桃香の過去(中)
田舎に引っ越してからしばらく経ってわかったのだが、森久保家はあまり裕福ではないらしい。
さらに両親も共働きで家を留守にしがちなので内心で寂しがっている彼女を、お泊まり会と称して慰めることも頻繁にあった。
だが実際に人恋しく思っていたのは自分のほうだ。この気持ちは沙紀ちゃんにバレると恥ずかしいので秘密にしている。
そして毎日朝から晩まで沙紀ちゃんと一緒に過ごすようになった私は、まだ対人恐怖症が抜けきっていないものの、都会に住んでいた頃と比べると、目に見えて明るくなった。
全校生徒が一クラスに収まっているので、学校関係者の監視の目が十分に行き届き、前の小学校のような陰湿な苛めは鳴りを潜めた。
せいぜい自分の外見を日常的に馬鹿ににされる程度だった。
引っ越してきた当初の私は見向きもされなかったが、今は違う。ニ年間の血の滲むような美容重視の食事と運動により、たるんだ贅肉は何故か胸と尻に移動し、年の割には非常に肉感的な女体を手に入れたのだ。
顔つきも美人と言っても差し支えないが、年齢的には子供なので可愛い系の美少女だ。それでも胸と尻が少しだけ大きめなので、人の視線を鬱陶しく感じることが多くなった。
自分にとっての他人とは父と沙紀ちゃん以外だが、最近は娘を見る目が変わってきた。別れた母ではないので、そっちに重ねるのは止めてもらいたい。
もうすぐ夏休みになる七月の中旬は、気温的に少し蒸し暑く感じる。そんな青草の匂いがする田んぼのあぜ道を、沙紀ちゃんと二人で仲良く並んで家に歩いて帰る。
「そう言えば桃香ちゃんはまた告白されてたよね」
「えっ…えっと、六年生の男子の…こと? そっ、それなら断ったけど?」
「男女問わずに全校生徒が告白しては玉砕してるから、今何周目? 皆懲りないよね」
「にっ二回や、三回とか…皆平気で告白してくるから、こっ…困る」
今日は半日授業なので太陽は真上で輝いていて、とても蒸し暑い。そして沙紀ちゃんは全校生徒と言ったが、本当は一人だけ私に告白していない人がいる。
私の大本命であり、こっちの受け入れ準備はとっくに整っている。しかし残念ながら彼女は一向にその気になってくれない。
二年が経過した今の私は、もう対人恐怖症を克服して人見知りではなくなった。初対面の人でも平気な顔で話すことが出来るが、沙紀ちゃんだけはどうしても駄目だ。
どうしても嬉しさのあまりにしどろもどろになり、心拍数があがってしまう。
何とか表情に出さないようにはなったが、それでもたどたどしい言葉になるのは避けられない。
これが惚れた弱みなのかは知らないが、沙紀ちゃんはそれで変わらずに友達付き合いを続けてくれているので、今はとても幸せだ。
「そっ…それに皆、最初は私の嫌ってたから。むっ、無理だよ」
「それもそっか。確かに最初はあからさまだったからね」
登校初日からしばらくは陰湿な苛めこそなかったものの、私に話しかけるどころか近寄りさえしなかった。
せいぜい必要最低限の挨拶や連絡事項を伝えるだけだ。生徒だけでなく教師も含めてそんな対応だったが、私は別に辛いとは思わなかった。
まだ対人恐怖症が完治していなかったのもそうだが、自分には大親友である沙紀ちゃんが居たのだ。
彼女さえ居れば私の学校生活は薔薇色だ。それこそ朝から晩までカルガモの雛のようにピッタリとくっついていた。だが沙紀ちゃんは嫌な顔一つせずに、友達として毎日一緒に登下校したり遊んでくれた。
学校が休みになる前日に森久保家にお泊りするのは、今では恒例行事となっている。
