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菫ノ詩集

狂い鳥がなく楽園

作者: 堅香子 擬々

だるい(-_-)ねむい疲れた(-_-)




くるうークリイ

クリイーくるう


くるうークリイ

クリイーくるう


ようこそようこそ



(クリイクリイ)



さあさあ、ゆきましょう この世の楽園へ


(くるうくるう)



なんでもなかったあの時が霞となってずいぶん時が過ぎましたね

なんて君がいったのはいつのことか


とうとう僕はここに来た


やって来た


さあ、祝っておくれ 僕の誕生だ

happybirthday僕



さよなら僕

(くるうくるう)


産声なんてないけど柔で白くて暖かい魂ならありますよ

なんてふざけた声で謂ったあなたはどこへゆったのだが



甘ったるいクリーム流れる濁流で遊ぶ悪鬼がいて

生臭い血の川で血を掛け合う天使がいて

人の命を採る死神がドラムを弾き

ゾンビが躍る バックダンサー

ああなんと素晴らしき

楽園か

(クリイクリイ)


おお、ここが楽園か


そうそうここが 我らの楽園でございますよ


さあさあ、遊びましょう

骨が尽きるまで

(くるうくるう)

髑髏の大喝采 がしゃどくろは屁をならしおちゃらける



君は自身の身体が頑丈だ、なんて冗談をいって笑ってたけど

そのときの僕の目を見ていたかい?

なんて僕が謂ったのはいつだったのか

お椀から溢れた水を地面にキスしながら吸いとろうとする僕はなんと醜悪

だけど諦めきれない、ごめんよ



骨で組まれた塔で寝入る小さな天使たち

柔い綿でできた絨毯で寝入る小さな悪鬼たち

ああ、愛しい愛しいと囁く伽藍な目を持つ死神たち

それが妬ましく妬ましく顔が蒼くなる、目が朱くなるこの亡霊な僕


死神よその目をおくれ その目の囁きを僕の目にそそいでおくれ


(クリイクリイ) (クリイクリイ)


狂い鳥の泣き声がいつにましてもささやかだ


くるうくるうくるうくるう


亡霊を求めて今日も歩きたもう

僕が霧散するまで歩きたもう

あなたを求めて歩きたもう

狂い鳥を信じてゆこう

つづかない( ̄ー ̄)

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― 新着の感想 ―
[良い点] なんだか、死神やゾンビたちが楽しそうに歌い踊ってる風景が見えてくるようです。 >くるうークリイ  クリイーくるう  くるうークリイ  クリイーくるう この部分がなんだか好きです…
2021/06/28 18:21 退会済み
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