3、ママ初めてのTwitter
わ〜い
やっと土曜日。お休みだー。
お天気で良かった。
洗濯をしようとバタバタしていると
ママに声をかけられた。
「ねえ、あい、Twitterってやってる?」
「Twitter? やってるよ」
ママは、嬉しそうに
「そうなの? なんか、シン君に歌のリクエスト出来るみたいで、ママもやりたいの」
「リクエスト?…… で?」
何?
「設定したけど意味が
分からなくて!」
「どれ? 見せて」
えっ!て顔のママが
「ダメダメダメ! 恥ずかしいから」
恥ずかしいって、それじゃあ
どうして欲しいの?
「シン君フォローっていうの?
しちゃったけど、お手紙マークがあって、何か書いたほうがいいのかな? とか」
それからママに、リプライやら
DMって送っていいのか?
とか質問攻めにされて、だけど、私がやってるTwitterは友達と後は見る用だから有名人とのやり取りはよく分からない。
ん〜と、DMはまずいでしょ。
迷惑じゃないかな?
それでも、全く初めてのママにYouTube動画でTwitterのやり方を見ながらわかる限り説明してあげた。
「シン君からツイートが来たらここから返信するのよ」
「えっ、怖い怖い」
「別にしなくてもいいけど」
ママは、ニコッと笑った。
絶対するわ、この人。
なんか見たくないな。
ママをフォローするのは、
止めとこう。
翌日
「あいーー!リクエストしたら、いいねって来た!」
朝から元気過ぎるよ、ママ……
だけど、目が赤い
嬉しくて眠れなかったとか?
「良かったね〜シン君から?」
「違うとかある? シン君にリクエストしたのよ」
そうか、
「いいねのアイコンと名前シン君のだった?」
「……」
後で分かったんだけど、その時のいいねは、彼からじゃなくて他のファンの人からだった。
「リクエストっていっぱいあったからママのは無理かな〜」
私に聞かれてもね。
「で、何リクエストしたの?」
ママとは、よくカラオケに行くから大体の想像はついていた。
私が歌う曲、なんでも
「いいね! なんて曲?」
って聞いて、次には歌うから、最近では〜多分あれだ。
「空と、ベラベラ」
ママが嬉しそうに言う。
空は、分かるけど
ベラベラってボカロ曲だよね?
私も歌ったことないのに……
「面白い曲選んだね」
そうでしょ、と言わんばかりの笑顔で
「サラサさんとエルさんが弾き語ってて、凄く良かったから」
へぇ〜色々聴いてるんだ。
「そのリクエストいつやってもらえるの?」
「えっと、今度の土曜日にYouTubeライブでやってくれるって言ってた」
ママの表情が明るい。
「楽しみだね」
「あいも見ていいよ! 9時から」
なんか、上からだな〜
「いや、いいわ」
さっさとお断わりしといた。
今夜はサラサさんのYouTubeライブがある。
今日は疲れたし、癒やしのサラサさんライブ、久しぶりに聴こうかな。
「今日の夕食は、ママの誕生日も近いし外食にしようか?」
お昼を食べてるとパパがママに向けて言った。
「えっ、コロナ怖いから止めとこうよ、誕生日まだ先だしね」
外食好きのママが断ってる。
どちらかと言うと、家飲みが好きなパパに文句は無い。
そう、今日は土曜日。
シン君のYouTubeライブの日だ。
そうだ、シン君のこと、パパにはナイショって言ってたな。
パパは、ピアノに興味がないから言ったら笑われるからって。
それにしても、YouTubeライブは9時からじゃなかったっけ?
何時もの近所のファミレスなら十分間に合うと思うけどな。
いつもより30分程早い夕食、
てきぱきと食事を並べる。
「あいちゃん、片付けはお願いっ」
キッチンに入った私に手を合わせた。
ちょっと焦ってる?
確か、ライブまで2時間以上ある筈だけど、
ママそんなに楽しみなのか?
「あいちゃん、先にお風呂入るね」
ママはお風呂セットを抱きかかえて食器洗いをする私の前をせわしなく通り過ぎて行った。
読んで下さってありがとうございました。
ママへ感想をお待ちしています。
ブックマークと評価?して頂けたら嬉しいです。
今、どうしても書きたかったので
至りませんが宜しくお願いします。
4、初めての生YouTubeライブ
5、初めてのYouTubeコメント
……続いていきます。