一緒にお風呂に入ってはしゃいだときには、浴槽のお湯を勢い良く押し流して脱衣所まで水浸しにした。
ベッドで寝返りを打ったせいで沙紀ちゃんを下に落っことしたりと、それはもう色々と迷惑をかけたこともあった。
その全てを彼女は笑って許してくれたし、ときには私と一緒に頭を下げて謝ってくれた。本当に沙紀ちゃんはいい子で友達になれて良かったと実感する。
元々苛めを受けたストレスを解消するために暴食に走っていたので、それがなくなれば自制することも出来る。
今では食べるよりも沙紀ちゃんを遊ぶほうが何倍も楽しいと感じるので、食事量を落としてもそこまで苦ではない。
運動も毎日長い距離を歩いて家と学校を行き来するので、都会で暮らしていた頃よりも体を動かしている。
沙紀ちゃんと別れてからも、毎日自宅でトレーニングを欠かさず行っている。
数ヶ月では微々たる変化だったが転校して半年、一年と時が過ぎて、肥満体型が劇的に改善してくると周囲の私を見る目が変わってきた。
醜い雌豚だった自分が年頃の垢抜けた少女になり、そこからさらには洗練した美少女に変貌したので当然と言える。
そんな私は今日も二人で並んで田んぼのあぜ道をのんびりと歩きながら、他愛もない話をする。
「そう言えばこの間二人で都会に買い物に行ったときのことなんだけど、覚えてる?」
「うっうん、楽しかった。まっ…また行きたいね」
運動が苦手なインドア派でお小遣いにあまり余裕がない沙紀ちゃんは、都会に遊びに行こうと誘ったら渋い顔になった。
それでも強引に誘ったのは私なのでお昼ご飯を奢ると言ったら、ホイホイ付いて来た。
学校だけでなく田舎の住人は私のお誘いなら二つ返事で付いて来るのだが、彼女にとっては友人のお願いよりもお昼ご飯のほうが重要らしい。
女性としての魅力がファミレスのハンバーグに大敗北したので、何とも釈然としないものを感じる。
しかしハンバーグセットを満面の笑みで口に運ぶ沙紀ちゃんが見られたので、まあいいやと考え直した。
それに私とのウィンドウショッピングも、存分に楽しんでくれた。ただし女の子っぽい服や装飾品には目もくれなかった。
漫画や雑誌が置いてある書店や最新のゲーム機やソフトのあるゲームショップのほうに、思いっきり興味を惹かれていた。
そこがまた沙紀ちゃんらしい。そして私も彼女の影響を受けているので、適当な物品を手に取ってあれこれ語り合ったりした。
私が先日のことを思い出していると、沙紀ちゃんが言葉を続ける。
「そこで適当に町をぶらついてたときに、桃香ちゃんは芸能界にスカウトされたよね」
「えっ…ええと、うん。確か路上で…おっ、大手の芸能プロダクションだった。…ような」
町中を歩いていた私を突然呼び止め、身なりの良い中年男性が有名な芸能プロダクションの名刺を差し出して、アイドルに興味がないかと尋ねてきたのだ。あのときは本当に驚いた。
「でも桃香ちゃんは、はっきり断ったよね。
結構前にアイドルになるんだって言ってた気がしたけど、それはもういいの?」
「あっ…えっと、別に…いいかな。
今はアイドルを目指さなくても、十分に幸せ、…だから」
引っ越してきた当初はアイドルになりたいと本気で考えていた。だが自分が大好きな人はいつも側に居て、今の私を受け入れてくれている
だが最初の私は豚のような醜い姿だったので、友達に迷惑をかけていた。
沙紀ちゃんから嫌われずに彼女を支えるためにも、衝動的にトップアイドルに相応しい優れた容姿が欲しくなった。
今はもうその基準を十分に満たしている。トレーニングは続けているがこれ以上頑張る必要はなく、現状維持に留めている。
