32、うちわ完成!!
流石にうちわ、完成させないと!
納得いかなくて保留にしてしまっている。
言いたいことが溢れて、うちわに入り切らない量の文字が部屋中に散乱している。
本当にこれでいいのか?
心配でうちわに貼っていない文字達を並べて迷う。
ん〜やっぱりダメ、なんか違う。
コピーじゃそっけないから色々やり直し。
YouTube動画を見て、折り紙や画用紙、蛍光シートを使ってクオティーを上げていく。
コピーのペラ~ンとしたのじゃダメ
理沙ちゃんにも笑われる。
色んな色の枠を作って画用紙と蛍光シートで切って何層にも糊で貼って重ねていく。
作りながら、可笑しくてしょうがない。
のりとハサミで私何やってるんだろう。
画用紙でハートを切り抜いてるなんて、誰にも見せられない。
急に、あいが部屋に入って来た。
「ここ文化祭ですか〜?」
「あ〜キャハハ」
見られたよ……。
まあ、いいか。それよりどうよ?
「凄いね〜もう、部屋を片付けなさいなんて言えないよ」
あいは、笑いながら話を聞いてくれる。
「これ、どうかな〜?」
「思ってたより凄いよ」
「そっちから離れてても見える?」
「目立つよ! やるじゃん」
「派手すぎる?」
「いいと思うよ」
「こっちが良いかな〜?」
「どっちでもいいと思うよ」
「見てくれると思う?」
「……」
あれこれ言いながらやっと完成だねママ。
あれ? 文字の中に丸い、あ〜ママのアイコンか。
もう、自分のアイコンを見られるのもいいってぐらい必死なんだ。
とっくに知ってるけど〜
アイコンもうちわに付けるんだ。
気付いてくれたらいいね。
「目立つよ!可愛い、色もいいよ」
本当にそう思った。
シン君見てあげてね。
お昼休憩
「洋服決まった?」
「オレンジのスリムパンツにしようかと思ってる」
「マスク可愛いのにしたほうがいいよ」
「そう?」
「目立つやつでピンクとか」
「そう?」
会社にも可愛いマスクしてる人がいっぱいいる。
迷うな〜シン君のグッズマスクロゴが派手だしピンクがいいかな〜
普段は紙の普通の白いマスク派だから、どちらも挑戦に思える。
「メガネ、これと昨日のどっちがいいかな〜?」
メガネは好きで、お気に入りを4本持っている。
最近は、毎日違うのをつけている。
シン君のライブにどれをつけて行くか迷っているから……
ちゃんと見たい。
黒い普通の眼鏡が一番良く見える。
でも、可愛いのがいい。
どうしよう……
こっちは、ちょっと重いけど可愛い
迷う〜。
「コンタクトにしたら? 若く見えますよ」
アカネちゃんが言う。
「マジで? もう何年もコンタクトなんてはめてないからな〜」
「須田さん眼鏡似合ってるから今日のがいいんじゃないですか?」
静香ちゃんが言ってくれる。
「そう、似合ってるよ」
中山さんだ。
「やっぱ、コンタクトの方が若い感じですよ。5歳は違いますよ」
ミカちゃんそれ、微妙ね……
「ピンクのマスクとコンタクトで完璧ですよ」
サヤカちゃんが笑いながら言ってくれる。
「そうかなぁ〜キャハハ! 分かった、でもやっぱりマスクはシン君のロゴ入りにする。グッズにあるから」
早速近所の眼医者さんへ行く。
早く買って慣れておきたい。
面倒になって止めていたのに、コンタクトをはめるのも嬉しい。
よく見える。
眼鏡よりずっと楽だ。
だけど、長時間だとアレルギーかな? 眼が赤くなる。
一日だけ、赤くなりませんように!
舞台のシン君、きっとよく見える。
たった一日の為だけど、来てよかった。
家に帰るとやっぱり迷う。
「あいーー、どうしよう?マスク見に行きたい」
来たかママ。
休日買い物に行くことになった。
ピンクで刺繍の入った可愛いマスクを購入、嬉しそうだ。
これで行こうと用意した洋服に着替えてマスクも付けてあいの所へ
「どっちにしよう?」
一人ではやっぱり決められない
「写真撮ってあげるから選んだら?」
カシャ!
「次これ〜このパンツとこのマスクTシャツの上には、この上着?」
カシャ!
ママ、なんか変だよ。
「シン君のマスク、ロゴが逆じゃない?」
「ほんとだーーつけ方間違えた」
ママは言いながらケラケラ笑う。
どの写真もいい笑顔だ。
どっちでもいいんじゃない?
と思うけど、
「こっちがいいと思うよ」
決めてあげないとずっとファッションショーが続きそうだから
「そうかな〜ありがとう。行く時はピンクのマスクで、会場でシン君のマスクにしようかな」
納得したのかママは、
「これ洗って柔軟剤入れないと」
と、洗濯、しかも手洗いなのね。
シン君のTシャツとマスクのロゴが
外の爽やかな風で、ゆらゆらと踊っている。
もうすぐだね、ママ。
読んで下さってありがとうございました。
ママへ感想をお待ちしています。
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今、どうしても書きたかったので
至りませんが宜しくお願いします。
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33、「もうすぐですね」
……続いていきます。




