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ロジスティクス・サーガ ――死せる神と、外道の正義――  作者: 都P
CHAPTER1 ネロアズ・カムバック
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EP.7 デッドマンズ・ロイヤル

「……てなわけで食らえっ!」


 追い打ちを掛けるように、アンティルの無慈悲な弾丸が、ズタボロのネロアへと放たれた。


「……そ、そんな!」


 流石にそれは予想外だった。ネロアへ襲いかかった弾丸は、見事に命中した。


「ホネスケ、さん!?」


「痛ぇ、けどこの弾丸は光属性じゃないから、まだマシか。おい、ネロア、お前こんなので本当に魔境トードイスムカに住めるのかよ」

 ホネスケは胸を押さえ、眼窩の光を揺らめかせながら――スケルトンとしての苦悶の表情を浮かべながら言った。


「トードイスムカ人が余計な真似をしやがって。ま、勝手にのこのこと一匹手柄が来てくれたってことにしてお……」


「一匹じゃねぇぞ! その高度からならすぐわかんだろうがこの翼のガキ!」


 ゾンビにレイスにスケルトン、まだかろうじて生き残っていたこの町のピープルが、レイザックとアンティルへと大挙する。


 レイザックは盾と剣を両サイドに突き出し、挟撃してきたピープルを灰にしてから、頭上へ怒鳴る。

「……アンティル! あのガイコツの言うとおりだ! 狙撃をしくじっただけでも相当な失態だってのにまた……」


「わ、わりぃ。ネロアの急所にエイム合わせるので頭がいっぱいいっぱいで。あと、タイミング悪いの承知でお願いなんだが、レイザック、もう一回あのレーザーはするなよ。さもないと俺っちの取り分が無くなっちまうんだから……」


「わかってるとも。ただし、状況と俺の機嫌によっては、そんな約束なんて簡単に破ってやるからな」


「は、はい……」


「ぐぎゃぁ!」

「へぶっ!」


 レイザックとアンティルは、自分たちにたかるピープルを、紙切れのように次々倒していく。


「僕も、戦わなくては……」

 その凄惨な光景をネロアは目の当たりにし、回復を後回しにして二人へ再び立ち向かおうとした。

 すると、側で苦しんでいたホネスケが、彼女の足を掴み、息も絶え絶えで訴える。


「なぁ、お前、祭壇の使い方は覚えているか……!」


「祭壇――あの奥にある死国への所属を誓うための……まさか、ホネスケさんたち!」


 ホネスケは察しが良くて助かる。と言わんばかりに微笑んで、

「……ミレア軍がまた攻めてきた時点で、もう詰んだのはわかってる……なら、このクソったれた命をできるだけ有意義に使ってやろうじゃねえか! ってな具合で集まったんだよ、お前の献身に感激して、よ……」


「いえ、しかし……」


「迷うな! 一秒でも早く祭壇に行け! そしたらこいつらを……ミレアの外道共を全員、トードイスムカから追い払っちまいやがれ!」


 迷うな。その言葉を聞いた瞬間、ネロアの脳裏にはアビスの姿が浮かび、

「……はい!」

 気づいたときには祭壇の方へと駆けていった。


(短い間ですが、お世話になりましたホネスケさん……この恩は必ず返してみせます!)


