表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
超メンヘラ男の病みノート  作者: 露無準人
1/4

20年生きてきた人生の感想

 一言でいうとゴミ。


 ただ辛いことと苦しいことに耐え続けるだけ。


 何の意味もないし、何の価値もない。


 子どもの頃とかは楽しいこともいっぱいあったけど、中学生ぐらいになってからはそれがどんどん減っていって、もう今では何が楽しいのかすらわからない。


 めんどくさい。全部がめんどくさい。


 勉強、就活、仕事、人生でやらなきゃいけないことはたくさんあるくせに、やりたいことは一つもない。


 ほんと、何のために生きてるんだろう。苦しむため?不幸になるため?


 今まで楽しかったことってなんだろ。ゲームとかアニメとか?昔は凄いハマってたけど、今はどっちをやるにしてもめんどくさい。


 それに比べて、今まで辛かった・苦しかった・悲しかったことならいっぱいある。


 中学の頃いじめられたこと、めちゃめちゃ好きだった女の子に告白できなかったのをずっと後悔してたこと、ずっと勉強頑張って受けた第一志望の高校の受験に失敗したこと、イケメンになるためにいろいろ努力したけど結局ブサイクのままなこと、高校の頃ずっとぼっちでいい思い出が何一つないこと、大学受験のためにいっぱい勉強したのにまたしても受験で失敗したこと、一番辛い時期に一番頼りにしてた両親に相手にしてもらえなかったこと、など。


 パッと出てくるやつだけでこんだけあるわけだから、たぶんもっといっぱいあると思う。


 こんなこというと、不幸アピールすんなとか、お前が頑張ってないだけとか言ってくる人がいると思う。そんな人たちに向けて一言。


 死ね。


 せめて、俺の目と耳が届かない範囲に消えてくれ。頼むから。


 きもちわるい。人の気持ちなんて1ミリも考えずに、ドヤ顔で自分の価値観を押し付けてくる連中が世界で一番きもちわるい。


 別に、俺だって好きで不幸アピールしてるわけじゃないんだよ。出来ることなら幸せになりたいよ。幸せアピールして周りからチヤホヤされたいよ。でもしょうがないじゃん。不幸なことしかないんだから。幸せなんて何一つないんだから。


 お前が頑張ってないだけっていう人達に関しては……俺がどれだけ努力して、どれだけ失敗して、どれだけ辛い思いしてんのか、何一つ知らないくせによくそんなこと言えんね。


 そーいうこというやつって、どーせ今までクソみたいに生ぬるい人生送ってきたんでしょ?それで辛いことなんて全くなくて、ぬくぬくと幸せな時間を過ごしてきたんでしょ?だから人の気持ちがわかんないんでしょ?


 本当に辛いことを経験したことのある人達は、痛みや悲しみを知ってるから、他人の気持ちを考えられて、優しい人達が多いと思う。


 かくゆう俺も、人の気持ちがわかるかって言われると、自信はない。でも、ちゃんと人の気持ちは考えるし、自分の価値観を押し付けるなんてことは絶対にしない。そんなことする奴は人として論外。サル以下。今すぐ死ね。


 ここまで、俺が嫌いな「人の気持ちを考えない人達」のことを顔真っ赤にしてボロクソに叩いてきたけど、でも実はそーゆう人達のことが羨ましい。だって、そーゆう人達に限って人生楽しそうだから。


 さっきも言ったけど、人の気持ちを考えない人って、本当に辛いことを経験したことがない人達だと思う。それって、凄く幸せなことじゃない?俺の人生と交換してほしいんだけど。


 人生で辛いことなんてほとんどなくて、普通に努力して、普通に生活して、普通に楽しい人生を送る。中には幸せになるやつだっているかもしれない。


 なんで?なんで世の中には普通の人生を送ってる人がいるのに、俺は不幸なの?俺がなんか悪いことした?それとも努力が足りなかった?普通の人よりは俺の方がよっぽど人生で努力してると思うんだけど。なんで?本当になんで?


 結局、世の中運ゲーなんか?顔も、金も、才能も、親も、環境も、自分が幸せになれるかどうかも、全部生まれたときから運命で決まってんのか?


 ……まあ、どうでもいいけど。どうせ俺の人生なんて終わってるも同然だし。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