23、シン君CDデビュー!!
ピンポン!
キターー!キタ〜ツイート、シン君だ。
「明日YouTubeライブでお知らせがあります!」
やった〜!
プレミアMV公開からまだ数日なのにシン君がYouTubeライブをやってくれるって言ってる。
シン君極端だよ。
まだ、MVで満足してるよ。
待つの覚悟してたのに〜
でも、勿論めちゃめちゃ嬉しい!
グランドピアノ、いつもと違う雰囲気の中、MVの曲から始まった。
アドリブでいつもと違った感じに聴こえる。
力強い音……素敵〜
一曲で色々な雰囲気を聴かせてくれる。
これは、シン君の持ってる才能のひとつだと思う。
チャットの仲間もきっとカッコイイと思っているんだろう。
「素敵な曲!」
「お知らせって何?」
「LOVE歌ってーー」
「お知らせってドキドキ!」
オシャレな青いシャツ、黒のパンツのシン君が話し始める。
「MV良かったでしょう。実は、この曲含めた数曲でオリジナルアルバムCDを作りました」
真剣な表情のシン君に本気が見える。
「すごい!」
「いつ販売?」
「CDデビューおめでとう!」
「どこで買えますか?」
素早い質問が飛ぶ
CDデビュー?
そうか、シン君デビューするんだ。
「おめでとうございます」
嬉しくて嬉しくて……自然と涙が出る。
ミックンの1stCDアルバム発売の話を聞いた時から、この日が近づいていると思っていた。
プレミア公開でのシン君は、堂々と
プロのミュージシャンの顔をしていた。
画面の向こうのシン君は今までで
一番 男っぽい。
もう、可愛いなんて言えない……。
ちょっと寂しい……
何だろうこの気持ち。
だけど、今までで一番カッコ良い。待ってたんだから……
寂しいなんて言ってられない。
シン君がCDの購入方法を説明する。
ドキドキ。見惚れて感動してぼ~っとする。
すぐにCDに入っている曲も数曲演奏してくれる。
曲とシン君のカッコ良さ、余韻にしたってる場合じゃないわ。
ちゃんと買わないと!
「あいあいあいーー」
「シン君がCD出したの!早く買わないと売り切れたら困るからお願い」
ママがお風呂のドアを叩く。
「分かったから、すぐ買うから待って!」
そんなにすぐに売り切れるとは思えないけど、しょうがない。
お風呂上がり、頭にタオル巻いたままの状態で、
「えーと、これでいいの?」
ママが言ってたCD、Amazonで探して見せると、
「そうこれーー! あいがAmazonで良かったわーー」
「私Amazonじゃないけど」
「2枚買って! 2枚欲しい!」
苦笑いする私の話なんか聞いてない
ママが、私のパソコンを指差しながら、早く早くと目で訴えてくる。
「偽物もあるから気を付けないと、値段とシン君の言うURLも一緒でOKね」
「あいちゃん凄い、しっかり者だね」
ママみたいなファン心理に付け込む悪い人いるんだから……
ポチッ! なんで2枚なの?
同じのだよね?
まあいいか……
「はい、買ったよ」
「ありがとうーー!」
ホッとした顔のママが
「お金持って来るね」
と、戻って行った。
しばらく検索していると、
ほら、やっぱり偽物が出てる。
値段が違う。
まあ、人気があるって事だろう。
「あ〜頭、乾かさないと〜」
シン君CDデビューか、凄いね。
マーちゃんとユーカにも報告しとこう。
「シン君がCDデビューしたのよ」
すぐに二人から
「すごいね! おめでとう」
「びっくりした、でもあんまり有名になったら寂しいよ」
寂しいよ……か、ユーカからだ。
「シン君がCDデビューするのよ!」
会社に入るとサヤカちゃんを見つけて駆け寄った。
「おはよー!」
おはよーが後になってしまった。
「えーー! おめでとうございます」
サヤカちゃんが拍手しながら言ってくれる。
周りにいた人達も驚いてる。
「シン君がデビューですか?」
嘘〜って顔でミカちゃん。
「マジですか?」
「凄い! 須田さん良かったね」
「シン君忙しくなって、寂しくなりますよ」
静香ちゃんが現実に戻す。
ユーカも同じことを言ってた。
こんな経験したことが無い。
寂しくなるのかな……?
CDが待ち遠しい。
Twitter内もお祭り騒ぎだ。
「予約出来た?」
「楽しみだね」
「シン君ありがとう」
「シン君CDデビューおめでとう」
楽しい絵文字、顔文字、写真が飛び跳ねる。
「あいーーあいちゃん買い物行こう」
今度は何? 相変わらずご機嫌の
ママ
「どこに買い物行くの?」
「ワイヤレスイヤホン売ってる所」
へえ〜
「ママ耳にさすの痛くなるから嫌だって言ってたのに?」
ママはちょっと考えて
「そうね、でも通勤するのに便利そうだから」
「分かった、じゃあ〇〇モールに行こうか?服も見たいし」
電車に乗りながら
「会社の人みんな持ってるのよ。ママもシン君のCD聴きながら行きたいの」
ママの会社そんなに遠くないのにって思ったけど、
「確かに持ってたら便利だよ」
スマホのヘッドホンとパソコンのヘッドホンを絡ませて、どっちがどっちか分からなくなってるママよく見るからな……
「だけど、まだCD届いてないよね?」
ママは、話を聞いてないのか電車の中を見渡して
「みんな、コードレスなのかな?何色がいいかな?」
「スマホでどんなのがいいか調べたら?」
「そうそう、そうよね!早くCD届かないかな〜」
スマホで色々見ながら楽しそうだ。
電気屋さん、最近よく来る気がする。
シン君、あなたは電気屋さんの回し者ですか?
ピンポン!
玄関のチャイムが鳴る。
大体の荷物は私宛のAmazonからの物だ。
玄関へ出ようとすると、ママが走って来て、
「ママが出るから、あいはいいよ」
ちょっと押し退けられて呆気にとられる。
CDが来たんだ。
そう、今日届くと連絡が来てたんだ。
「ありがとう!」
配達のお兄さんに笑顔でそう言うと
「あいーーキターーシン君のCDキターー」
配達のお兄さんにも聞こえたんだろう。
「ありがとうございました!」
お兄さんは、クスッと笑って帰って行った。
ママが大きな箱を抱えて嬉しそうに自分の部屋へ運ぶ。
当分は静かになりそうね。
読んで下さってありがとうございました。
ママへ感想をお待ちしています。
ブックマークと評価?して頂けたら嬉しいです。
今、どうしても書きたかったので
至りませんが宜しくお願いします。
ブックマーク評価して下さった方
感想を送って下さった方
ありがとうございます。「ハート」
24、大きな箱の中に!
CDキターーゲット!!
……続いて行きます