 ネロアが心の中で、感謝の言葉を述べた時、ホネスケはこの世から去った。

 死因は、レイザックの自然と光属性を帯びた靴で踏まれたことによる。


 しかしレイザックとアンティルはそんなことなど一切気にせず、自分たちめがけ命を捨てにくるピープルたちを倒し続ける。


「まさかここまで死にぞこないがいたたとはな……! なぁレイザック、お前はこないだの襲撃にここ来てたんだろ? そんとき大方掃除したんじゃなかったのか?」


「……知るか。それに今更だが、レイザック『上民』と呼べ」


「はぁ? マジで今更だし、お前とオレっちは同期仲良くやってた間柄じゃねぇの……」


 レイザックは突然拳を中へ振り上げ、アンティルは突然飛んできたエネルギー波を紙一重でかわす。

「それ以前に俺とお前はミレアの国民だ! 個人の感想よりミレアの常識を優先しろ! この元六等風情が俺と同格だと思うな!」


「……はぁ、わかりましたよ……!」


 レイザックはその返事に対してしばらく無言になってから、

「大至急ネロアを追う。アンティル、貴様は銃弾撒き散らすのを止めて、町に散らばった味方に、俺と合流するように連絡して回れ」


「ういうい」


 アンティルが空中で味方たちにチャット(※連絡先を交換したプレイヤーと電話もしくはSMS形式でやり取りできるロジスティクス・サーガの基本機能)で、生存中の仲間を集める間、レイザックは剣と盾でピープルを蹴散らしながら、祭壇目指して歩を進める。


 時間が経つにつれ、二人の元に自軍のプレイヤーが合流し、ピープルの排除効率と進行速度は増していく。

 七分後、レイザックはアンティル含む自軍の生存者三十四名とともに、祭壇へ至る一本道に差し掛かった。


 前方から多少の武装を身に着けたスケルトンの小隊が迎え撃ちに来る。

 レイザックは自軍と隊列を組んで、スケルトンの小隊と対抗する。最中、彼は頭上のアンティルへ尋ねる。


「見えるか?」


「何がだレイザ……」


「ネロア・ルォーナピアナの所在以外に何をお前に聞くんだアンティル! さっさとそこから見える状況を答えろ!」


 アンティルは目を凝らして、祭壇の奥を見つめた結果を、大慌てで答えた。

「祭壇の中心あたりで剣を床に突き刺しつつ、片膝突いて目をつぶり、息を荒くしているネロアが見えます!」


「わかった。なら、先に行けアンティル」


「は……? それはどういう……」


「さっきからことごとく空気が読めてないなお前! お前の見た光景が本当なら、それは儀式中か、残る気力体力が足りず成すすべのない有り様に決まっている! だからさっさとお前がその隙を突けと言っているんだ! 五秒だ、今から五秒以内に奴を強襲しろ! さもなくば今日のお前の言動に尾ひれを付けたものをノルガード上民に報告して処罰を下してもらうぞッ!」


「がっ……わかりましたよぉッ!」


 アンティルはレイザックの剣幕に負け、一気に前方へ飛行する。

 得物の長銃が最適とする射程距離と、ネロアとの間合いを同じ長さに近づける。


 その間、レイザックは引き続き、押し寄せるスケルトンたちを同志とともになぎ倒していた。


 それを単独で五体倒したところで、レイザックはかすかな違和感を感じていた。

(このガイコツども、さっきの町民と比べて、ごく僅かだが光属性の通りが悪い。装備を引っ張り出して、ステータスを上げているからか?)


 レイザックは念のため、敵たちのステータスを閲覧した。

 直後、レイザックは、自分が純粋に『間違えた』ことに気づいてしまった。


「おい待てアンティル! やはり戻れ!」


 今日一番に怒気が込められたレイザックの叫びを、アンティルはしっかり背後から聞いていた。


(どうせオレっちにネロアを倒す手柄を取られたくないんだろ。全く、いつまでもお前の感情の振れ幅に付き合ってられるかってんだ)

