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エピローグ

 9月に入った分、日差しの暑さは幾らか和らいだものの、未だ残暑は厳しい。

 相も変わらず緑の葉を付けた桜の並木道を抜けると、バスの車窓を海が埋め尽くす。そこから更に海岸線に沿って直走れば、学校が見えてくる。

 あの時と同じように、僕が腰かけているのは最後部座席。

 けれど、初めてここを訪れた時とは対照的に、車内は騒々しい。

 学校前停留所に到着し生徒たちが続々と降車して行く。でも僕が降りるのは最後じゃない。

「ん? 柏野くんどうしたの? 降りよ?」

 振り向くと、怪訝そうにこちらを見上げる君がいる。

 微笑みかければ、微笑み返す。そんな君の事が好きで、そして何より感謝している。

 僕の青春は君から始まった。


「ありがとう」


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