とりあえずこいつらの名前が分かっただけよしとするか
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………1から説明させてくれ、俺は普通の高校生、服部 一だった、そして、教室で授業を受けていた筈だ、だが
魔物1「魔王様!!」
一 (どうしてこうなった)
魔物1「聞いてますか!?魔王様!!」
一「あ、あぁ」
魔物1「やはり武術こそが最強ですよね!!」
魔物2「何を言っておる、魔法こそが最強じゃ」
魔物1「何だと!魔法など所詮貧弱な魔導師が使うものだ!」
魔物2「そうやって、鍛えるだけだから脳も筋肉だけになったのじゃないのか?」
魔物1「この、くそ魔導師が!!」
魔物2「本格的に格の違いを見せてもらいたいみたいじゃな」
バチバチ
そう火花を散らし鳥を擬人化したような武術を押す魔物と、ヨボヨボのその鳥の半分ほどの身長の緑色の魔物が言い合う中、俺は焦っていた
一 (ま、まずいこのまま俺が魔王なんかじゃないってばれたら…殺される、こいつらがどんな奴かは知らんが穏便に済ませなければ)
一「単純な力比べではどちらが強いなど決められな…決められぬ、武術にも魔法にも使い所あるからな、分かったら、そんなくだらない事で呼び出すな」
一 (い、一箇所ミスったがこれでどうだ?こいつらの反応によってこれからの俺の人生が変わる)
魔物1「そ、そうですね!すみません!くだらない事で魔王様を巻き込んでしまい!」
一 (あっ、こいつ扱いやすいタイプだ…そして、もう一体の方は…見た感じ頭が良さそうなタイプだが)
魔物2「ふん、今回だけは魔王様のお言葉に免じて許してやる」
魔物1「それはこっちの台詞だがな」
ゴゴゴゴゴ
一「俺…余の前でまだ続ける気か?本気でお前らを消してやってもいいんだぞ?」
魔物1&2「…………ちっ!!」
一 (もうやだ、怖いよこいつら)
魔物1「それでシル、お前魔王様にようがあったんじゃないか?」
どうやら魔導師、緑色の魔物はシルという名前らしい
シル「そうじゃった、魔王様これを見て下さい」
そう言うと水晶を俺に見せてきた、そこには俺と同じ歳くらいの人が1人映っていた
一「何だ?こいつは?」
シル「勇者でございます」
一「勇者だと?」
シル「はい、まだ未熟ですが近い内に我々の脅威となる事も考えられます、芽は早い内に積んだ方がいいと思いますが」
一「ふむ………」
一 (仮に俺がこいつと戦うとしても、戦いなんか全く分からないし、未熟な勇者と互角の戦いなんかすると信用がなくなるな…まだこの世界の事について何も分からないし………ここは)
一「俺…余はこいつに興味が湧いた、そこらへんの魔物でも向かわせとけ、そして、余は強くなったこいつと戦いたい」
シル「しかし、魔王様にもしもの事があったら」
一「我の言う事が聞けぬか?」
シル「……分かりました、アルお前は何か用はあるのじゃったか?」
一 (どうやら鳥の魔物はアルという名前らしいな…)
アル「自分は何も用などないが?」
シル「だったら話の続きをしようじゃないか」
アル「面白い、今日こそ自分が正しい事を教えてやる」
シル「今の内にほざけ、私が正しいのじゃからな」
そして二人は部屋から出て行った
一 (……どうしよう)