表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
妊婦アスペルガー  作者:
大学
12/31

大学

大学はキャンパスが分かれていた

講義を受けるため

教室を移動する


我は何度も道に迷った

キャンパスの中で

どこへ向かったらいいのか

考えるので必死だった

移動時間は短い


講義室が変更になることも

あった

行ったことがない教室だと

もう生きた心地がしない


教授が来るまで

ホワイトボードや

講義室のプレートを

何度も確認する


教授が遅刻しようものなら

パニックだ

(やはりここじゃなかったのでは!どこへ行ったらいいのだ)


少人数ならいざしらず

大人数での講義だと

同じ講義を受けている学生か

見分けるのが難しい


少しずつ

(あの人がいるから大丈夫だ)

きちんと出席する学生を見つけて

勝手に心の拠り所にしていた


決まったクラスがない

というのは

心理的に

負担が大きかった


講義は面白かった

毎日勉強とアルバイトで

どんどん日々が過ぎていった


大学生活を振り返ると

そわそわそわそわ

していたなあという思いが強い


人生で1番遊べて楽しいのは

文系の大学1、2年生と聞くが

そんなことはなかった

キャンパス内で

講義室を探すのに

くたびれる生活だった


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