 アンティルはレイザックの言葉を無視し、ネロアとの適正射程にて長銃を構える。そしてネロアの頭へ銃口を合わせる。


「さあて、このことをどれだけドラマチックに報告書に書けば、上民どもはオレっちを昇格してくれるかなぁ!」


 だが突然、アンティルの標準はネロアから大きく外れた。

 彼自身の体勢が左に大きく傾き、落下し始めたのだ。


 片翼の風のオーラが単独で宙を舞い、やがて空気中に霧のようにおぼろげになっていく。

 漆黒のオーラ――闇属性エネルギーを帯びた剣が、柄から突き抜け、一瞬にして消えた。


 闇を帯びる剣は、柄頭の装飾に結ばれた紐によって、引っ張られ斜め下へと落下していき、そしてネロアの右手に再び戻る。


 そしてネロアは剣を中段で構え直し、手前の片翼のアンティルと、奥のレイザックたちへ向けて、

「お待たせしました、ミレアの皆さん。改めまして、私が、死国トードイスムカのプレイヤー、ネロア・ルォーナピアナです」


 レイザックは【エンチャント・エミット】と同時に剣を横に薙ぎ、眼前のスケルトンを一掃し、自分の目でネロアの姿を確認する。


「このスケルトンは【サーヴァントスケルトン】――トードイスムカ・プレイヤーのジョブ【騎士】が召喚できる雑魚だ。つまりネロア、俺たちは遅れてしまったってことか」


 ネロアはレイザックへ向いて首を縦に振り、

「ですが、違う意味ではまだ遅れていませんよ。皆さん、今日のところは引き上げていただけませんか? 僕だって、無駄な争いは避けたいところですから……」


 この時のネロアの語調はさっきまでと同じく、優しさのあるものだった。

 なのに、ミレア軍は背中に氷柱をあてがわれたような悪寒を覚えた。

 レイザックは何となく今のネロアの感情が読めた。今思い出の地を蹂躙され、住民を殺戮した憎悪を薪として、ネロアは義憤に燃えている。

 だからレイザックは、予感がした。今のネロアは、自分たちに想像もつかないほど恐ろしい報復を行う予感が。


 けれどもレイザックは、

「たかが国に属したくらいでつけあがるんじゃない! 全員、かかれ!」

 大人しく引き返すチャンスを捨て去った。


 一度侵攻した町を、完全に掃討する――このような簡単な任務をしくじったと上民に報告すれば、罰則に加えて悪評が付く。

 本調子を取り戻しつつあるネロアとの対決と、それを自分の天秤にかけた結果、前者が持ち上がってしまった。


「あの自意識過剰め、一旦立て直して後日攻めるとか考えやがれよ……」

 片翼のオーラは徐々に回復している中、アンティルは落下した地点から起き上がり、祭壇への一本道からはける。

 直後、レイザックらミレア軍のうち、【格闘家】や【暗殺者】などの素早さに長けるジョブのプレイヤー六人が祭壇の地を踏みしめ、ネロア一点へ得物を向ける。

 

