登場人物
追記
此方は、第一章の登場人物の説明になります。
森本 心菜 (もりもと ここな)
14歳の少女。繭子の娘。
周りからは、「明るく素直な子」と言われている。
実は、そう見られる様に必死にその振る舞いと努力を続けてきた。
名の通り心の根の優しい、器用な少女。
家では、ヒステリックになる母に怯えて暮らしており
本心では、愛されたいと願っている。(優等生の振る舞いを続けているのもこの理由)
しかし全て空回りしており、心に傷を増やしているが
自分の傷や価値には見て見ぬふりをしている。
母親がヒステリックで自分が罵倒されるのは、
良い子ではないからと思い続け、ただ自分が我慢すれば良いと耐えてきた。
が、自分の虐待されていた本当の意味と母の魔の本性を知り、
母に失望したとともに憎しみへと変わっていく。
森本 繭子
理香(心菜)の実母。
ジュエリー会社を経営する社長。
人当たりの良い表向きの仮面とは反対に、私生活では
"ある理由"から日常的に心菜を、虐待し続けている。
表向きは良い社長・良き母と呼ばれているが、それは偽り。
自分の欲望に埋もれた自己中な性格で、自分の欲の為には手段を選ばない。冷酷非道な女。
心菜には、憎悪という名の執着心を抱いており、
何かにつけて彼女のする事、成すことに皮肉混じりに小言を言う。
章の都合により、加筆しました。