彼女と共に過ごす時間が何よりも大切なのだ。
「そっかー。まあ桃香ちゃんが決めることだしね。
変なこと聞いてごめんね!」
「ううん、きっ…気にしないで。それじゃ、…また」
「うん、またね」
分かれ道でそれぞれの家に向かって歩いて行く。親友の沙紀ちゃんとはこの先もずっと一緒だ。
そう考えると私の足取りも軽くなり、今日は何して遊ぼうかと頭の中であれこれ考えながら歩く。
やがて自宅に到着したので玄関の引き戸に手をかけて、ガラガラと横に開ける。
「おかえり桃香。鞄を置いたら居間に来なさい。今日は大切な話があるんだ」
鞄を置いたらすぐに沙紀ちゃんの家に遊びに行きたかったが、予定が狂ってしまった。なるべく早くその大切な話を終わらせるために、このニ年で愛着の湧いた自室に行って学生鞄をおろす。
そのまま着替えもせずに何やら真剣な顔をして緑茶を飲んでいる父の元に向かう。しかし平日の昼間から家に居るのが珍しく、そんなに大切な要件なのだろうかと、居間の到着して座布団に腰をおろすが、家族が相手でも少し緊張気味だ。
「来たけど、何なの?」
「実はな。今の家からまた引っ越すことになったんだ」
「ええっ! どうして! せっかく友達が出来たのに!」
この家でニ年暮らしたので、私にとってはここが実家なのだ。あちこち古くて傷んではいるし時々不便を感じることもあるが、他所に引っ越すなんて考えたくはない。
何より友達の沙紀ちゃんと離れるのかと思うと、心が張り裂けそうだ。
「まあ聞いてくれ。次の引越し先は桃香ならすぐに慣れる。
こんな古くて不便なボロ屋よりも、余程居心地がいいはずだ」
父の得意気な顔に腸が煮えくり返るが、まだこの田舎の何処かという可能性はなくはない。
取りあえず最後までは聞こうと、口を閉じる。
「引越し先は前に住んでいた家だ。
だが転校先は桃香の希望に沿った小学校を選ぶから、安心してくれ」
私は怒りを通り越して呆れしまった。この人は何を言っているのだろうか。しかし今の家は父の仕事先から離れているので、通勤時間で辛い思いをしているのはわかる。
その点、前に住んでいた家は売らずに残っているので、引っ越す分には何の問題もない。
「桃香も最近では見違えるほどに明るくなり、母さんに似て…いや、綺麗になった。
対人恐怖症も治ったようだし、そろそろ都会に戻ってもいいだろう」
確かに私は沙紀ちゃんのおかげでかつてないほど自身に満ち溢れている。優れた容姿を使った人の上手な操りかたも覚えたので、過去に散々苛めた奴らに仕返しすることも出来る。
だが今さらそんなものには興味がなかった。
「これまで不便を強いて悪かった」
父が深く頭を下げて謝罪するが、私が望んでいるのはそんなことではない。
「実はな。もう引越し業者の手配が済んでいるんだ」
それはもう決定事項ということだ。今さら自分が何を言っても、前に住んでいた家に戻る運命は変えられない。
「ご近所へのお別れの挨拶も僕が済ませている。
荷物を積み込み次第、いつでも帰れるぞ」
私は実に空虚な心のまま、嬉しそうに語る父の言葉を受け止める。今さら駄々をこねたところで、一度動き出してしまった流れは止められない。
友達の沙紀ちゃんと離れたくない。私が望むたった一つの願いは叶えられないのだ。
そこでようやく私は気づいた。容姿だけでは足りなかった…と。沙紀ちゃんを自らの手元に留めておくためには、もっと大きな力が必要なのだ。
「これは本当にトップアイドにならないと駄目かも」
父親の意見に反対するだけでなく、子供の自分でもわがままを聞かせられるだけの権力が欲しい。
