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英雄シリーズ

詩 昔は英雄だった

作者: 仲仁へび



 英雄だった


 昔は英雄だった


 だけど今はそうじゃない


 英雄ではなくなった


 英雄失格だと言われたから


 英雄ではなくなった


 英雄でなくなったというのなら


 今の自分は一体何なのかと思うが


 英雄でなくなったのなら


 それ以外の何かなのだろう


 英雄でなくなっても英雄でいられる人間なんて


 限られた人間の中の 限られた人間だけ


 俺はその限られた人間の中には入れなかった


 失っても剣を振り続ける事はできないし


 奪われても誰かを助けようなどとは思えない


 英雄でなくなったのなら 静かに剣をおろすだけなんだ



「ストーリー」


 俺はかつて英雄だった男だ。


 けれど大勢と好きな女を天秤にかけて、好きな女をとったロクでなしさ。


 英雄でなくなった直後に聞いたセリフは今でも覚えてる。


「みんなを助けるあなたが好きだったのに」って。


 まったく、酒がなくちゃやってられねぇよ。



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