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46.




史の能力を聞き、影夜の案内でとある場所へと向かう。


「……あんたの知り合いはなんでこうも山奥とかにいるのよ」

「見つからないようにだろ」


前にも一度、とある人物に会うために山奥へと足を踏み入れており普段鍛えている青海たちはまだいいが、入ったばかりの史には過酷。山に入って二十分ほどで力尽きてしまった。


「すみません……」

「鍛えてなきゃこんな道キツいから気にすんな。一人背負っててもそう変わらん」


体力には自信があり史を背負っても問題ないという影夜が史を背負い歩いていくが、目的地はいまだに見当たらない。


「また何か細工されてるとかはないよな」

「能力複数持ってなければない」

「能力って、一人につき一つですよね……?」

「例外のバケモノがいるのよ」

「こちらを見て言うのはやめてくださいませんか。私は理の外に出てませんので」


慧斗は能力を一つしか持っていないが、能力が万能故に複数の能力を所持しているかのように見える。


「……見えたぞ」

「何も見えないけど」

「え、ありますよね?」


史の目には少し遠いが古びた屋敷が見えた。それを伝えるが、どうやら影夜以外は見えていないらしく、影夜が能力を使用することで全員の視界にそれが映った。


「手入れされてないな」

「本当に住んでるのかよ」

「お前ら、変なことするなよ」

「交渉はあんたの分野だからしないわよ」


史を降ろし、扉をノックするも反応はない。ドアノブを回せば開き、少し中を覗くも明かりは付いていなかった。


「ガセ掴まされたとかは?」

「ガセはない。あるとすりゃ、拠点移したとかだ」

「というか、誰に会いに来たの」

「言ってないっけか?」


報連相という社会において大事なものがなっていない。


「俺の親の知り合いのメノウ」

「メノウ!?」

「うるせぇ…」


メノウに会いに行くというだけでも驚くというのに、親の知り合いということは、何かしらの要因でメノウと密接な関係にあるということ。

史は青海たちの方を見て知っていたのかと聞けば、青海たちからは影夜と無愛は特殊で特例なのだと返答される。


「こんな場所まで遥々来るとは、軍というのもずいぶんと暇になったものですね」

「っ!?」


声がした方を見てみれば、そこには白い六つの翼を持つ男がいた。


「はじめまして。国防軍さん」

「………はじめまして。父親から聞いてはいたが」


影夜はその男へ向けて、鋭い言葉()を突き立てた。


「【傲慢(ルシフェル)】と瓜二つってのは本当らしいな」




「名前変えたのな」

Rayになりました〜。

「ライ? レイ?」

れいです。元々変えようかなって思ってまして、なんとなく今日変えました。

「まぁ、だからなんだという」

それはそう……。


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