心の内を思わず口に出してしまったが、彼がそれに反応して答えを返してくる。
「桃香はアイドルになりたいのか?」
「うん、いいでしょう? もちろん応援してくれるよね?」
上目遣いで父にお強請りすると、鼻の下を伸ばしながらすんなり許可してくれた。引っ越しもこの手で黙らせればいいのではと考える。
だがそちらは既に手配済みであり、前々から計画を練っていた可能性もあって手こずりそうだ。
おまけにお別れの挨拶も済ませてしまった以上、ここでやはり止めますと言えば田舎での立場が揺らいでしまう。
「私、沙紀ちゃんにお別れしてくる」
「ああ、荷物はこちらで積み込んでおく。
終わったらそっちに向かうから、心残りのないような」
返事もせずに父に背を向けて、玄関で靴を履いてニ年以上住んだ相葉家を飛び出す。そのまま自宅よりも遥かに愛着が湧いている、隣の森久保家に向かって風を切って駆け出した。
今の自分は色んな感情がごちゃ混ぜになっており、泣いていいのか笑っていいのかわからない。沙紀ちゃんに会いたい。ただそれだけを考えて全力で走る。
夏休みに入る前なので気温と湿度が高く、照りつけるような日差しが降り注ぎ、私の全身から玉のような汗が吹き出る。
そのまま意味のない言葉を叫び、泣きながら走っていると、森久保家の方角から見知った少女が歩いて来ていることに気づく。
私は速度を緩めて肩で息をして、一番会いたかった彼女に声をかける。
「わっ…私、引っ越すことに…!」
「うん、聞いたよ」
「さっ、沙紀ちゃんと、はっ…離れたくないよ!」
「私も桃香ちゃんと離れたくなかったよ」
私たちの心は一つだった。しかしそれはもう、過去のものになってしまった。非情にも自分と沙紀ちゃんは引き裂かれてしまうのだ。
誰が悪いのでもない。強いて言うなら運命がそれを許さなかったのだ。なので次こそは必ず沙紀ちゃんを手に入れる。
「さっ…沙紀ちゃん!」
「……にょわっ!? なっ…何!?」
全身が汗びっしょりなうえに泣き顔でグシュグシュの私は、目の前の沙紀ちゃんを両手を広げて抱き締める。彼女はとても驚いたが振り払ったりはしなかった。
もっとも、非力な沙紀ちゃんが嫌がって暴れたところで、過酷なダイエット生活で心身共に鍛えあげられた自分ならば容易く押さえ込めるので問題ない。
しばしの別れになるので、彼女の温もりを決して忘れないようにと密着状態を維持する。
「わっ私、…トップアイドルになるから!」
「うん、桃香ちゃんなら絶対になれるよ」
「あっ、ありがとう! 私、がっ…頑張る!」
もう一度アイドルになると宣言すると、沙紀ちゃんが絶対になれると言い切ったのだ。目の前の友達の信頼に応えたい。私は心の底からそう思った。
どれぐらい沙紀ちゃんに抱きついていたのか、彼女は思い出したかのように口を開いた。
「桃香ちゃん、これあげる」
そう言って沙紀ちゃん手に持っていた紙袋をそっと私に差し出す。中身を確認すると両手の平に収まるほどの大きさの、可愛らしいヤギのぬいぐるみだった。
「お別れに何を渡そうか迷ったんだけど。
アタシが持ってる中ではヤギのぬいぐるみが、一番女の子らしいかなって。
お古だけど、ごめんね」
このぬいぐるみは知っている。彼女の自室のベッドの上に置いてあるので、いつも視界に入るのだ。
何年か前に都会に行ったときに、ゲームセンターのクレーンゲームで手に入れたらしい。それからずっと一緒だった。
つまりヤギのぬいぐるみは家族や友達も同然であり、私にとっての沙紀ちゃんのようなものだ。
「うっ…嬉しい! 一生大事にするね!」
「あっ…うん、気に入ってくれて嬉しいよ。
