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妊婦アスペルガー  作者:
小学生
6/31

1年生

小学校へは徒歩40分

登校班は総勢9名

1年生は上級生に挟んでもらっての登校スタイル

ぞろぞろと歩いた


ランドセルの中で

筆箱や教科書がガタガタ音を立てるのが

気になってしょっちゅう後ろを振り返っては

列から遅れた


音がくぐもるのが

面白くて気をとられていたのだが

しっかり者の姉は

列を乱す我をきちんと歩かせようと

後ろから叱っていた


冬は富士山がくっきり見える道があった

青い空に

くっきりと存在する白い山

富士山

毎日ぼーっと見とれていた

きれいだなあと

相変わらず空や雲を眺めるのが大好きなこどもだった


1年生のときは

遊び心のある担任の先生で

チョークが折れると

「チョークが生きてるー!」

と生徒全員に大声で唱和させ

黒板消しが落ちると

「黒板消しが生きてるー!」

と皆が言うのに合わせて黒板の前で指揮をする


のびのびした指導によるものか

明るく、笑顔の溢れるクラスだった

それが授業中もというのはちょっと問題だったかもしれないが

我はこの先生が好きだった

よく笑うから、こわくなかったのだ


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