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妊婦アスペルガー  作者:
幼児期 幼稚園
3/31

内向

我は保育園も幼稚園もさぼりまくった

お金がかかっているというのに

なんということだ

親に無駄なお金を使わせてしまった

申し訳ない


一応言い分がある

騒がしくて苦手だったのだ

なぜ行きたくないのか当時はうまく言えなかったが

だんだんわかった


どこかですぐケンカが始まり

誰かが泣き出す

ばらばらに話す

小声で話さず、大抵が大声で話す

「あのねあのね」

同じ言葉を繰り返す会話


そういう場所だった

混乱の極み


我は家にいた

雨の日は雨だれの音を聴き

長靴を履いてレインコートを着て

水たまりで遊ぶのが大好きだった


晴れた日は

外で土を食べていた


みみずがきっかけだ

夏などひんやりした土の中にいるのを見て

気持ち良さそうだなあと思い

土を触って

食べたのがきっかけだ


美味しくないのに土を食べた

こってり叱られた

こっそり食べた

必ず発覚した

服が土だらけだからか

口の周りについていたのか

母には全てお見通しなのだ!

と思い知った

しかしちょいちょい食べた


今考えると意味不明である

美味しくないのに


家では

機関車トーマスを見るのが楽しみで

森本レオさんの落ち着いた声が大好きだった

特にゴードン

の発音が好きで

ゴードンが出てくる度に大喜びした


姉は毎日きちんと保育園と幼稚園へと通った

母が作るお弁当も残さず食べた

我はお弁当箱を空にすることはなかった


母は嘆いた

「お姉ちゃんのお弁当箱はキレイなのに! なんであんたのはこんなに……」

よく比べられていた


とはいえ

そのお弁当も大抵家で食べた

母は欠かさず作ってくれたというのに

恩知らずなこども


1人で遊ぶ毎日

世界は平和だった


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