表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
68/80

68 脱力

 空には雲1つ無く、太陽がその瀰漫(びまん)な光を奏で海は高らかに呼応して歌い、砂浜は星辰のように煌めき、まるで、夢幻を描き続けているようである。人は多い。


 はじめは、海パンのサトルが恒例のアホになって、砂浜を走っていったが、水着のアンナも負けじず劣らずサトルの跡を追いかけた。


 迫り来る波に漂う、妖精をサトルは払い除けた。


 【二人だけの世界にしてくれ!】


 それからサトルとアンナは、波に時々(さら)われながら、成熟した大人に、憧れるかのように戯れた。


 しばらく、顔面がしょっぱくなるほど、それを続け、はじけていたが、ある程度のところで、二人は疲れてしまい、所謂、海の家で休むことにした。


 肌がやけに褐色に焼け、(たくま)しく見えてしまう、店員に、サトルはテキトーな顔をしてドリンクを頼んだ。


「メロンソーダーとこの……ブルーハワイのかき氷」

「ええっと、オレンジジュースと……イチゴで」


 店員は、白い歯をここぞとばかりに魅せながら、フレンドリーあるいは、ハートフルに言った。


「はい、かしこまりました!ごゆっくりどうぞ~」


 サトルとアンナは、しばし黙り込んだ後に、いつものように、お喋りをはじめた。


「じゃん、これなんでしょう」

「えっ、それは……、遠い日の追憶」

「違うよ、これは、た・だ・の貝殻だよ」

「もう、ふざけないでよ」

「ふ、ふざけました。も、申し訳ございませんでした」

「それ、心から謝ってないでしょ?」


***


○脱力のスケッチ


・子供のようになる。

・自然体。傾聴。

・おなら。デトックス。忘れる。

・自分から抜け出す。対象と1つになることにより、自分から抜け出す。忘我。無心。無漏の善。無我夢中。

・日頃の自分からワープする、非日常感。

・象徴的な意味の酒。

・気付いたら、頭が下がっている。

・頼る、託す。自分以外の何かに頼り切ってしまう。全託。

・アストラル体を眠らせて、カラーナやプルシャの意識を起こす。仮死状態。

・自分や他者に、余計な注文はしない。必要以上できるだけ行わないようにする。また、必要以上してしまった場合、その人や状況を背景まで考慮して、理解して、(ゆる)す。

・喜怒哀楽をハッキリと出す場を設ける。

・時々夢の世界で起きたことを現実に持ち込む。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