「【万死ばんしなぎ】!」

 ネロアは剣に結んだ紐を結び、前方に闇の残像で三日月を描く。

 六人のプレイヤーのほとんどは、自分が攻撃を受けたことに気づいたタイミングで、ドットにバラけて霧散した。


「闇雲に突っ込むな! 奴のレベルは20程度、お前ら三等ごときが雁首揃えて勝てるような相手じゃない! 壁と弾幕の基本形を忘れるな!」


 レイザック含む近接戦闘に向いたジョブのプレイヤー十六人は隙間なく横一列に並んでネロアに突撃し、

「翼が完全復活するまでの間、銃の腕前だけでも貸してやらないと……」

 アンティルら遠距離攻撃を得意とするプレイヤー十二人が矢弾や魔法を撃ち放ち牽制する。

 ロジスティクス・サーガの初歩的な前衛後衛の連携戦術だ。


 そう、初歩的――リニューアル前からロジスティクス・サーガの戦闘経験があるネロアにとって、この戦術は見慣れており、打破の方法も自分の中で確立している。


 ネロアは壁にも弾幕にも臆することなく、紐付きの剣を投げた。

 紐付きの剣の鍔が、アンティルの装備に引っかかる。

 ネロアは跳び上がると同時に紐を引き、斜め上からアンティルめがけて落下する。


「なっ、またオレっちごべぇッ!」

 ネロアはアンティルの顔面を踏みつけつつ着地し、すかさずスキルを詠唱する。

「【モンスターコール:スケルトン2】」

 ネロアの周囲に五体の【サーヴァントスケルトン】が現れる。それらは至近距離での戦闘に不慣れな後衛のプレイヤーたちを一方的に攻撃し、次々とその数を減らしていった。


 レイザックたち近接組は振り返り、後衛の救出を急いだ。同時に、個々人が個々人のペースで救出にあせったばかりに、せっかくの隊列が乱れた。


 ネロアはそれを狙っていた。まず彼女は一番近くに迫るプレイヤーへ、

「【禍根かこんくさび】!」

 闇属性を帯びた剣を投擲し、急所を突いて塵に変える。


「おぶぉッ!?」


 直後、ネロアはアンティルの顔を力いっぱい踏みしめ前に飛び出し、バラバラに駆けてくるプレイヤーたちをすれ違いざまに各個撃破した。


 遠距離勢も、サーヴァントスケルトンを上手くさばくことが出来ず、たちまち崩壊した。

 そして残ったのは、わずかに慎重さを意識し、ネロアから一番離れていたレイザックと、蹴飛ばされてスケルトンたちから離れられたアンティルの二名のみ。


 レイザックは剣と盾をしっかりと構え、アンティルも完全復活した翼で飛行し、そして二人でネロアを挟んでいた。

 それでもネロアは全く動じる素振りを見せなかった。周りのスケルトンとともに両者に対して等しく警戒し、二人が何をしようとも反撃できる状態をはっきりと示していた。


 二人は攻撃できず、脳内で同じ後悔をしていた。

 ネロアの先の忠告は、慢心でも虚勢でもなんでもなく、本当に自分たちに無駄な争いを避けさせるための『忠告』だった。それに気づけなかった自分たちが情けなくてしょうがなかった。