それと、まだ抱きついたままなんだね」
トップアイドルになるまでは、沙紀ちゃんとは会わないと決めたのだ。私が彼女の隣にいると心が安らぎ、幸せな現状に満足してしまうためだ。
喉元過ぎれば熱さを忘れるというように、沙紀ちゃんとの関係が理不尽に引き裂かれる可能性がある。
なので私が彼女を守れる強さを身につけるまで、この温もりを忘れないようにする。
「あっ…暑いよ桃香ちゃん。取りあえず木陰に行こうよ」
「ごっ! ごめんなさい!」
「あははっ、気にしなくていいよ」
私はこの程度の暑さはまだ平気だが、インドア派の沙紀ちゃんには辛いようだ。汗をかきながら近くの木陰を指差すので、抱きついたまま器用に移動する。
小さく笑いながら許してくれたので、やっぱり優しいなと感じる。
「ちなみに連絡先の交換はどうする?」
「もっ、もちろんするよ! ラインも当然!」
沙紀ちゃんは家庭の事情で古い携帯電話を長く使っているので、もしかしたら最新のアプリに対応していないのかも知れない。
「うーん、アタシの携帯ってライン出来たかな」
「じゃっ…じゃあ、電話番号とメール交換だけでも!」
それでも通話とメールでいつでも連絡が取れると考えれば、やはり嬉しいものだ。今までは森久保家への電話だったので、沙紀ちゃんに直接ではなかった。
だが離れていると言ってもお隣同士だし、彼女はいつも家に居たので不便には感じなかった。
「学校の皆とはどうするの?」
「そっ、それはパスで!」
「了解…っと、これがアタシの番号とメルアドね」
私はさっそく登録して念のためにちゃんと通じるか、この場で確認しておく。そしてあとで手書きでもメモしておこうと心に決める。
電話機を紛失したり故障した場合、沙紀ちゃんと二度と連絡が取れなくなるのはとても困る。
「それで、これからどうする?」
「こっここで話をしたい。沙紀ちゃんと、いっぱいお話したい!」
「そっか。直接顔を合わせるのも最後になるかも知れないしね。
うん、たくさんお話しようか」
彼女にとっては今生の別れと考えているだろうが、私は絶対にトップアイドルになって帰って来る。そして沙紀ちゃんをこの手で取り戻すのだ。
でも、それまでに何年かかるかわからない。だがその後の残りの人生を彼女と一緒に歩めるのなら、微塵も後悔はない。
結局太陽が山に隠れて夕焼け空に変わるまで、親友の沙紀ちゃんとたくさんお話した。私たちが出会ってからのこと、それよりも昔の子供の頃のこと、小学校卒業後の中学生活についても、全て想像だが楽しくお話した。
こんな心安らぐ時間がずっと続けばいいと思ったが、やはり終わりが来る。私の携帯に連絡が入り、引越し業者のトラックで迎えに行くので場所を教えるように…と、父の声が聞こえた。
沙紀ちゃんは家まで送ると言ってくれたが、私はそれを手で制してこの場でお別れすることに決める。
「さっ…沙紀ちゃん。さようなら。…またね」
「うん、桃香ちゃん。さようなら。また会おうね」
その言葉が終わってすぐ私は沙紀ちゃんに背を向ける。彼女からもらったヤギのぬいぐるみを大切に抱えて、ニ年以上住んだ我が家を目指して駆け出す。
大粒の涙が堰を切ったように流れ出し、地面にこぼれ落ちては消えていく。こんな情けない泣き顔を大切な友達に見られたくなかった。
私はこれからトップアイドルになるのだ。次に沙紀ちゃんと再会するときは、とびっきりの笑顔を見せて安心させてあげないと。
そんなことを考え、私は夏の夕暮れをその目に焼きつけながら、真っ直ぐ前を見て後ろを振り返らずに進んでいくのだった。




