第2話
かなり間が空きましたが、取り敢えず投稿
食事をとってお腹も落ち着いたところで次はどうするかと考えてみたけど、やはり街を目指すことが一番かな。
周りを確認すると左手は鬱蒼とした森、周りは見渡す限り草原が広がっていた。
取敢えず森の淵に沿って歩いてみる。
しばらく森沿いに歩きつつ何回かゴブリンに遭遇し倒しながら進むこと数時間経ったところで、小腹が空いてきたので休憩がてら食事することにした。
ポイント利用で牛丼のセットを頼み食べはじめると草むらからごそごそと音がし、何かが飛び出してきた。
咄嗟に大剣を構えると、銀髪の頭にネコ耳を生やした同世代のかわいい女の子がいた。
な、ネコ耳?獣人か?
呆気にとらわれているとその娘が耳をピコピコさせつつ
「とてもいい匂いがするにゃ、これなんなんにゃ」
と声を掛けてきた。
革装備で腰にショートソードをクロスに差し肩にショートボウを装備している。
とりあえず鑑定をしてみる。
名 前:ペル
種 族:猫獣人
性 別:女
年 齢:16
レベル:5
H P:120
M P:50
スキル:弓術3、双剣術3、気配感知2、気配遮断2
害意がなさそうなので大剣をしまいながら
「あぁ、これは牛丼っていう俺の故郷の食べ物だよ」
と話しかけてみた。
「ボクはペルって言うにゃ」
「俺はマコトだ。これ食べてみるか?」
「いいの?」
「うんいいよ。その代わり近くの街まで案内して欲しいんだ」
「お安い御用にゃ」
「よし、契約成立だな。ちょっと待っててね」
ポイント利用で出す際アイテムボックスに直接入れられることを確認していたので、まず牛丼セットをアイテムボックスに呼び出し、続いて箸では食べられないだろうとレンゲも一緒のトレイに乗っけた状態でアイテムボックスから牛丼セットを取り出し、ペルの前に置いた。
「にゃ!どこから出したにゃ」
「あぁ、アイテムボックスからだよ」
「すごいにゃ~」
「とりあえず熱いうちにどうぞ」
ペルは目をキラキラさせつつ尻尾を大きく左右に振りながら
「ありがとう」
レンゲを持ち早速一口掬い上げると
「この肉の下の白い粒は何にゃの?」
「それはお米っていう俺の故郷の主食だよ」
「ふーんお米って言うにゃ」
と言いつつ口に運びパクリと食べ
「これおいしいにゃ!」
興奮しつつレンゲで牛丼を掻っ込み始めた。
猫舌じゃないんだなぁとかこの世界にお米ってないのかなぁと考えつつ
マコトも食事を再開した。
牛丼を食べ終わって人心地つくと
「なぁマコトはどこから来たにゃ」
「気が付いたらあっちの森のほうにいたんだけどその前の記憶があやふやなんだよ」
歩いてきた森のほうを指さし話すと
「あっちはゴブリンが一杯出て危ないにゃ」
「あぁ、何回かゴブリンの集団に遭ったよ。とりあえず倒したけどね」
「へぇ~マコトは結構強いんだにゃ。で倒したゴブリンはどうしたの?」
「いや、普通に放置してきたけど」
「討伐した証拠の右の耳は取ってこなかったのかにゃ?」
「うん、武器だけ拾ってそのままにしてきたよ」
「もったいにゃいにゃ、ギルドに渡せば討伐の証拠になってお金になったのに」
「へぇそうだったんだね。次から気を付けるよ」
「ギルドに提出すればランクも上がるから気を付けたほうがいいにゃ」
「ほぅいいこと聞いたよありがとねペル。ところでペル、ギルドに登録するといいことあるのかなぁ」
「マコトはギルドに登録してないにゃ?」
「うん、さっきも言ったけどここに来た前の記憶があやふやなだよ」
「なるほど、まずギルドに登録して登録証を貰うと身分証になるにゃ、そしてギルドのランクが上がると、特典や信頼が増していきよりお金になる依頼が受けるるようになるにゃ」
「なるほど、まずはギルドの登録からって感じだね」
ペルからいろいろ情報を聞きながら街道に向け歩いていく。
その後何回かゴブリンの群れと遭遇したが無事に討伐しつつペルと歩いていると、開けたところに出て
左右に続く道が現われた。
ペルの話によると右に行けば最寄りのイケアの街に、左に行けば徒歩で3日ほど行った港町ケールに続いているそうだ。
取敢えずギルド登録のため、イケアの街に向かうことにした。
名 前:陣内真
種 族:人間
性 別:男
年 齢:18
レベル:5
H P:550
M P:500
スキル:剣術LV5
時空魔法LV1
言語理解
鑑定
毒耐性LV2
身体強化LV2
ポイント利用 現在725PT スキルポイント40PT