ヒロインの笑顔が終わってた件
短いです。
「でね・・・・・・・。あかつきはどんな子を好きになる・・・・・?あの髪以外で出来ることはないの・・・・・?」
いや、あの髪以外でユリに改善すべきところなんてないと思うんだけど・・・・・。あーでも・・・・。
「笑顔・・・・・・とか・・・・・・・?」
「えがお・・・・・?」
「いや、ユリってあんまり笑わないじゃん。」
私の前以外だと特に。
「だから、ユリが笑顔だともっといいかなー、って。」
笑わないのも、神秘的でどこか不気味な感じを醸し出してて良いんだけど、親しみやすさがね・・・・。ちょっと、というか、かなり近寄りにくいよね・・・・・・・・。
「こう・・・・・?」
「ブフォッ!!?」
なんだその顔は・・・・・。頬がひきつって・・・・なんつーか、おかめさんみたいな顔になっちゃってるよ!?面白いけど!!さっきは綺麗に笑えてたのにどうしてこうなった!?
「いや、そうじゃブフォッ・・・・・こうやってこうで・・・・・・・・・。」
ユリの笑顔劇的改造ビフォーアフターだ!!
* * * * * *
結果。
「あかつき・・・・・・。もうほっぺた痛い・・・・・・・・。」
「あ、うん。そうですか。ソウダヨネー。」
まったく変化はありませんでしたとさ。ちゃんちゃん。
「またいつか、練習しよっか・・・・・・。」
いつかが来ないかもだけど・・・・・・。でもね!!うん!!前向きにいこう!!
「うん・・・・。ゆり、がんばる・・・・。」
や、やっぱ、ユリは天使やったんや・・・・・。
ユリちゃんを書いていると、家にあるフランス人形をなぜか思い出します。
ホントになんでだろ・・・・?




