・登場人物
9章までの登場人物の整理です。
ネタバレを含みますので、
全話を見てからの方がよいかと思います。
・椎野 理香
26歳。
プランシャホテル
エールウェディング課に勤務する優秀なウェディングプランナー。
上司と同僚からの信頼も厚く、彼女自身もかなりの実力者。
誠実な仕事人間のキャリアウーマン。
その正体は、森本繭子の娘・森本心菜であるが
ある事実を聞き絶望し、全てを捨てて
椎野理香という人格へ生まれ変わった。
“椎野理香”としての目的は、憎しみを抱く繭子へ復讐。
彼女の精神を脅かす程に繭子の会社の不正や
繭子の偽のキャリアを暴き、彼女の危うくなる程の復讐を遂げる。
ストレートロングヘアの華奢で、儚さを持つ容姿端麗の美人。
しかしその容姿や容貌には繭子の異父姉である佳代子に生き写しであり、繭子に虐待される要因の一つとなった。
自身の秘密を知ってからは
絶望と憎しみから人格が変わる程に性格が変わるが
冷静沈着で、献身的かつ優しい性格の持ち主である。
(本来の気質は変わっていない)
日々、繭子への憎しみを募らせながら
佳代子の死の真相に迫りながら、繭子に抗う為に奮闘中。
・森本 繭子
心菜(理香)の実母。
JYUERU MORIMOTOの女社長であり、
かつては『ジュエリー界の女王』と呼ばれていた。
宝石会社としては実力者だったが、今は不景気の煽りのせいもあり、会社の実績は低迷している。
異父姉である佳代子に、酷い嫉妬心から憎しみ
彼女に生き写しの容姿と性格を持ち生まれてきた
心菜を精神的な虐待を繰り返しては快楽を覚えていた。
容姿は平凡。
自己中心的かつ欲望深い、計算高い性格で、
人生計画の為に娘である心菜を産んだ。
理香を気に入り
自身の懐に入れようとするも
自身の虚偽やJYUERU MORIMOTOの不正暴かれてしまう。
一時期信じていた依存し理香にすがるが、逆に精神的に追い詰められてしまう結果に。
理香の自白により、理香が心菜であり
全ての首謀者だっだと知り苛立ち、心菜の憎しみが再燃。
だが心菜は自身の人生計画の一部である為、
欲望に満ちた自分自身の人生計画に、心菜を戻そうとする。
・森本 佳代子
繭子の異父姉。理香の叔母。
天性の才能を持ち、将来を有望視されたバイオリンニスト。
しかしあるすれ違いからバイオリン生命を絶たれる事になり、
それを回避する為、家を出ようとした。
しかし家出の前日の夜、食器棚の下敷きになり圧死。
僅か27の若さでこの世を去る。
羽のようにふわりとした雰囲気を持つ、優しく温和な女性。
知性のある優しい性格で異父姉妹と知りながら、
繭子に分け隔てなく接していた。
容姿は理香(心菜)と生き写しである。
・高城 芳久
プランシャホテル理事長の息子(次男)。
理香の復讐者の協力者。
諦観を持ち悟りを開いた、冷静沈着な青年。
高城家の次男と生まれ、兄が後継ぎとして有望視されていた為に
英俊や高城家には冷遇を受けた経験から全てに絶望していた。
しかし兄が死に、プランシャの後継ぎとされている。
膠芽腫を患い、余命が僅かだと知る。
最初は絶望と諦観から手術を拒否し、死を待っていたが
父親のある陰謀を知り復讐の為に生きる事を決意し、手術を受ける。
・高城 英俊
プランシャホテルの理事長。
芳久の父親。後継ぎにしか興味がなく、芳久を冷遇していた。
しかし長男である和久が死に至り、高城家の為に芳久に視線を向け始める。
野心家かつ、野望の尽きぬ性格。
プランシャホテルの為、高城家の為に生きており、
それを邪魔する人間は容赦しない。
椎野理香のキャリアを気に入っている。
・白石 健吾
理香が繭子の情報をリークし、受け入れた記者。
繭子の元恋人で、かつて酷い扱いを受け、酷い憎しみを抱く。
憎しみを抱く理香と利害が一致し、彼女を落とす為に奮闘中するが、
理香と出会い、ある疑念に悩む。
・小野 順一郎
繭子の元恋人。
資産家であり不動産王・小野家の御曹司。
未だに繭子を愛しており、心菜は自分自身の娘だと信じて疑わない。
・小野 千尋
順一郎の娘。
中学生時代に嫉妬から、心菜を虐めていた。
順一郎への愛が強く彼の不倫相手である繭子には憎悪と敵対心を向ける。
自身に異母妹がいると聞かされ、狂乱。
硝子の破片で自分を傷付け、意識不明になるが
意識回復後、森本邸に上がり込み、繭子を罵倒し理香にも危害を加えた。
・尾嶋 博人
心菜の婚約者。
繭子に可愛がられ、また自身の計算の為に婚約者に。
心菜を待ち続けていたが、理香が心菜と知りショックを受ける。
心菜に恋い焦がれ
自分の元へ来るようにとある計画を立て、手段を選ばない。
・森本 心菜
12年前に行方不明。
誰にも見つけられないという謎の人物。
理香が作った偽装工作により、12年前に自殺したという事になっている。
繭子、佳代子を異母姉妹としておりましたが
正しくは異父姉妹ですね。
疑問に思い、混乱を招いてしまった事を
深くお詫びを申し上げます。申し訳ございません。




