺はもう遅いけどさ。
俺は思う。俺は逃げねぇ。
オヤジと対等に生きて、ぜってーいつか越えてやる。
偉くなりたいわけやない。
ただ、俺らしい生き方をしたいだけだ。
感想ありがとうございました。私も、高校なんてただの通過点に過ぎないと思ってました。でも、複雑な気持ちを沢山感じる時だと思うんです。今、しなきゃいけないことをやるんじゃなくて……今、自分のしたいことをやる。そんな人生を全ての高校生におくってほしいと祈りつつ。
まだまだ知識不足ですが、感想&評価お願いします。
有栖川