第1話 異世界に別れを、始まる新たな物語
救った異世界にさよならを、拾った猫耳少女と共に。
「ようやく帰れるな…気づけばもう十年か。」
女神様の手違いで異世界に召喚されてしまった俺は元の世界、地球に帰る為に魔王を倒すと決め旅立ち、途中猫耳少女2人を拾ったけど無事に倒し、今魔王を倒した俺を称えるパーティーに参加している。
「あるじぃ、どうしたの?」
このキラキラと輝く銀髪をした猫耳少女はスズだ。
いつも俺の顔にすりすりしてきてとても可愛いスズは自慢の子だ。
「あるじー、このカルパッチョ美味しいよ、一緒に食べよ!」
カルパッチョを頬張りながら甘えてくるこっちの金髪の猫耳少女はシズだ。
魚が大好物で3日魚が食べれないと暴走しそうになる。
世話の焼ける子だが可愛いので許してしまう、シズも自慢の子だ。
「いや、色々あったなって…お前達の事もそうだし冒険でもそうだし……俺も頑張ったけどお前達2人もよく頑張ったな、スズ、シズ」
そう言って俺はスズとシズの頭を撫でる。
「「えへへ、へへ、あるじ大好き」」
2人は嬉しそうに頭を俺の手にスリスリして言った。
「帰ったらもっと沢山の魚料理食べさせてやるからな!今日でこの世界とおさらばだからな、思う存分食べ尽くしてやろっか!」
「「うん!」」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
思う存分料理を楽しみ、知り合いに挨拶も済ませ、いよいよ出発の時間だ。
「スズ、シズ、準備はいいか?」
「「うん!」」
「それではみんな、本当にお世話になりました!」
王様達にお辞儀し、手を振る。
「皆の者聞け!これより英雄、正人が帰還する!正人よ!国を代表して礼を言う!これからの正人の人生に幸多からん事を祈る!達者でな!」
王様だけでなくそこにいた全員が僕に感謝をする。
「この世界を救えて良かった。」
そう思えた。沢山の笑顔を見れただけで十分ご褒美だ。
「皆さんもお元気で〜!」
体の周りが光に包まれていき、そして強く光り、気づけば女神様が目の前にいた。
「正人さんこの度の魔王討伐、誠に有難うございます、世界を代表して感謝します!」
「お久しぶりです女神様!いえいえ、これも地球に戻る為ですし、皆さんの笑顔を見れただけで十分です。」
「そう言って頂けると嬉しいです。」
そう言って女神様が深々と頭を下げる。
「魔王討伐の褒美として、あなたの世界にスズとシズが住むのを許可し、またあなたの口座に2億円を振り込んでおきます。あと、この世界で手にした力は没収は致しません。戻っても必要になってきますから、きっと。」
「?…ありがとうございます!スズとシズの住まう許可だけでなくお金まで。」
「いえいえ、間違えて召喚してしまったせめてもの償いです。っとそろそろ時間ですね、正人さん改めて女神として世界を救って頂きありがとうございます!あなたの人生に幸あれ。」
そう女神様が言った瞬間、俺の意識が途絶えた。




