妄想の帝国 その80 新人(?)類発見、ジコポン人(生息地ニホン国某与党会館ほか)
ジコウ党議員らをサルと揶揄したココニシ議員に対し、謝罪すべきとの議論のなか、レイワン党イケンダ議員は謝罪はジコウ党議員に対して行うべき、何故ならジコウ党議員およびその周辺はサルですらない!驚愕のその理由とは
ニホン国、国会議事堂。一応、民主主義国家と認識されているニホン国ではあるが、理性的な市民によってえらばれた代表とはとても思えないよう言動をとる与党議員の面々がはびこっていた。その無知蒙昧、独断専行あらゆる差別をやりまくり、同じ党内の議員でさえ唖然とする振る舞いに対し野党ココニシ議員がついにブチ切れた。
「あなた方はサルだ!憲法も手続きも全て無視して勝手に議論をすすめ、こんな重大な決定を勝手に行うなんて!」
日光なんちゃらサル軍団の方が、まだニホンゴ理解してるんじゃないかと揶揄される右翼モドキのジコウ議員も、サルと堂々と指摘されたことは怒り心頭。
「なんたる無礼な、我々はサルではない、謝れ!」
と騒ぎだした(余談ではあるがそれを聞いたニホンザルたちも我が種に対し失礼だと憤慨したが他種のことなのでほっておくという大人ならぬ成体として余裕の対応をみせていた)。
さらにすっかりしゃべる家畜いや国畜と化した新聞、テレビ、ネットの右翼モドキが便乗し、新聞記事に似せた与党ジコウ党ヨイショ話やらニュースじみた思い込みだだもれ番組やら妄想陰謀論満載のSNSだので、ココニシ氏に対する激しい攻撃を繰り広げる。
ついに国会でココニシ氏への謝罪要求が議題に上がった。与野党ともに活発な議論ならぬ言いたい放題の意見が交わされる中、某野党レイワン党の議員が口を開いた。
「あのう、確かに謝罪は必要です」
ジコウ党に対し静かだが高度過ぎるシニカルな批判を繰り広げるイケンダ議員のジコウ党擁護ともとれる発言に議会内がざわめく。
「ただし、サルに対してです。あの方々、いえアレラはサルではないですし、もっと別のものです」
えええええ!
聴衆というか議員一同どよめき。
「おそらく、その行動、ニホンゴのように思えてニホンゴでないものをしゃべることなどから、ホモ・サピエンスではない、別種と考えられます」
さらに驚く国会議員(モドキ含む)。
“ワ、ワレワレ、別種ってなんなんだ”
“えっとホモサピエンスってなんでしたっけ”
与党ジコウ党席か騒がしくなるがイケンダ議員はかまわず続ける。
「自分の子孫を生み出すパートナーを貶め、生存すら危うくする行為を平気で行う、自分だけよければ集団内メンバーどころか自分の子さえどうでもいいような振舞、このような行いは地球上の生物ではありえない。あらゆる生物に関する文献、論文、調査をつぶさに調べましたが、こんなモノは存在しないのです、特に有性生殖でありながら、こんなにメスが酷く扱われるケースは」
“くそ、またイケンダの自説がたりがはじまった”
“またかああ”
とのため息なぞ、まったく気にせずにイケンダ議員は語り続ける。
「では、なぜこのようなモノが存在するにいたったか。それは一種の進化なのです」
はああああ!
すでに理解不能となって口をあけているジコウ党議員だけでなく、共産ニッポンやらミンミン党といった野党の教養有りそうな議員たちでさえ、狐につままれたような顔をした。
「結論から先にいってしまったので、わかりにくいかと思いますが、これは大脳新皮質を巨大化し、脳を肥大化させた人類の一種の進化の結果なのです。むろん、良い方向ではありませんが」
良いも悪いも何を言われているかさっぱりわかりません顔の議員たちを尻目にイケンダ議員はさらに続ける。
「脳を大きくすることにより、思考力、想像力を手に入れましたが、これには代償というか負の面も少なからずありました。存在しない恐怖や思い込みに囚われることです。アリエナイ妄想にふりまわされ、生殖や自己の生存を脅かす危険性がでてきたのです」
“まあ、確かに現実をみずに滅んだ国など多くあるな、具体的に言うとウン十年前の大ニホン帝国とか”
“まー与党ジコウ党はあの反省せず、自己中な思い込みで戦争やってボロ負けした帝国の要人の子孫が多いからなあ”
と、イケンダに同意しつつある野党議員たち。
「ニホン国はその思い込みが激しいという面を助長する地理的要件があるのです。大陸というには小さく、島というには大きく、適度に隣の大陸から離れている、他からは完全に隔絶というわけではないが、ある程度の距離があることにより、他からの侵入が少なかった、そのため独自の進化を遂げた集団があったのです」
はあ、そうなんですかあ、勉強になりますねえという英国BBCのネイチャー番組でも見るようにいつのまにかイケンダの話に耳を傾けてしまう議員たち。