 そんな時、ネロアは再び救いの手を差し伸べた。

「もう一度、言っておきますよ。お二人とも、今ならまだ無事で帰れます……」


「必要ない、そんな警告なんて必要ない、お前をここで倒せればなぁぁぁ!」

 二度あることは三度ある――レイザックはまたしても自尊心と欲を抑えることが出来なかった。


「【エンチャント・エミット】」

 レイザックは盾を空に向けて構え、盾にエンチャントしていた光属性エネルギーを、全方位へと拡散するレーザーとして放った。


 無数の光線はまず護衛のスケルトンたちに命中した。アンデッド系の性質上、それらはすぐに灰となって消滅した。


「だからそれオレっちに使う前に断れっつーの!」

 アンティルはより翼を羽ばたかせ、さらに高い位置へと退避する。


 そしてネロアは、上空へ紐付き剣を強く投げる。

 剣はある程度の高度まで飛んだところで落下し、アンティルの銃に絡みつく。


 ネロアはジャンプと同時に紐を手繰り寄せ、アンティルに引っ張られる形で空中へと昇る。


「なっ、まさかオレっちを風船みたいに……させるか!」


 アンティルは慌てて銃を手放した。こうすればきっとネロアは落下ダメージでどうにかなってくれるだろう。と信じていた。


 レイザックの拡散レーザーは上方向にも飛んでいる。

 ネロアはその射線と射線の合間をくぐり抜けながら、絡みついた銃ごと剣に闇属性を込めて、紐を振り回し、

「とくと知りなさい! トードイスムカの底力を! 【堕落だらくしょう】!」

 剣と銃を真下のレイザックへと振り落とす。


 レイザックは剣を手放し、両手で盾を持って攻撃を受け止めた。


 奇妙なタイミングでの総括になってしまうが、今回のレイザックたちの敗因は、『敵を知らなすぎたこと』にある。

 今の行動はまさにその総決算たるものだった。


 死国トードイスムカのジョブ【騎士】の特性の一つに、『特定条件下で強化されるスキル』を多く覚える。というものがある。

 今、ネロアが繰り出した【堕落の衝】は、発動時に『相手との高低差が大きければ大きいほど威力が増す効果』が備わっている。


 だからレイザックは、盾越しからくる衝撃を受け止めきれなかった。

 盾が地面に転がると同時に、レイザックの脳天に、トードイスムカを蹂躙されたことによる怒りの鉄槌とも言うべき剣が直撃。レイザックは前のめりに倒れた。

 彼はアイテム【救命の魔石】を所持していた。その一発限りの効果で、突破不可のバリアに包まれ、HP1残った状態でいた。死亡だけは免れた形である。


 アンティルはバリアのすぐ側に降下し、彼の様子を伺い、

「れ、レイザック!? この野郎よくも!」

 ネロアに銃を持っているような体勢で怒鳴り、数秒後に、

「あ、俺の銃……」


 ネロアはアンティルから奪った銃を、逆に本人に突きつけて、相変わらず優しく諭すように言った。

「もういい加減終わりにしましょうよ。僕たちトードイスムカ人のデスペナルティは安いですけど、ミレアの方々はそうもいかないでしょうし」


「そうだ、な。わかりました……」

 レイザックは、すっかりと観念したような顔をしてバリアの中で起き上がった。


「レイザック……やっと冷静になったか」

 

 アンティルが安堵した途端、

「……ただしその終わり方は、こちらが勝手に選ばせて貰う!」

 レイザックはバリアを自ら解除し、素早く拾い直した剣と盾を地面に叩きつけ、

「【エンチャント・エミット】!」

 光属性エネルギーを炸裂させた。


 ネロアは咄嗟の判断で背面へジャンプし、アンティルは急上昇して光属性の爆発から逃れる。

 閃光が静まり、普通に目を開けられるようになった時、レイザックの姿はここから消えていた。


「おい……てきやがったなぁ! アイツ!」

 アンティルは彼を追って撤退しようと翼を羽ばたかせた。

 しかし、すかさずネロアが右羽を剣の投擲で貫き、アンティルを地面に叩き落とした。


 なお、本日二度目の墜落中に【Dt-Do】の効果時間切れで、左の羽も消え失せたため、どのみち彼は逃げられなかったのだが。


 ネロアはアンティルの落下地点へと向かう。

 ちょうど彼は落下時の痛みや、仲間に置き去りにされた怒りで地面でジタバタ転がっていた。


 ネロアは油断を誘われないように剣先をアンティルに合わせたまま歩く。

 するとアンティルは凄まじい早さでジタバタをやめ、ネロアに土下座した。

「頼む、お願いだから殺さないでくれぇ……今ここで殺されたら俺っちは……!」


「殺しはしません。ただ、具体的にはこれから考えますが、貴方には相応の償いはしてもらいたいのですが……」


 しかしアンティルはネロアに耳を貸さず、ひどく怯えた様子で叫び続けた。

「殺さないでくれ! 殺さないでくれ! 頼むから助けてくれ! お、オレっちはまた六等に落ちたくないんだ……『上民』から『破門』されたくないんだぁぁぁ!」


 とにかくアンティルは必死だった。とてもゲーム内でするようには思えない、激情入り混じった懇願を、一切彼を殺す気もないネロアに叫び続けた。


「六等、上民、破門……?」


【完】

《ロジスティクス・サーガ データベース》


■キャラクター紹介

【ネロア・ルォーナピアナ】

 分類:プレイヤー

 所属:死国トードイスムカ

 レベル:21

 ジョブ:【騎士】


 この物語の主人公。

 リニューアルされる前のロジスティクス・サーガをプレイしてきた、歴戦の戦士な少女。

 とある目的のため、この大陸に復帰し、故郷であるトードイスムカにやって来た。

 穏やかで、誰に対しても大抵は丁寧に接するいい人なのだが、ちょくちょく突飛した発想をしたり、常識外れな行動を取るエキセントリックさを併せ持つ。

 

 死国トードイスムカの【騎士】は、一般的なイメージの騎士とは少々異なり、最低限の武装で身を硬め、ガードよりも回避を重んじるプレイスタイルを取る。

 特にネロアは、紐を結びつけた剣を得物とし、普通に柄を持って扱うのはもちろん、紐を伸ばして振り回したり、ワイヤーアクションめいた立体移動をしたりと、場を大きく使った変幻自在のプレイを好む。

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