「温暖な気候。山も海も平野もあり、他の集団が入りにくい地形。また、そのような中で、一部が、集団内で独自の思想というか思い込みを発展させやすい環境にあったといえます。そして、産まれたばかりのオスが育ちにくいという人類の特徴により、母親の過保護傾向にあります。他地域ならある程度成長すれば厳しい環境や集団規範によりその傾向が是正されるのですが、ニホン国では豊かな自然と他の脅威にさらされることが少ないという温室というかお花畑で通常行われる成人の通過儀礼が少なくオスがそのまま母親べったり傾向でも非難もされず引き離されない、俗にいうマザコン傾向を発展させてしまったのです。残念ながら近現代の方がこの傾向はもっと強くなりました。母親に甘やかされ、周りにちやほやされるのが当然である思い込む、自己中心的な自我をもつようになりました。そしてその自我を守ることを最優先したのです。こうしてニホン国の一部の人類のオスは自身の子孫を健全に育てさらに次世代につなげようと努力するとよりも自分のプライドや思い込み、歪んだ思想をなによりも守ろうという生物種としては本末転倒な行動を規範とするようなりました。ついには番となるメスに母親の役割を要求し、それをしないメスを過剰に攻撃する、自分の子供まで自分の欲求や自我保全の犠牲にするという通常の生物種では考えられない特徴をもつようになったのです。自らの子孫を残すために必死になる他の生物のオスと比べ、自分の肥大化した自我を守りぬこうとする、その行動はすでにホモ・サピエンスどころか生物としてはかなり歪な進化を遂げた種であるといえるでしょう。」
一部のニホン男性というか、すでに生物ですらなさそうなアレがなぜ誕生したかを滔々と語るイケンダ議員。その姿はまるで難解な学説をお子様にもわかるように語ってくれる超有名生物学者デ△ット・アッ〇ンボロー博士のようだと聞きほれる一部野党議員とアレにはなっていないジコウ党議員。
「このような理由でココニシ議員が批判した対象はサルではなく、別のモノといえます。この点でココニシ氏は正しくないといえます。彼が批判した対象はすでに、サルどころか人類ですらないかもしれない、人類進化の特殊形態いや袋小路にはまった存在といえるでしょう。あえて名付けるなら、ニホンいやニッポンのジコウ党およびその周辺の人間もどき、略してジコポン人とでもいいましょうか。しかし、ジコポン人が種として生き残ることはおそらくないでしょう。なぜなら子孫繁栄は望めないのです、そもそもDNAを残すのではなく、自分のプライドを守ることと男性優位というか甘やかされちやほやされる文化的遺伝子いわばミームを残すことを最優先するのが、ジコポン人の目的なのです。とすれば、子孫を残すことはなおざりにされる、まさにジコポン人の推し進める政策めいたものの数々をみれば明らかです。それらは少子化、女性ほかの差別を助長し、他国から無駄な敵意に買うがジコポン人たちの卑小な自我だけは守られるものです。しかし、他のニホン国人、子孫繁栄とよりよい社会をめざす人々にとっては、それは害悪なのです、彼らはよりよき生を目指す人類であり、マトモな生物種なのですから。その点ではココニシ氏は正しいかもしれません。しかし、言い方は間違っているし、彼らに反省をうながし、民主主義を理解し、人類として健全な方向に促すことはできないでしょう。人類でないものに人類の、いや生物のルールを当てはめるべきではないのです。私はジコポン人をニホン国、いや人類含めすべての生物種から隔離することを提案します」
ひょええええ
優しい生物学者一転、危険種族の隔離、マッドサイエンティストに変身かとのけぞる議員たち。
「過激に思えるかもしれませんが、これはジコポン人らにとっても良いことだと思えます。人類のオスに対して劣等感をいだきながら、一人前のオスになる努力もしない、いやすでに遺伝子が変化したしまって努力という行為自体が出来ず、忍耐力もなく、ただ自己愛と妄想だけが大きくなってしまって、人類のオスのように子孫を残せないどころかメスも獲得できないとか、優れたメスや若い個体に嫉妬しながら醜い言動を吐き、自分でも内心人類としては能無し価値無しだと自覚し無力感にさいなまれながら悶々するとか、SNSそのほかで大口をたたきつつ、ニンゲンの裁きの場ではボロ負けして金銭的精神的そのほかの大ダメージをくらうよりは、他の何か生物のようなモノとして生息地をつくり、ジコポン人だけで生きるほうが幸せなのではないでしょうか。幸か不幸か、ジコポン人らにメスはほとんどいませんし、いても同様の自分が一番という考えが強く、まともに子育てをできず、できたとしてもその子らが繁殖に成功する確率も低いため増える心配はありません。むしろやがて消え去る種です。だからといって絶滅危惧種のように保護するかどうかは議論の余地がありますが」
“え?ゼツメツキグシュって、儂らはパンダなのか”
“コアラとか白熊みたいな扱いならいいかも”
“オレらコモドドラゴンみたいなカッコいいそんざいなのか”
といった壮大な勘違い、都合の良すぎる妄想垂れ流しの声がジコウ党席からちらほら聞こえだした。その騒がしいさえずりを聞きつつ、やはりニホンゴを理解できてないのか、しかし、いかに進化の特殊例だとはいえ、ダーウィンフィンチや海イグアナのような扱いは受けないだろう、やはりジコポンはまとめて、あのフクイチ近くで絶滅するまで隔離するしかないのかなあ、と、内心ため息をつくイケンダ議員であった。
前から主張してますが、どこぞの国の一部の方々はすでに生物を放棄してるような気がするんですよねえ。脳が変な風に大きくなりすぎて繁殖だの生存だのより、自分の妄想一番という風に。他生物がみたらさぞかしグロテスクなモノでしょうね、まあ筆者も同意見ですが。




